0からのシンセサイザーのくりっぱーことKurippertronixxx@Kurippersynthです。
デジタルオシレーター+アナログフィルターを搭載した
エクスペリメンタル・ハイブリッド・シンセサイザー
ARTURIA MicroFreakの動画連動ブログです。
ARTURIA MICROFREAK アートリア マイクロフリーク 操作方法 その6 ~MATRIX編~ | 初心者でもわかる 解説
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今回はシンセサイザーの変調の要、
マトリクスモジュレーション
についての解説です。
マトリックス(matrix)という言葉はもともと
「何かを生み出すもの」
という意味ですが
現代は数学・経営・電子機器などの分野で
「数学の行列」
という意味を指します。
シンセサイザーにおいても後者のイメージですね。
モジュラーシンセサイザーは
モジュールからモジュールを
ケーブルでつないでパッチング(結線)していきますが、
マトリクスモジュレーションは
パッチングをシンセサイザー内部で
表のように並べてスマートにおこなえる機能です。
現代のシンセサイザーでも
ハードウェア / ソフトウェア問わず
かなり採用しているので
おぼえておくと音作りの幅がかなり広がります♪
ARTURIA MicroFreak では
左側の縦に並んでいるのが
何の機能を使って変調するのかの【SOURCE】
横に並んでいるのが
何のパラメーターを変調するのかの【Destination】
になります。
【Matrix】のつまみをまわしてマトリクス上を移動できて
押すとそのパラメーターを選択します。
ARTURIA MicroFreakは
【SOURCE】と【Destination】が
交差しているところがパッチングポイントになります。
動画では
【SOURCE】LFO
【Destination】Pitch
になっているのでそこで【Matrix】つまみを押してまわすと
Ammount(モジュレーションの量)をコントロールできます。
わかりやすいモジュレーションの例として
・ピッチ → ビブラート
・フィルター → オートワウ
・ボリューム → トレモロ
というイメージですが
近年のシンセサイザーは
オシレーター波形そのものを変調することによって
豊かな音色変化を得ることが可能です。
〔Timbre〕(読み出し位置)を
LFOによって動かしています。
変調もとである【SOURCE】のLFOの波形を変えると
当然変調のしかたも変わります。
ARTURIA MicroFreakは通常
【CycEnv】
【Env】
【LFO】
【Press】
【Key / Arp】
5つの【SOURCE】を使って
【Pitch】
【Wave】
【Timbre】
【Cutoff】
4つの各パラメーターを変調できます。
…もちろんそれ以外のパラメーターも変調したくなるものです笑
そんな時は【Assign】機能を使って
3つまで変調のパラメーターを追加できます。
動画では【LFO】の〔Rate〕(スピード)を
【Press】(キーボードを押しこむ強さ)で
変調できるようにします。
通常【LFO】〔Rate〕はマトリクス上にはありませんが
【Assign】機能で追加できます。
設定方法はかんたんで
【Assign】ボタンを押しながら
設定したいパラメーターのつまみをまわせば
すぐに割り当てできます。
あとは通常のマトリクスと同様に
【Ammount】の値を上げてコントロールします。
ARTURIA MICROFREAK アートリア マイクロフリーク 操作方法 その6 ~MATRIX編~ | 初心者でもわかる 解説
ARTURIA MicroFreakに限らず
くりっぱーはシンセサイザー全般的に
と思ってますので笑
そういう意味でもモジュレーションマトリクスは
音作りにおいてとても重要なセクションです。
…といっても
マトリクスモジュレーションは
SOURCEとDESTINATIONをつないで
値をコントロールするだけ
なので全然難しくはないです笑
多分無意識に使えてる方も多いと思います。
実際にパッチングしてから
ソフトウェア / ハードウェア限らず
視覚的にモジュレーションを捉えられるようになりました。
とにかくいろいろつないで変調して
サウンドの変化を楽しんでみてください♪
見にきていただけるとうれしいです^^