0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
フランスのメーカーUVIさんのソフトウェアの
とにかくいろいろすご過ぎる要塞みたいなシンセサイザー、
Falcon 2の動画連動ブログです。
今回は音の粒子を再統合して再生する
【
IRCAMとはUVIさんのある
フランスの国立の音響・音楽の研究機関だそうです。
IRCAM GANULAR ~以下マニュアルより~
IRCAM Granular(イルカムグラニュラー)オシレーターは、グラニュラーシンセシスによるバラエティーに富んだサウンドを生み出します。
この方式はサンプル素材を”グレイン”と呼ばれる細かな”粒”に分割し、これらの粒を再統合して再生する新しい手法です。グレインを音素材を加工・処理する際の最小単位として扱うことで、よりリアルなピッチシフト処理をおこなったり、新たなサウンドテクスチャーの創造をおこなうことができます。
GRAIN - グレイン
GRAIN(グレイン)セクションには、グレインのサイズや形を決定するパラメーターが用意されています。
SIZE(サイズ)は、グレインの長さ(大きさ)を設定します。
DENSITY(デンシティ)は、同時再生するグレイの数(=密度)を決定します。
1.00に設定した場合、通常再生を意味します。値を1.00以下に設定した場合、グレインの間に空白がつくられ、トレモロのような効果をもたらします。設定値を大きくした場合、グレイン同士の重なりが増し、コーラスやリングモジュレーションのような効果を得ることができます。
JITTER(ジッター)は、グレインの再生タインミグに変化(揺れ)を加えます。
FADE(フェード)は、グレインのアタックとディケイにフェード効果を加えます。デフォルト値の100%ではフェードオフに設定されます。値を下げることで、グレインのゲインエンベロープシェイプは台形から三角形へと変化します。
SYMMETRY(シンメトリー)は、グレインエンベロープのアタックとディケイのバランスを調節します:
• 0% に設定した場合、アタック= 0%、ディケイ=100%となり、よりパーカッシブな結果をもたらします。
• 50% に設定した場合、通常のアタックとディケイが 50% ずつで配分されます。
• 100% に設定した場合、アタック= 100%、ディケイ=0%となり、リバース再生に似た効果をもたらします。
WINDOW(ウィンドウ)は、グレインエンベロープの形を設定します。
メニューから、
Triangle(三角形)
Hanning(ハニング曲線)
Welch(ウェルチ曲線)
Square(矩形)
を選択することができます。
PITCH VARIATION(ピッチバリエーション)は、グレイごとにピッチのランダマイズ効果を加えます。
1/100セントから1オクターブの間で設定できます。
PITCH CORRECTION(ピッチコレクション)は、グレインをトランスポーズした際のアルゴリズムを決定します。
Grain Size(グレインサイズ)は、グレインの大きさを一定に保ちます。
Period(ピリオド)は、グレインのサイズをトランスポーズにあわせて調節します。
POSITION - ポジション
POSITION(ポジション)セクションには、サンプル素材の再生ポジションに関するパラメーターが用意されています。
POSITION(ポジション)は、サンプルトリガーされた際の再生開始位置を設定します。波形エディターのスタートとエンドマーカー間のポジションをパーセンテージで設定します。
POSITION VARIATION(ポジションバリエーション)は、再生ポジションのランダマイズ効果を加える際に使用します。現在の再生ポジションに対してのランダマイズ範囲は、0から500ミリ秒の間で設定できます。
SPEED(スピード)は、サンプルトリガーした際の再生速度を設定します。設定値を”0”近辺に設定することで、Positionパラメーターの操作と連動して手動スクラブ効果を生み出すことができま
す。
最大値の10.00に設定した場合、10倍のスピードで再生されます。
DIRECTION(ディレクション)は、スクラブ再生の方向を決定します。1.00で正方向、-1.00で逆方向に設定されます。
LOOP MODE(ループモード)は、サンプル素材にループが設定されている場合のループ再生挙動を設定します:
• NONE(ノン):ループ設定は無効になります。
• FORWARD(フォワード):ループ再生は常にループスタートから開始します。再生がループエンドに達すると、再生ポジショははループスタートにジャンプします。
• FORWARD-BACKWARD(フォワード - バックワード):ループ再生はループ範囲内で正逆を繰り返します。再生がループエンドに達すると、ループスタートに向かって逆再生し、ループスタート達したら再び正方向に再生をします。
【IRCAM GANULAR】は
サンプルをオシレーターとして扱うので
まずオーディオ素材(サンプル)
ドラッグ&ドロップで読み込みます。
音を再生しながら
〔Size〕〔Density〕〔Jitter〕の
値を変更すると
得ることができます。
〔Fade〕〔SYMMETRY〕〔Window〕で
グレイン自体のアタックやエンベロープを調整できます。
〔PITCH VARIATION〕〔PITCH CORRECTION〕
でピッチに変化をあたえることができます。
お好みでいろいろいじってみてください。
サンプルの読み込む位置やスピードを
リアルタイムに動かせます。
また
〔DIRECTION〕で+-の値にすることによって
再生と逆再生をコントロールできます。
UVI Falcon 2 その16 ~IRCAM GANULAR編〜
見にきていただけるとうれしいです^^