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UVI Falcon 2 その14 ~PLUCK編〜|初心者でもわかる 操作方法 解説

0からのシンセサイザーのくりっぱーことKurippertronixxx@Kurippersynthです。

 

 

 

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 フランスのメーカーUVIさんのソフトウェアの

 

 

とにかくいろいろすご過ぎる要塞みたいなシンセサイザー

 

 

Falcon 2の動画連動ブログです。

 

 

www.uvi.net

 

 

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 今回はサンプルの持つ自然な減衰をシンセサウンドの合成に使用するフィジカルモデリング音源のPLUCKオシレーターです。

 

 

UVI Falcon 2 PLUCK

 

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~以下マニュアルより~

 

MIXER - ミキサー
MIXER(ミキサー)セクションは、SAMPLE(サンプル)SYNTH(シンセ)NOISE(ノイズ)の3つオシレーターボリューム(バランス)で、イニシャルエクシテーション(弦振動を発生する初期段階)ソースのキャラクターを決定づけます。


SAMPLE - サンプル
SAMPLE(サンプル)ディスプレイは、外部からのオーディオサンプルのドラッグ&ドロップ、あるいはその上のメニューからファクトリープリセット波形を選択します。読み込まれた波形が、エクシテーションとして扱われます。


この画面上のマーカー:サンプルスタート(S)とサンプルエンド(E)で、波形の範囲を設定します。Startは、サンプルスタートタイム、Detuneは、オシレーターピッチの微調整(±48セント)、KeyFollowは、鍵盤演奏によるフィルターの適用度を設定します。


プリセットメニュー左隣の2つのカーソルボタンで、サンプルプリセットを切り替えることができます。


INTERPOLATION MODE(インターポレーションモード)は、サンプル再生の品位を設定します。Best(ベスト)に設定することでより高品位、Lo-Fi(ローファイ)に設定することで、CPU処理を軽減することができます。


SYNTH 

シンセBRIGHTNESS(ブライトネス)は、エクシテーションソースのデューティーサイクルを変更し、パルスワイズモジュレーションと似た効果によって、エクシテーションソースの明るさを調節します。


PICK FILTER - ピックフィルターピックパラメーターは、撥弦ポジションの調節に使用します。


PICK FILTER(ピックフィルター)で、ピッキングによる弦振動の発生をシミュレートします。


POSITION(ポジション)で位置、DEPTH(デプス)で、ピッキングの強さを設定します。


CONTOUR

コントゥアSHAPE(シェイプ)は、エクシテーションソースの丸み、あるいは厚みを調節します。マイナス値は丸み、正数値は厚みを調節します。


ROLLOFF(ロールオフ)は、ローパスフィルターの周波数を設定します。


DYNAMICS(ダイナミクスは、高音域のアッテネーションをdB(デシベル)単位で設定します。この設定値は、ノートオンベロシティの最大と最小(=強弱)の差をあらわし、ベロシティが弱いほど、高音部の響きが制限されます。

 

 

FINGER - フィンガー
HARMONIC RATIO(ハーモニックレシオ)は、トリガーノートに対する倍音を設定します。1.00に設定した場合、基音を発します。2.00に設定した場合、基音の1オクターブ上の倍音が追加されます。例えば、実際の弦振動ではすべての倍音が明確に発生しません。一般的に整数値(1.0、2.0など)を使用します。また、1.5(3/2)、1.33(4/3)、1.25(5/4)などの値も有効な設定値です。また、設定値 = 1.01は、パームミュートのシミュレーションに有用です。

 


HARMONIC DAMP(ハーモニックダンプ)は、倍音のバランスを調節します。

 


STRETCH(ストレッチ)は、サンプルのパススルー量を設定します。通常、Pluckオシレーターで発音に使用するサンプルは、ディレイとフィルターによって加工されます。この機能をオンにした場合、Stretchパラメーターで設定値に従って、サンプルがパススルーされます。パススルーサンプルが多いほど、音のブザー感が増し、ノイズやドラムサウンド適した響きになります

