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【機材レビュー】YAMAHA reface DX

ここ最近YAMAHAreface DXをライブのメインシンセに使ってみたり久しぶりにいじってます。

 

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YAMAHA refaceシリーズは

CS (アナログ・シンセサイザー)

DX (FMシンセサイザー)

YC (コンボ・オルガン) 

CP (エレクトリック・ピアノ)

YAMAHAの歴代の名機をミニ37鍵盤で再現したキーボードです。

 

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近年、過去の名機を踏襲したキーボードやシンセサイザーはミニ鍵盤のものも増えてきました。KORGMicro KORGMS-20ARP ODDESEY、RolandのJD-xiなど

その中でYAMAHAが満を持して発売したのがこのrefaceシリーズです。

楽器メーカーとして鍵盤に拘るYAMAHAだけあってHQ(High Quality)MINI鍵盤の質が高く、他のミニ鍵盤より演奏性が考慮されてる感じがして楽器としての演奏を楽しめます。

もちろんUSBやMIDIで繋いで他の鍵盤から演奏することも可能です。

電池駆動可能でスピーカー内蔵なのでどこでも音が出せます。

もちろん電源アダプターも付属しています。

さらに外部入力もあるので音楽プレーヤーやスマホを繋いで演奏することも可能です。

開発者の方がインタビューで

アコースティックギターみたいにどこでも演奏出来る楽器としてのキーボードを作りたかった」

とおっしゃっていましたが、まさにそれを実現しています。

リビングでもベッドルームでもライブハウスでもクラブでもどこでも楽しむことができます。

ガッツリ高機能なシンセもいいけどこういうちっこいのもかわいくて愛着湧きますね^^

インターフェイスの設計も後発だけあってかなりこだわった感じがしますね。

造りもしっかりしていて安っぽさはありません。

 

前置きが長くなりましたがその4つのキーボードの中から僕が選んだのはFMシンセサイザーreface DXです。

refaceはCP / YC / CSがアナログ楽器でコントロール素子がすべて触れるのに対して、DXはシリーズの中で唯一デジタル楽器なのでエディットが階層式なので他のモデルとはちょっと違いますね。

 

reface DX - reface - ヤマハ株式会社

 

個人的にハードFMシンセサイザーは初めて買ったYAMAHAEOS B700と当時のフラッグシップの音源モジュールTG77以来です。

 

基本的にオールマイティな音作りが可能ですがFM(Frequency Modulation)音源はアナログシンセでは出せない硬質な音や煌びやかな音、過激な音色変化というのが特徴ですかね。

DXピアノといわれる、もはや一つの楽器の音になったピアノやメタリックなベース、金属的な音なんかが有名ですよね。

逆をいえばDXが苦手な音はアナログシンセの方が得意なことが多いです。

MIDIコントローラーをつないでコントロールナンバーを割り当てればコントローラーを使ってリアルタイムエディット出来ます。

残念ながらオペレーター以降のADSRなどのコントロールは出来ないみたいです。

 

MIDIコントローラーで確認出来たパラメーターです。

(【】はMIDIコントロールナンバー)

・ALGO (algorithm)【80】

・OP1 LEVEL (output level)【85】

・OP1 FB (feedback level)【86】

・OP1 FB (feedback type)【87】

・OP1 FREQ MODE【88】

・OP1 FREQ RATIO/FREQ (coarse)【89】

・OP1 FREQ RATIO/FREQ (fine)【90】

・OP2 LEVEL (output level)【102】

・OP2 FB (feedback level)【103】

・OP2 FB (feedback type)【104】

・OP2 FREQ MODE【105】

・OP2 FREQ RATIO/FREQ (coarse)【106】

・OP2 FREQ RATIO/FREQ (fine)【107】

・OP3 LEVEL (output level)【108】

・OP3 FB (feedback level)【109】

・OP3 FB (feedback type)【110】

・OP3 FREQ MODE【111】

・OP3 FREQ RATIO/FREQ (coarse)【112】

・OP3 FREQ RATIO/FREQ (fine)【113】

・OP4 LEVEL (output level)【114】

・OP4 FB (feedback level)【115】

・OP4 FB (feedback type)【116】

・OP4 FREQ MODE【117】

・OP4 FREQ RATIO/FREQ (coarse)【118】

・OP4 FREQ RATIO/FREQ (fine)【119】

 

reface DX仕様

鍵盤数:37鍵
鍵盤種:HQ(High Quality)MINI鍵盤
イニシャルタッチ:○
音源方式:FM音源
最大同時発音数:8
タイプ数:12(アルゴリズム
ボイス数:32
エフェクト:ディスト―ション、 タッチワウ、 コーラス、 フランジャー、 フェ―ザ―、 ディレイ、 リバーブ

