0からのシンセサイザーのくりっぱーことKurippertronixxx@Kurippersynthです。
これから自分の学びも兼ねて無料で使えるオープンソースのヴァーチャル・モジュラー・シンセサイザーのVCV Rack(https://vcvrack.com/)の使い方を書いていこうと思います。
基本的にモジュラーシンセは4つの信号を使ってコントロールします。
CV(Control Voltage)
電圧によって様々なコントロールを可能にする信号です。
GATE
スイッチのような信号です。
オーディオ
音声の信号です。おもにミキサーやエフェクター、サンプラー、レコーダーなどに送ります。
クロック
テンポの信号です。
複数のシーケンサーなどを同期させたい場合この信号をおくります。
VCVを立ち上げてラックの何もないところを右クリックするとモジュールの選択画面が出てきます。
…はじめての人は膨大なモジュールに迷うだけなので(ぼくも把握しきれません(^^;)
まずVCV RackのFILE→NEWで立ち上がる
1VCOのモノフォニック(単音)シンセ
のデフォルトのパッチを解説していきたいと思います。
今回は一番左側のMIDI-CVモジュールについて
コンピューターに接続されているMIDIデバイス(何もない状態だとコンピューターのキーボード)からどの情報の信号を送るかというモジュールです。
右クリックをするとメニューが表示されます。
どうやって音を鳴らすかMIDIドライバーの選択をします。
音を鳴らすデバイスの選択をします。
ここではQWERTY(コンピューターのキーボード)が選択されています。
MIDIのチャンネルを設定します。
(All、Channel 1 ~ 16)
出力
【V/OCT】
ピッチの信号を送ります。
(ここではQWERTYなのでコンピューターのキーボードを押すと信号が流れます)
【GATE】
GATEはトリガーするスイッチ的な信号です。
このセッティングだとコンピューターのキーを押す
↓
GATEでトリガー
↓
同時に送ったV/OCTの信号で任意の音階が鳴るというイメージです。
【VEL】
ベロシティ(ノートオン時(鍵盤を演奏する強弱)のパラメーター)の信号を送ります。
【AFT】
アフタータッチ(ノートオンの後の(鍵盤などを押し込む強さ)パラメーター)の信号を送ります。
【PW】
シンセサイザーなどの横に付いてるピッチベンドホイールのMIDI情報の信号を送ります。
【MW】
シンセサイザーなどの横に付いてるモジュレーションホイールのMIDI情報の信号を送ります。
【CLK】
受信した24-PPQN MIDIクロックごとにクロックを生成します。
【CLK/N】
パネルを右クリック→CLK Dividerでレートを選択すると、分周セットで指定されたクロックが生成されます。
【RTRG】
新しい音が演奏されると前の音のエンベロープ(ここではADSRのモジュール)を終了して再度エンベロープをアタックから発音しなおします。
【STRT】【STOP】【CONT】
クロックやシーケンサーの開始、停止、コンテニューの信号を送ります。
次回はシンセの発音の核となるオシレーター / VCOについて解説していこうと思います!
ヴァーチャル・モジュラー・シンセサイザーVCV Rack解説動画はじめました!
ブログと連動していくのでよろしくお願いします!
VCV Rack ヴァーチャルモジュラー 操作方法 その1 ~基礎操作編~|初心者でもわかる 解説 - YouTube
見にきていただけるとうれしいです^^