0からのシンセサイザーのくりっぱーことKurippertronixxx@Kurippersynthです。
今回はTone2の “Neo FM” シンセサイザーのNemesisのレビューです。
Tone2の音源、国内であんまり使ってる人のイメージないですけど、どうなんでしょうねぇ^^;
FM音源といえば最近ArturiaからDX Vが発売されましたねー。
屈指の名シンセ、YAMAHA DXの完全再現したとあって楽しみです。
話をNemesisに戻して、まず“Neo FM”って響きがいいですね ( 笑 )
Nemesisって昔シューティングのゲームソフトであったような。
FMシンセサイザーといえば
YAMAHAのDXシリーズが有名ですが
近年は本家YAMAHAからreface DXやMontageなど
ハードウェアの現代のFMシンセサイザーが発売されたりして最近主流のウェーブテーブル音源とともにFM音源も盛り上がってますね。
ソフトウェアでもFMシンセサイザーは
Native Instruments FM8やフリーのDEXEDなど沢山ありますが、
DXからアナログシンセには成しえない硬質で柔軟な音色変化など音作りの可能性が無限にある分、パラメーターが膨大で効果がわかりにくいという面もありました。
ArturiaのDX Vはまだ使用したことないのでわかりませんが。
FM音源ってキャリアーをモジュレーターでくすぐる(変調)っていうのが音作りの基本ですが、このNemesisはインターフェイスをシンプルにしてさらに上の次元を目指したシンセサイザーといえるのではないでしょうか。
とはいえやっぱり多用な合成方式とか自由度高すぎて一から目的の音作るの難しいんですが^^;
・ユニークで特徴的、そして他の追随を許さないほどの音質を誇ります。
・FM に新たな、ユーザーフレンドリーなアプローチを提供し、FM シンセシスのスキルに関係なく、誰でもコントロール可能にします。
・手軽なプリセットの調整と、お手持ちのサウンドの編集を実現します。
・従来のFM シンセシスの重要な点をすべてカバーし、従来悩まされていた「ベルスタイル」の音にとらわれません。他のFM シンセより広いレンジをカバーします。
・従来の金属音やFM の弱点に苦しむことはありません。
・加算、フォルマント、ウェーブテーブル、フェーズ・ディストーション、シンク、レゾなどの22 の合成タイプを備えています。
・プロフェッショナルによる、1,000 ものプリセットを収録しています。
・他のシンセでは実現不可能な独自のサウンドを多数備えています。
・近代的なものに限らず、全ての音楽スタイルに最適です。
・波形の読み込み、再合成、アディティブ・スペクトラル・エディターにより、サウンドの、無限の可能性を提供します。
・真のステレオユニゾンx4
・柔軟で革新的なルーティングオプションと、ハイエンド・クオリティのエフェクトを搭載。
・設定オプションの豊富な選択肢を伴う、トランスゲート。
・低負荷にも関わらず、高品位なサウンドの再生を実現。
・パワフルで簡単に使えるアルペジエイター。
キャリア+モジュレーター×2の構成です。
スペクトラム・エディターもあります。
・このソフトは国内で買うとマニュアルがある ( 笑 )
・いわゆるFMシンセサイザーはパラメーターが多くエディットが困難だけどこのシンセは少ないパラメーターで合理的に音作りが出来る。
・ほぼ1画面で統一されている。
・例によってアルペジエーター(^^;
・シンプルにまとめられてると思うけど多様な合成があってやっぱりFM音源は難しい。音は良いけど初心者にはキツいかも。
・プリセットにトランス系ばかりではなくていわゆる80’s系のFMシンセ音も入れて欲しかった。(拡張サウンドで対応してるかもしれませんが)
サウンド ★★★★
操作性 ★★★★
視認性 ★★★★★
負荷 ★★★
拡張性 ★★★★★(メーカーのHPより拡張プリセット購入可能)
お買い得度 ★★★
EDM
トランス
テクノ
ポップス
基本的に2オシレーターだけど4オペレータのFMシンセサイザーになるのかな?
全体的にプリセットはトランス/EDM系が多い気がします。
アルペジエーターやゲート機能があるのでエレクトロニックなダンス系の音楽は作り易いと思います。
従来のFMシンセサイザーに比べてパラメーターが少ない分、アナログシンセ感覚で扱うことが出来ます。
拡張サウンドの「Arpmania expansion」追加するとアルペジエーターも追加されるっぽいから今度買ってみようかな。
https://www.tone2.com/nemesis.html
見にきていただけるとうれしいです^^