 

オシレーターをフィルターで削って音作りしていくアナログシンセサイザーとはちがってFMシンセサイザーオシレーターの代わりにオペレータというものが存在しています。

キャリアーをモジュレーターで変調させて音作りしていきます。

 

従来のDXは6オペレーターで廉価版は4オペレーターでした。refaceも4オペレーターですが各オペレーターでフィードバックを調節可能になり、従来のDXシリーズよりも調節の幅も広く、各オペレータでSAW(ノコギリ)波がかんたんに作れるようになりました。

そしてやはりノイジーな音の暴れかたはFM音源ならではですね!

 

エフェクターも内蔵しているのでエレピの音なんかも単体でもかなりよく鳴りますね♪

音色メモリーは4バンク×8音色の32音色保存可能です。iOSアプリの reface captureというアプリを使えば音色の管理が出来ます。

 

いまさら知ったのですがYAMAHA Soundmondoというサイトがあり、ここでは世界中のrefaceユーザーが作ったパッチをシェア出来ます。

 

Soundmondo

 

特に他のモデルより音作りの幅が広いDXユーザーにはうれしいサイトですね。

使い方はかんたんでユーザー登録してパソコンとrefaceを繋ぐだけです。

 

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■気に入っている点■

・いつでもどこでも電源を入れて演奏が出来る

・外部入力もあり、オケ的なものを流して簡易ライブみたいなことも可能 

・音は特化してるだけあってかなり本格的

・ミニ鍵盤の質がよく他のミニ鍵盤では味わえない演奏感がある

・ノコギリ波がかんたんにつくれる

・サイトにて世界中のユーザーが作成したパッチのシェアが可能

・4機種の中で唯一音色メモリー機能がある

(オリジナルもメモリーできたし、さすがにFM音源はね。。。)

 

■惜しい点■

・タッチ・スライダーはデザイン的には好きだけどちょっと使いにくいのでライブには不向きな感じ

モジュレーション・ホイールも付けて欲しかった

・DXの再現というのであればアフタータッチ( 鍵盤の押し込む強さによるパラメーターのコントロール )もあれば最高のミニ鍵盤だった

MIDIコントローラーでアサインできるのがオペレーター系のパラメーターのみ、メーカーさんに確認したところSys-EXを用いれば可能だけど現実的でないとの回答

 

個人的評価 (★5点満点)

サウンド   ★★★★★

操作性    ★★★

視認性    ★★★

拡張性    ★★★ ( アプリでの音色管理、ブラウザでのパッチの共有が可能 )

お買い得度  ★★★★

 

おススメジャンル

ポップス

ロック

フュージョン

ジャズ

EDM

トランス

テクノ

アンビエント

 

■総評■

ミニ鍵盤でありながら楽器としてのポテンシャルを追求したYAMAHAらしいキーボードです。一応MIDIやUSBも付いてますがMIDIキーボードというより単体の楽器として使うって感じですね。MIDIで鳴らすというよりは鍵盤を演奏するっていう感じですね。

エレクトリック・ピアノのCPは「エレピ弾きたい人がミニ鍵盤なんて必要とするものなのかな」とか思っていましたが、実際に試奏してみてクオリティの高さにびっくりしました。全然欲しくなりました(笑)

アナログ・シンセサイザーのCSも良かったです。YAMAHAのアナログ・モデリングってすごくクオリティが高いですしね。

とにかく実際に楽器屋さんにいって弾いてみることをおすすめします!

手軽に使えて奥が深い、refaceシリーズのコンセプトですかね。

最近の製品で「なんでこんな機能ないの!?」みたいなこともあるんですが、そういうのも含めて開発者の方達は演奏するためのrefaceという楽器を作りたかったんでしょうね。

 

たまにはMIDIDAWを忘れて楽器で遊ぶのもいいかもしれませんね^^

 

reface VLなんてあったら期待ちゃいますね。

 

 

オプションのアタッチメントでショルダーキーボードとしても使用可能です。

(僕はしませんが…(^^;)