Marronfieldsproductionのブログ

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わたくしの音楽履歴 ~vol. 2~ SOFT BALLET

TM Networkでシンセを始めた僕はKB SpecialやKeybordマガジンなどを購読するようになり音楽や機材の勉強やコピーなどをしていました。

 

基本的にリスナーとしてはTMとその周辺のアーティストを聴いていました。

ある日僕が使っていたシンセサイザーのEOSのムック本に記されていた日本のテクノの歴史みたいなコーナーでSOFT BALLETというバンドを知ることになります。

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SOFT BALLET

遠藤遼一(Vocal)

解散後はソロプロジェクトのENDSとして活動

森岡賢 (Synthsizer/Piano/Prog/Guitar)

解散後はKEN MORIOKA名義でのソロ、アレンジ、プロデュースワーク、サポート・キーボード他、元GRASS VALLEY出口雅之とジェントルマン・テイク・ポラロイド、元SOFT BALLET藤井麻輝とのユニットminus(-)として活動

藤井麻輝(Synthsizer/Prog/Guitar)

解散後はプロデュース、She Shell、Buck-Tick今井寿とのSCHAFT、ヴォーカリスト芍薬とのユニット、SUILEN(睡蓮)、SOFT BALLET森岡賢とのユニットminus(-)として活動

 

雑誌なんかで存在は知っていて何やらあやしいイメージで一体どんなバンドなんだ?って思っていましたがYoutubeなどまだない時代、たまたま観た音楽番組にテレビ出演してて「WHITE SHAMAN」という曲をパフォーマンスしていました。

 

「なんだこのバンド、スゲーカッコいいっ!!!!!!!!!」と思いました。ヴォーカルの人はオペラみたいな歌い方だし、キーボードの人はクネクネ踊ってるだけだし(笑)、もう1人のキーボードの人は直立不動で黙々と演奏してるし。。。すべてが斬新でした。TM Network同じ形態のシンセのポップなんだけど音の使い方やアレンジのアプローチが全然違う感じがして当時高校生の僕は衝撃を受けました。歌詞も愛だ恋だのっていう感じじゃなったし(笑)

 

SOFT BALLETはポップな森岡さん、ストイックな藤井さんという両クリエーターの曲を遠藤さんの独特な声で歌い上げるというスタイルのバンドです。デビュー当時はまだ日本で馴染みのなかったEBM(エレクトリック・ボディ・ミュージック)を大胆に取り入れていました。個性的なヴィジュアル、イギリスやアメリカの先鋭的な音響アプローチなど取り入れていて当時の音楽シーンでは異彩を放っていました。

 

シンセもアナログからデジタルシンセ、サンプラーなんかを駆使していてサウンド自体もドラムやヴォーカルにディストーションが掛かって歪んでたり今まで聴いた事のない音楽でした。

 

あの体験がなかったら今僕は音楽作ってなかったのかもしれません。

 

お気に入り作品

INCUBATE (1993)

 リアルタイムで初めて買ったSOFT BALLETの作品。一番好きな作品です。

音もヴィジュアルも個人的にはこの時期が頂点です。

前作「MILLION MIRROS」でバンドの音楽性を開花させて本作ではこれまで以上にポップな森岡/ストイックな藤井の両コンポーザーの特徴を生かした作品になってます。

オーケストラとダンスビートをミックスした大曲「PARADE」、初めて聴いて衝撃を受けた「WHITE SHAMAN」、あとの睡蓮につながるような「DEEP-SETS」、藤井さんの真骨頂ともいえるインダストリアル・ロック「PILED HIGHER DEEPER」など聴き所満載です。

 

DOCUMENT (1990)

 2ndアルバム。まだ荒削りな部分も多いけど当時から個性は確立されてる感じはします。ポップでダンサブルな森岡/ストイックな藤井という図式はデビュー当時から確立されていて基本ポップソングは森岡さん担当でしたがこの時期は藤井さんもポップな曲を作っていました。藤井さん屈指のポップソング「Escape」は初期のSOFT BALLETの名曲ですがあまりセールス的に振るわなかったらしく以降藤井さんは明確なポップソングは作らなくなりました(^^;

 

MILLION MIRROS (1992)

 この作品の前にバンドはレーベルを移籍しています。

それまでのSOFT BALLETは海外のテクノ/ニューウェーヴ/インダストリアル/EBMをわかりやすく解釈して作品に取り込んでるっていう要素が結構ありましたがこの作品ではアンビエントやノイズなど大胆に取り入れてそれらを昇華させてまさに彼らにしか出来ない音を開花させたような作品になりました。

基本音が優先のバンドなのでヴォーカルはちょっと弱い感じでしたがこの作品からヴォーカルの遠藤さんの表現力も一気に上がって完全に音と調和した世界観を構築しています。

 

バンドは一度1995年に解散しますが2002年に再結成しました。

相変わらず素晴らしいサウンド/パフォーマンスでしたが個人的には遠藤さんの雰囲気が変わりすぎてSOFT BALLETとしては違和感ありありでした。ENDSはライブも観に行ったし大好きなんですけどね。

 

2014年に藤井、森岡の旧メンバーでminus(-)を結成して活動開始します。

ブログでも取り上げましたが森岡さんは2016年6月3日に心不全の為亡くなりました。

あらためてご冥福をお祈りいたします。

 

 SOFT BALLETを聴いて新たな音楽的欲求に駆られた僕はテクノ/ニューウェーヴ/インダストリアルという音楽ジャンルを知って海外の音を探索するようになります。

 

TM Networkで音楽に目覚めた僕はSOFT BALLETにその後の色んな音楽や打ち込みの手法を教えてもらったような気がします。

続く