 


TUNING & COUPLING - チューニングとカップリング

 


STRINGS(ストリングス)は、発音する弦の数を設定します。

 


COUPLING MODE(カップリングモード)は、複弦(値を2に)設定した際の相互作用を決定します。


COUPLING(カップリング)は、相互作用の量(強さ)を設定します:


• SERIAL(シリアル):2つの弦は直列処理され、最初に弦の響きが2番目の弦に送られます。0に設定した場合、最初の弦のみが発音されます。1.00に設定した場合、(最初の弦によって発音された)2番目の弦の響きだけが聴こえます。設定=1.00の場合、チェロのようなスローアタックサウンドを生み出します。


• BRIDGE(ブリッジ):最初の弦のエネルギーを少しの量だけ、ブリジを通じて他の弦を振動させ、さらに弦同士のクロスフィードバック効果による響きを生み出します。


• BEATING(ビーティング):弦のローテーションマトリックスによる数Hz領域の打ち消し効果を生み出します。Coupling設定は、打ち消し効果のスピードに影響を与えます。2番目の弦のピッチ設定によって、この打ち消し効果に複雑な変化をもたらします。


• INHARMONIC(インハーモニック):Beatingモードと同じ処理を可聴帯域でおこなうモードです。結果的にリングモジュレーターに似た、ベルやプレートのような響きを生み出します。


COARSE TUNE(コースチューン)FINE TUNE(ファインチューン)は、2弦目に作用し、弦同士の音程差を半音単位(最大2オクターブ)とセント単位(最大20セント)で設定します。


INHARMONICITY(インハーモニシティ)は、弦の倍音成分のストレッチ量を調節して、非倍音成分を生み出します。いくつかの弦素材、例えばスチール製のピアノ線は、ナイロンギター弦よりも非倍音成分を多く含みます。このパラメーターは、そういった素材を用いた弦振動のシミュレーションに使用します。


DECAY - ディケイ


DECAY(ディケイ)RELEASE(リリース)は、減衰の長さを設定します。


BRIGHTNESS(ブライトネス)は、高域の減衰を調節します。


DECAY CUTOFF(ディケイカットオフ)は、ローパスフィルターのカットオフ周波数を設定します。


BRIDGE LOSS(ブリッジロス)は、高周波数帯域のダンピング量を設定します。実際の弦に響きでは、低周波数帯域よりも高周波数帯域の方が早く減衰します。このパラメーターは、減衰の自然さを演出するのに使用します。


DECAY TYPE(ディケイタイプ)は、ディケイのダンピング(フィルター)モードを選択します:


• MA:Karplus-Strong(カープラスストロング)によって発明された撥弦楽器シンセシスに採用されているダンピングモードです。


• MA2:MAフィルターよりも、よりコントロール可能なリニアフェイズフィルターモードです。


• LP1: MA と MA2よりも急激なカーブをもつフィルターで、MAとMA2よりも高いダンピング効果が特徴のモードです。ミュートベースサウンドなどに最適です


• SHELF(シェルフ):MA と LP1の間の結果をもたらすモードです。高周波帯のダンピング効果はLP1ほど強くはなく、MAやMA2よりも急激なフィルターカーブを使用します。

 

 

UVI Falcon 2 PLUCKオシレーターの音を出そう!

 

 

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【PLUCK】オシレーター

 

SAMPLE

SYNTH

NOISE

 

の3つの要素をミックスして音出しします。

 

 

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 サンプルを選択する場合は

 

 

Factoryから選ぶか、

 

 

任意のオーディオファイルをドラッグ&ドロップ

 

 

インポートできます。

 

 

UVI Falcon 2 サンプルをエディットしよう!

