0からのシンセサイザーのくりっぱーことKurippertronixxx@Kurippersynthです。
トルコの気鋭のメーカー・KV331 Audioさんの
SynthMaster Oneをアップデートしてみました。
今回はシンセサイザーの音作りで重要な
モジュレーション(変調)について
モジュレーションとは
オシレーターならピッチ、フィルターならカットオフなど
対象となるモジュールのパラメーターを変調させる音作りです。
SynthMaster Oneは初期化した状態だと
フィルターが
【LFO】と【MOD ENV】
ボリュームが
【AMP ENV】にそれぞれ割り当てられています。
エンベロープはADSR方式の時間軸にそって音を変化させる
ADSRとは
・ATTACK:ノートオンしてから音が立ち上がる時間
・DECAY:ATTACKタイムに達してからの時間
・SUSTAIN:DECAYタイムのあとの音の伸びの時間
・RELEASE:ノートオフしてからの音の余韻の時間
モジュレーションでアンプ(音量)のほかピッチ、フィルターなどを
割り当てることによって音の時間軸にそって変化を与えることができます。
たとえばシンセストリングスみたいなサウンドにしたい場合は
ATTACKの値を大きくして
音の立ち上がりを遅くして
RELEASEの値も大きくして余韻を長くする
といった感じです。
LFO(Low Frequency Oscillatorの)とは
おもにオシレーターやフィルターの変調用に使います。
音に周期的な変化をあたえることができます。
かんたんな例だと
ぐらいなんですが、
SynthMaster Oneは上記の基本波形に加えて
オシレーターばりに数十種類あります!
〔WAVEFORM〕
LFOの波形を選択します。
〔Bipolar / Unipolar〕
LFO波形の極性を選択します。
Bipolarは+-、Unipolarは+の極性で動作します。
〔VOLUME〕
LFO波形のボリュームを調整します。
大きくすることでモジュレーションによる
変化も大きくなります。
〔SPEED〕
LFOのスピードを調整します。
〔SYNC〕
オンにするとDAWのテンポと同期します。
〔ATTACK〕
LFOの立ち上がりを調節します。
値が大きければモジュレーションの
始まりが遅くなります。
〔NOISE〕
〔PHASE〕
LFO波形のスタートポイントを設定します。
〔SH〕
LFO波形の形状を変えます。
〔TRIGGER〕
ノートオンごとに波形がスタートするのかや
常に周期的にかかるのかなど
LFOのかかり方を変えます。
そしてシンセサイザーの音作りにおいて
基本であり、最重要なのが
モジュレーションマトリクスです。
かんたんにいうと
何のモジュールをつかってどこのパラメーターをどのくらい変化させるか
っていう設定です。
たとえばビブラートだったら
LFOのサイン波を使ってオシレーターのピッチを+-0.5周期的に変化させる
といった感じですね。
SynthMaster Oneのオシレーターの
パラメーターもモジュレーションに対応しているので
パラメーターを動かすことによって
波形の形状を変化させて
豊かな音色変化を得ることができます。
KV331 AUDIO SYNTHMASTER ONE その4 〜モジュレーション編〜|初心者でもわかる 操作方法 解説
近年のシンセサイザーの音作りで
とくにウェーブテーブルのオシレーターなどは
モジュレーションが重要になってる思います。
SynthMaster Oneはモジュレーションの
設定もかんたんにできるし、
どのくらいパラメーターが変化しているのか
視覚的にも表示されてわかりやすいです。
LFOの波形もかなり用意されてるので
積極的に音作りしていきたいですね!
見にきていただけるとうれしいです^^