くりっぱーとろにくすのブログ

電子楽器や音楽のワクワクを共有したいブログ

【スポンサーリンク】

My MIDI Module of Life

最近の制作はパソコンで色んな音源を立ち上げて作曲できるようになりましたが昔は鍵盤のないラックのモジュールで制作するのが定番でした。

ラックにお気に入りのシンセモジュール詰め込んで悦に浸ってたりwでも複数台使ってると発熱がすごくて部屋のクーラーとか効かなかったり(^^;

 

ラックのシンセやサンプラーは結構使ってきたけど今回は僕が使ってきたMIDIマルチ音源系モジュールに絞って書きたいと思います。

マルチ音源とは音作りというよりはプリセットの音を沢山使って曲作りする音源のことでKORG M1以降のサンプリング音源(PCM音源)の普及と共に80年代後半~2000年くらいの間にデモ音源やプリプロ音源の定番機材でした。

 

KORG 05/W

f:id:Marronfieldsproduction:20160610063429j:plain

最初に買った音源モジュール。

歴史的名機KORG M1のハーフラック・モジュール。ちっこいわりに音が良かった気がします。複数の音を組み合わせるコンビモードは結構ゴージャスな音が出たような気がします。

KORGのシンセは好きだけど、どうもコンビモード苦手。。。

 

ただこのサイズですので本体でのエディットがかなり困難でした。今みたいにパソコンとかエディターソフトって感じでもなかったし。(実際あったのかなぁ?)

 

Roland JV-1080

f:id:Marronfieldsproduction:20160610063428j:plain

打ち込みをある程度おぼえて「ちゃんと音楽制作しょう!」って思った時に買った音源モジュール。10万以上したなぁ。

でもその甲斐あって音はすごく良くて16パート使えてエディットも階層が練られてて音作りの幅も広いし最高でした。

世界的に大ヒットしたモジュールでプロのラックにも必ずセットされてましたね。

このシリーズがヒットした要因はボードを追加することで手軽に音源が増やせるってことだと思います。実際僕もテクノとヴィンテージのボード積んでました。

個人的にも一番使ったラック・モジュールなので思い入れアリアリです。

 

現在はこの後継機のJV-2080にワールドとアジアの音源ボード積んで使っています。容量は今のソフト音源に比べたら塵みたいな量だけど、、、やっぱり音楽って容量とかじゃないんですね、90年代の音が欲しい時には確実に良い仕事してくれます。

 

Quasimidi QUASAR

f:id:Marronfieldsproduction:20160616110717p:plain

今はなきドイツのQuasimidi社の音源モジュール

海外でマルチ音源のモジュールって珍しかったと思います。RolandのJVシリーズが大ヒットしたからそのへんも意識してたのかな?

ドイツということもあってかテクノの神様クラフトワークが使ってたり、「M.A.S.S.(Multi-Algorithm-Sound-Synthesis)」という音源でFM加算合成もできる!みたいなふれこみでしたが実際はPCM音源でそういう波形があるってだけの感じでした(^^;

これが実際に出来ればすごいシンセだったんですが。。。

音源としてはいわゆるいろんな音が出せるPCMシンセなんですが僕の使い込みが甘かったのか、これといって個性も感じられず希少価値は非常に高いんですが、、、結局シンセとしてはオケに埋もれちゃう感じだし、そこまで使わずに手放しました。

やっぱり国産機のジャパニーズ・クオリティはスゲーってことですね(^^ゞ

 

KORG TRITON

f:id:Marronfieldsproduction:20160610075818j:plain

ラックではないんですがこれも音源/ライブ用シンセとしてよく使ってました。

ワークステーションシンセの雄、KORGM1以降90年代に大ヒットさせたシンセサイザー

KORGらしい派手な出音でピアノやシンセパッドなんか好きでよく使ってました♪やっぱりKORGのコンビモードは苦手ですが(^^;サンプリングもオマケ程度じゃなくてちゃんと使用に耐えうるものでしたし。

TRITONはポップ系からロック、テクノ/クラブミュージックまであらゆるジャンルのクリーターに支持されてました。特にヒップホップのトラックメーカーにとってはAKAI ProfessionalのMPCと並んで大人気だったようです。

このシンセも拡張ボードを追加することで手軽に音源を増やせました。

僕はヴィンテージのボードとフィジカルモデリングのMOSS音源を積んでました。

 

制作にライブに15年くらい使ってましたが、使用頻度が減ったのとボタンの調子が悪くなって昨年泣く泣く手放しちゃいました。

今は同等の音源を積んでるKARMAを使っています。

f:id:Marronfieldsproduction:20160617210333j:plain

KARMAもTRITONの音源詰めるのでTRITONに積んでいたボードをそのまま積んでます。現在ならデータで済むんでしょうけど中空けてボードを自分で付けるタイプです(^^ゞ

 

VSTソフトシンセが音楽制作に普及してくるとラックシンセやサンプラーはその領域を奪われてしまいました。今ラックのマルチ音源ってRolandINTEGRA-7くらいで殆どないですしね。

逆にソフトでマルチの音源って少ないですね。国内だとKORGM1RolandSound Canvasくらいかな。

海外だとカナダのre-FX社のNexsusが強いですね。派手な出音とやっぱり拡張出来るライブラリが人気みたいですね。←欲しいっ!