 

 

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【PLUCK】オシレーターのサンプルエディットも

 

 

通常のサンプラーと近い感じで

 

 

サンプルのStart

 

 

サンプルスタート(S)サンプルエンド(E)

 

 

ループの設定などができます。

 

 

【Detune】はピッチの微調整とありますが、

 

 

…けっこう音変わります笑

 

 

【Key Follow】はノートの高さによる

 

 

フィルターの適用度です。

 

 

UVI Falcon 2 SYNTH / NOISEのエディット

 

 

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【SYNTH】〔Breightness〕は音色の調整をします。

 

 

右に回すにつれて音色が明るくなります。

 

 

【NOISE】〔Sustain〕のスイッチをオンにすると

 

 

ノイズ音が伸びます(音量に注意です

 

 

UVI Falcon 2 振動の変化をコントロールしよう

 

 

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 【PICK FILTER】をオンにして

 

 

〔Position〕ピッキングする位置、

 

 

〔Depth〕ピッキングする強さを調整します。

 

 

UVI Falcon 2 【CONTUR】で丸み、厚みをコントロールしよう!

 

 

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【CONTUR】〔Shape〕で音の丸み、厚みを調整します。

 

 

値が大きいほどノイジーな感じになります。

 

 

〔Rolloff〕でローパスフィルターの周波数

 

 

〔Dynamics〕でベロシティの強弱による変化をつけます。

 

 

UVI Falcon 2 【FINGER】で倍音をコントロールしよう!

 

 

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【FINGER】〔HARMONIC RATIO〕

 

 

サウンド倍音を追加します。

 

 

〔HARMONIC DAMP〕倍音のバランスを調整します。

 

 

〔Stretch〕倍音の長さを調整します。

 

 

UVI Falcon 2 DECAYで音の減衰を調整しよう!

 

 

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【DECAY】〔Decay〕〔Release〕

 

 

倍音の減衰を調整します。

 

 

このあたりはシンセサイザーのパラメーターと

 

 

重なるところがありますね。

 

 

【DECAY】〔Brightness〕は高音域の

 

 

音の減衰を調整します。

 

 

【DECAY】〔Bridge Loss〕は

 

 

音の減衰の自然さを出します。

 

 

【DECAY】〔Decay Cutoff〕

 

 

Decayのカットオフの値を調整します。

 

 

【DECAY】〔Decay type〕

 

 

Decayのタイプを選択します。

 

 

UVI Falcon 2 TUNNING &CUPPLING

 

 

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TUNNING &CUPPLING】〔Strings〕で 

 

 

ボイスの選択をします。(1もしくは2(複弦))

 

 

2にした場合右上の〔STREO〕をオンにすると

 

 

ステレオ発音します。

 

 

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〔Copling Mode〕〔Strings〕で値を2(複弦)に

 

 

設定した際の相互作用の種類を選択します。

 


Coplingで強さを調整します。

 

 

TUNNING &CUPPLING】〔Coarse tune〕〔Fine Tune〕で 

 

 

ボイスのピッチの調整をします。

 

 

TUNNING &CUPPLING】〔Inharmonicity〕

 

 

倍音成分を生み出します。

 

 

音がけっこう変わるので楽しいです。

 

 

UVI Falcon 2 オーディオループを読み込もう!

 

 

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個人的には【SAMPLE】セクションで

 

 

オーディオループを読み込んで

 

 

倍音やノイズをコントロールして鳴らすと

 

 

既存のサンプラーとはまた違う質感が得られて気に入っています。

 

 


 

 

UVI Falcon 2 ブログ連動動画

 

 

UVI Falcon 2 その14 ~PLUCK編〜|初心者でもわかる 操作方法 解説

 

 

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UVI Falcon 2 その14 ~PLUCK編〜 まとめ
 
 
 
このPLUCKのオシレーター
 
 
弦のリアルなサウンドを再現すというよりも
 
 
倍音をコントロールして独自の音を
 
 
作っていくのが楽しいと思いました^^
 
 
動画の中でも触れていますが
 
 
サンプリングループも読み込めるので
 
 
個人的には変わったサンプラー / オシレーターとしても
 
 
使っていこうと思います。 
 
 
ではまた次回! 
 
 
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