0からのシンセサイザーのくりっぱーことKurippertronixxx@Kurippersynthです。
フランスのメーカーUVIさんのソフトウェアの
とにかくいろいろすご過ぎる要塞みたいなシンセサイザー、
Falcon 2の動画連動ブログです。
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今回は【IRCAM SCURB】オシレーターについて
IRCAMとはUVIさんのある
フランスの国立の音響・音楽の研究機関だそうです。
【IRCAM SCURB】~以下マニュアルより~
IRCAM Scrub(イルカムスクラブ)オシレーターは、IRCAM Granularのランダムスクラブアクセス機能を取り出したオシレーターです。ただし、このオシレーターではIRCAM Stretchオシレーターと同じトップクォリティのアルゴリズムを使用するため、通常のグラニュラーオシレーターよりもCPUパワーを消費します。
PLAYBACK - プレイバック
PLAYBACKパラメーターは、IRCAM Granularと同一のものが装備されています。
• SPEED(スピード)
• POSITION(ポジション)
• DIRECTION(ディレクション)
ANALYSIS - アナライシス
ANALYSISパラメーターは、IRCAM Stretchと同一のものが装備されています。
• WINDOW(ウィンドウ)
• PADDING(パディング)
• OVERLAP(オーバーラップ)
REMIX - リミックス
サンプルに含まれている3つの要素の音量を調節します
• SINE(サイン):倍音成分の音量を調節します。
• NOISE(ノイズ):ノイズ成分の音量を調節します。
• TRANSIENTS(トランジェント):トランジェント成分の音量を調節
します。
OPTIONS - オプション
OPTIONSパラメーターは、IRCAM Stretchと同一のものが装備されています。
• TRANSIENTS(トランジェント)
• SHAPE(シェイプ)
• ENVELOPE(エンベロープ)
• STEREO(ステレオ)
まず使いたいサンプルを
ドラッグ&ドロップでインポートします。
〔SPEED〕(スピード)
サンプル再生の速度をコントロールします。
1がオリジナルで0.5が半分、2が倍速になります。
〔POSITION〕(ポジション)
サンプル再生のスタート位置を設定します。
〔DIRECTION〕(ディレクション)
サンプル再生の方向と速度を設定します。
0以下の数値にすると逆再生になります。
【ANALYSIS】
〔Window〕
〔Padding〕
〔Overlap〕
はストレッチ/ピッチシフト処理に使用する
グレインサイズを決定するサンプル検出範囲を設定、
オーバーサンプリング数、
グレインのオーバーラップ量の調節をします。
CPU負荷を消耗するとのことですが
ウチだとけっこうノイズが増えちゃうので
あまりいじらないようにしてます(^^;
この【REMIX】の機能は
【Sine】で倍音の量
【Noise】でノイズの量
【Transient】でトランジェント(アタック成分)の量
をコントロールすることができる
なかなか面白い機能です。
各スイッチをオンにすることで適正な処理をします。
〔TRANSIENTS〕(トランジェント)
パーカッシヴな音に適したトランジェント(アタック成分)の調整
〔 SHAPE〕(シェイプ)
声やモノフォニック素材に適した調整
〔 ENVELOPE〕(エンベロープ)
ピッチシフトの際に不用な音が発生した際におさえる調整
〔STEREO〕(ステレオ)
ステレオ位相のズレを防止する調整
サンプルにもよりますが
出したい音に近づくならオンにしてみるといった感じですね。
ファルコンの魅力のひとつとして
自由なモジュレーションがあります。
ここでは
〔Position〕(サンプルスタートの位置)
〔Direction〕(サンプル再生の方向)
〔Speed〕(サンプル再生の速度)
をLFOのランダム波形によっていろいろな場所から
再生するように設定しました。
各パラメーターを右クリックして
Add Modulation > Keygroup > LFO
でかんたんに設定できます。
UVI Falcon 2 その15 ~IRCAM SCURB編〜|初心者でもわかる 操作方法 解説
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見にきていただけるとうれしいです^^