0からのシンセサイザーのくりっぱーことKurippertronixxx@Kurippersynthです。
フランスのメーカーUVIさんのソフトウェアの
とにかくいろいろすご過ぎる要塞みたいなシンセサイザー、
Falcon 2の動画連動ブログです。
|
今回はシンセサイザーの音作りの要
Modulation(モジュレーション)について
画面中央あたりの【MOD】の+をクリックして
〔LFO〕を追加します。
LFO(Low Frequency Oscillator)は
人の可聴範囲より低い周波数の波を発振して
変調(モジュレーション)する信号のことです。
イメージ的にはオシレーター、フィルター、アンプ等に波を送って
周期的に揺らすって感じですかね。
【LFO】を追加したら
【OSCILLATOR】の〔Pitch〕のところで右クリックして
Add Modulation > Keygroup > LFO1
を選択します。
もう一度【OSCILLATOR】の〔Pitch〕のところで右クリックして
Edit Modulationを選択します。
エディット画面にてLFOがピッチにかかる深さを調整します。
LFO以下マニュアルより
メニューから伝統的なLFO波形:Sine(サイン)、Square(矩形)、Triangle(三角)、Ramp Up(上昇/ノコギリ)、Ramp Down(下降)および以下の特別な波形を選択することができます:
• ANALOG SQUARE(アナログシンセの矩形波)
• RANDOM SAMPLE & HOLD(ランダムサンプル&ホールド)
• CHAOS LORENZ(カオスローレンツ)
• CHAOS ROSSLER(カオスロッスラー)
• USER(ユーザー設定)
FREQ(フリクェンシー)パラメーターは、LFO周波数(スピード)を設定します。画面右上のメトロノームアイコン(TEMPO SYNC)をオンにした場合、ここの設定値は音符単位(32小節から64分3連符まで)になり、Falconのテンポと同期します。オフにした場合は、ヘルツ(Hz = 1秒毎の周期)設定となります。
PHASE(フェイズ)は、トリガーした際のLFO波形の開始ポイントを変更します。設定値と連動して波形表示が変化します。(ランダムとカオス波形が設定されている場合、画面に変化はありません。これは画面表示はイメージで実際の動作とは異なるためです。)
ユーザー波形は、フリーフォームで描いた波形をLFOとして使用します。画面の右クリックで、波形エディターがポップアップ表示され、ドラッグやクリック操作で、LFO波形を描くことができます。この画面の右クリックで、RESET ALL VALUE(リセットオールバリュー)をメニューから選択して、設定値をリセット(=無音)に設定することができます。画面を閉じて編集を終了には、画面以外の箇所をクリックします。
DELAY(ディレイ)は、トリガーされてLFOが操作するまでの時間を設定します。
DEPTH(デプス)は、LFOの適用量=深さを設定します。
RISE(ライズ)は、DEPTHの設定値に達するまでの時間を設定します。
SMOOTH(スムーズ)は、LFOによる変化の滑らかさを設定します。これらのパラメーターによって、LFOモジュレーションのキャラクターとニュアンスを調節することができます。例えば、ノートが持続している間だけ、ビブラートを加えるなどの効果を演出できます。
BIPOLAR (バイポーラー)は、LFO波形の振幅モードを設定します。通常、LFOサイクルは正負(-1から+1)の双方向に振れます。スイッチをオフにすることで、正方向(0から+1)の間のみに振れます。
TRIGGER MODE(トリガーモード)は、ノートトリガーされた際の挙動を設定します:
• RETRIGGER(リトリガー):トリガーを受けるごとに、LFOはスタートポイント(PHASE設定)から開始します。
• LEGATO(レガート):レガート演奏をした場合、LFOは再トリガーされず、そのままの周期で動作します。
• NO RETRIGGER(ノートリガー):LFOはトリガー信号を受けず、FALCONの再生と停止と連動して動作します。
次はStep Envelope(ステップエンベロープ)で
ボリュームをモジュレーションします。
【OSCILLATOR】の〔Gain〕のところで右クリックして
Add Modulation > Keygroup > Step Envelope
でボリュームをStep Envelopeでモジュレーションします。
Step Envelope(ステップエンベロープ)は、プログラミング可能なパターンシーケンサーです
Step Envelope(ステップエンベロープ)以下マニュアルより
画面上のステップをクリックまたはドラッグで、ステップ値を設定します。右クリックのメニューからRESET ALL VALUE(リセットオールバリュー)を選ぶことで、すべてのステップ設定をリセットすることができます。
また、モジュール右上の目のアイコンボタンで拡大画面を表示して、編集することができます。画面を閉じるには、エディター画面以外の箇所をクリックします。
STEPS(ステップ)パラメーターで、ステップ数を1から最大128まで設定できます。
FREQ(フリクェンシー)コントロールで、ステップの長さを設定します。
テンポシンク=メトロノームアイコンをオンにした場合、設定単位は音符(=音楽的間隔)で、最長32小節から最小64分3連符に設定できます。オフにした場合Hz単位で時間を設定します。
ステップ範囲はデフォルト設定で0から+1、BIPOLAR(バイポーラー)モードをオンにした場合、設定範囲は-1 から +1になり、LFOのような効果を加える際に便利です。
INTERPOLATION MODE(インターポレーションモード)は、ステップ間の変化を設定します。HOLD(ホールド)モードにした場合、ステップ値通りに、段階的な変化をします。SPLINE(スプライン)モードにした場合、スムーズ連続可変曲線に従った変化をします。
TRIGGER MODE(トリガーモード)は、ノートトリガーを受けた際の挙動を設定します。この動作はLFOモジュールに装備されているものと同じ機能をします。
SMOOTH(スムーズ)は、ステップ間の滑らかさを設定します。
Falconにも【EVENT】でステップシーケンサーもありますが
いわゆるステップシーケンサーとの違いは
ステップシーケンサーがノートの高さ、長さ、位置などの演奏情報を送って
オシレーターを鳴らして演奏させるのに対して
Step Envelope(ステップエンベロープ)は
変調によってオシレーターを変化させて演奏状態を生み出している
ってところですかね。
個人的に面白いと思ったのが
SPLINE(スプライン)モードです。
SMOOTH(スムーズ)がステップごとに
滑らかになるのに対して
SPLINE(スプライン)はStep Envelope(ステップエンベロープ)自体が
波形になるっていう面白いモードです。
UVI Falcon 2 その4 ~モジュレーションを使おう!編①〜|初心者でもわかる 操作方法 解説 - YouTube
|
見にきていただけるとうれしいです^^