0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
TD-3を購入しました!
ここ数年BEHRINGERさんの伝説の名機のシンセサイザーのクローンマシンのラッシュが続いていますが今回ベースシンセサイザーとして超超超有名な1VCO、VCF、16ステップシーケンサーのRoland TB-303をクローン化したBEHRINGER TD-3が発売されました。
Roland TB-303は1982年にベースを自動演奏するマシンとして発売されました。
1VCOでとくにモジュレーションできるわけでもなく、当時はあまり人気にならずに忘
れ去られそうになっていたころ、シカゴのDJがその独自のサウンドとランダムなシーケ
ンスの魅力に気づき、ダンスミュージックで使い出したところいわゆるあのうにょうに
ょの笑アシッドベースといわれる中毒性のある衝撃のサウンドとして受け入れられ、
ハウス、テクノ、以降の電子音楽において
「絶対的正義」
の地位を確立します。
その後価格は高騰して改造やクローンマシンが登場します。
(※現在の市場価格は20~30万!)
オリジナルはMIDIすら付いてませんでした。
TB-303の最大の特徴はフィルター、レゾナンスと独自のグルーヴを生み出すシーケンサーにあります。
90年代にTB-303のクローンマシンがいくつかありましたがこのシーケンサーを再現したものはありませんでした。
本家Rolandさんでさえも。
303の真髄はサウンドよりむしろアクセントやスライドを組みあせた独特のグルーヴを生み出すシーケンスにあると思います。
Boutique TB-03
あのシーケンサーの機能を踏襲した機能がありますが音源はアナログではなく、モデリングでデジタルです。
BEHRINGER TD-3はUSB/MIDIの搭載はもちろん、フルアナログでステップシーケンサーも再現、ディストーションの搭載CV入出力など
現在の音楽シーンに適した機能も追加されています。
ぼくが購入したのはブルーのBEHRINGER TD-3 BUですが他にもカラーバリエーションがあります。
こうやっていろいろなカラーがあるのって選ぶ楽しさがあっていいですよね^^
とはいえ現在(2020年6月)は品薄状態ですが、、、。
今回はBEHRINGER TD-3の基本的な操作についての解説です。
【TUNE】
VCOの音程をコントロールします。
【CUTOFF】
音の周波数(明るさ)をコントロールします。
【RESONANCE】
周波数のピークを強調します。
値を上げるとミョンミョン的なサウンドになったり発振したりします。
【ENVELOPE】
DECAYのかかる深さをコントロールします。
【DECAY】
CUTOFFのディケイタイムをコントロールします。
【ACCENT】
シーケンスで設定したアクセントのかかる深さをコントロールします。
【WAVEFORM】
VCO波形のノコギリ波(SAW)かパルス波(PULSE)のいずれかとコントロールします。
【DISTORTION】のスイッチをオンにしてディストーション(歪み)効果を得ることができます。
歪みの深さをコントロールします。
【TONE】
音の明るさをコントロールします。
【LEVEL】
音量をコントロールします。
入力
〔FILTER IN〕
内蔵VCO(上記SAW / PULSE)の代わりの信号を入力します。
〔SYNC IN〕
外部クロックを入力して演奏を同期させます。
出力
〔CV OUT〕
1/VオクターブCV出力をします。
〔GATE OUT〕
ゲート信号(オン/オフ)の信号を出力します。
〔PHONE〕
ヘッドフォン(音声)出力します。
ためしに〔FILTER IN〕にBEHRINGERさんのCRAVEのLFO TRI(三角波)の信号を入力してみました。
BEHRINGER TD-3LFOの波形を持っていないのでこういうサウンドは外部入力ならでは。このへんはいろいろ試してみたいですね。
〔SYNC IN〕にKORG Volca DRUMをつないで同期演奏します。
演奏してない状態で〔BACK〕〔WRITE / NEXT〕を同時押ししてシンクの設定モードに入ります。
通常は内部クロック〔INT〕なので〔TRIG〕を選択します。
〔SYNC IN〕に設定すると内部のコントロールがテンポのコントロールが無効になり外部マシンのテンポにTD-3が追従します。
BEHRINGER TD-3のステップシーケンサーはA / B それぞれ8つのパターンで1つのグループになります。
16ステップ×250パターンのシーケンスを作成することが可能です。
通常は1つのパターンを繰り返し演奏しますが、1~8の2つ以上のパターンを連結して繰り返し再生することも可能です。
このシンセサイザーの真髄はシーケンサーにあり!といいましたが、
このシーケンサーでの打ち込み、、、狙ったフレーズ作るのは
めちゃくちゃめんどくさいです!(^^;
そこでBEHRINGERさんのサイトからSynth ToolというソフトをダウンロードしてUSBでつなぐだけで
・シーケンスの打ち込み
・ファームウェアのアップデート
などもおこなえます。
↓BEHRINGERさんの公式ホームページからダウンロードできます。
まずは任意のパターンを消去します。
パターンの編集をするにはまず【MODE】で〔PATTERN - WRITE〕を選択します。
消去したいパターンナンバーのボタンを押しながら〔CLEAR〕ボタンを押すとパターンが消去されます。
ランダムにパターンを作成するには〔CLEAR〕〔START / STOP〕ボタンを押しながら
1~8の任意のパターンナンバーを押すとシーケンスがランダムに作成されます。
この操作する度にランダムにパターンが作成されるので
無限にシーケンスを作成することが可能です笑
このシンセサイザーは単純にVCOやフィルター、レゾナンスをランダムなシーケンスで演奏して
「あの伝説のアシッドサウンドを楽しむ」
ということが大切だと思っています笑
とはいえCVでモジュレーションしたりもできるのでお手持ちのCV機材でまた新たなサウンドを作成することも可能です。
適当に打ち込みだけでそれっぽいサウンドになりますが笑狙ったフレーズを作りたいときにシーケンスのエディターはホントに助かります!
とにかくシーケンス鳴らしてるだけで気持ちいいのでついつい遊んじゃいます笑
BEHRINGER TD-3 くりっぱーチャンネル再生リスト
ハードウェア / アプリ等の一発録音のマシンライブ演奏を公開しています。
見にきていただけるとうれしいです^^