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KV331 Audio SynthMaster One 操作方法 その4 〜モジュレーション編~|初心者でもわかる 解説

0からのシンセサイザーのくりっぱーことKurippertronixxx@Kurippersynthです。

 

 

トルコの気鋭のメーカー・KV331 Audioさんの

 

 

SynthMaster Oneをアップデートしてみました。

 

 

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sonicwire.com

 

 


 

 

今回はシンセサイザーの音作りで重要な

 

 

モジュレーション(変調)について

 

 

モジュレーションとは

 

 

LFOエンベロープなどのモジュールから信号を送り、

 

 

オシレーターならピッチ、フィルターならカットオフなど

 

 

対象となるモジュールのパラメーターを変調させる音作りです。

 

 

KV331 Audio SynthMaster One フィルターモジュレーション

 

 

 

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SynthMaster Oneは初期化した状態だと

 

 

フィルターが

 

 

LFO【MOD ENV】

 

 

ボリュームが

 

 

【AMP ENV】にそれぞれ割り当てられています。

 

 

KV331 Audio SynthMaster One ADSRを理解しよう!

 

 

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エンベロープはADSR方式の時間軸にそって音を変化させる

 

 

シンセサイザーの基本的なモジュレーションです。

 

 

ADSRとは

 

 

・ATTACK:ノートオンしてから音が立ち上がる時間

・DECAY:ATTACKタイムに達してからの時間

・SUSTAIN:DECAYタイムのあとの音の伸びの時間

・RELEASE:ノートオフしてからの音の余韻の時間

 

 

モジュレーションでアンプ(音量)のほかピッチ、フィルターなどを

 

 

割り当てることによって音の時間軸にそって変化を与えることができます。

 

 

たとえばシンセストリングスみたいなサウンドにしたい場合は

 

 

ATTACKの値を大きくして

 

 

音の立ち上がりを遅くして

 

 

RELEASEの値も大きくして余韻を長くする

 

 

といった感じです。

 

 

KV331 Audio SynthMaster One LFO

 

 

 

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LFO(Low Frequency Oscillatorの)とは

 

 

通常のオシレーターより低い周波数オシレーター

 

 

おもにオシレーターやフィルターの変調用に使います。

 

 

LFO波形でモジュレーションすることによって

 

 

音に周期的な変化をあたえることができます。

 

 

かんたんな例だと

 

 

ビブラート、オートワウトレモロ的な音色変化ですね。

 

 

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通常のシンセサイザーLFO

 

 

サイン波、三角波矩形波、ノコギリ波、ノイズ、ランダム

 

 

ぐらいなんですが、

 

 

SynthMaster Oneは上記の基本波形に加えて

 

 

オシレーターばりに数十種類あります!

 

 

 

KV331 Audio SynthMaster One LFO波形をエディットしよう!

 

 

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〔WAVEFORM〕

LFOの波形を選択します。

 

 

〔Bipolar / Unipolar〕

LFO波形の極性を選択します。

Bipolarは+-、Unipolarは+の極性で動作します。

 

 

〔VOLUME〕

LFO波形のボリュームを調整します。

大きくすることでモジュレーションによる

変化も大きくなります。

 

 

〔SPEED〕

LFOのスピードを調整します。

 

 

〔SYNC〕

オンにするとDAWのテンポと同期します。

 

 

〔ATTACK〕

LFOの立ち上がりを調節します。

値が大きければモジュレーションの

始まりが遅くなります。

 

 

〔NOISE〕

LFO波形をノイジーにします。

 

 

〔PHASE〕

LFO波形のスタートポイントを設定します。

 

 

〔SH〕

LFO波形の形状を変えます。

 

 

〔TRIGGER〕

ノートオンごとに波形がスタートするのかや

常に周期的にかかるのかなど 

LFOのかかり方を変えます。

 

 

KV331 Audio SynthMaster One モジュレーションマトリクスを駆使しよう!

 

 

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 そしてシンセサイザーの音作りにおいて

 

 

基本であり、最重要なのが

 

 

モジュレーションマトリクスです。

 

 

かんたんにいうと

 

 

何のモジュールをつかってどこのパラメーターをどのくらい変化させるか

 

 

っていう設定です。

 

 

たとえばビブラートだったら

 

 

LFOのサイン波を使ってオシレーターのピッチを+-0.5周期的に変化させる

 

 

といった感じですね。

 

 

KV331 Audio SynthMaster One モジュレーションマトリクスを駆使しよう!

 

 

SynthMaster Oneオシレーター

 

 

パラメーターもモジュレーションに対応しているので

 

 

モジュレーションによってオシレーター

 

 

パラメーターを動かすことによって

 

 

波形の形状を変化させて

 

 

豊かな音色変化を得ることができます。

 

 

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KV331 Audio SynthMaster One ブログ連動動画

 

 

KV331 AUDIO SYNTHMASTER ONE その4 〜モジュレーション編〜|初心者でもわかる 操作方法 解説

 

 

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KV331 Audio SynthMaster One その4 〜モジュレーション編~ まとめ

 

 

近年のシンセサイザーの音作りで

 

 

とくにウェーブテーブルのオシレーターなどは

 

 

モジュレーションが重要になってる思います。

 

 

SynthMaster Oneモジュレーションの

 

 

設定もかんたんにできるし、

 

 

どのくらいパラメーターが変化しているのか

 

 

視覚的にも表示されてわかりやすいです。

 

 

LFOの波形もかなり用意されてるので

 

 

積極的に音作りしていきたいですね!

 
 
ではまた次回! 
 
 

 

 

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