0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
デジタル波形も使える4音ポリフォニックのアナログ・シンセサイザー
KORG minilogue xd
のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
KORG minilogue xd コルグ ミニローグ 操作方法
くりっぱーの2021年のシンセ初めはKORGさんのminilogue xdとなりました!
KORG minilogue xdは小型かつ本格的なポリフォニック・アナログシンセサイザーとして2016年に発売された『KORG minilogue』の後継モデルとして
発売されたアナログ / デジタルのハイブリッド・シンセサイザーです。
鍵盤バージョン / モジュールバージョンありますが今回くりっぱーは個人的な用途を加味して鍵盤のないモジュールバージョンを導入しました。
なぜこのシンセサイザーを買ったのかというと、最近くりっぱー的にアナログシンセサイザーのリバイバルがあるのと以前くりっぱーチャンネルでも取り上げた
KORG monologueの上位シンセサイザーであること、
NTS-1 Digitalkitと同様にオシレーター / エフェクターのカスタムパッチを追加できるということもあって
「あの『KORG minilogue』にさらにNTS-1の機能が付いた!買うしかない!」
ってなりました笑
もちろんKORG minilogue xdはmonologue / minilogueより大幅に機能が追加されてます。
今回はKORG minilogue xdの基本的な操作についての解説です。
KORG minilogue xd おもな特徴は
・4音ポリフォニックの2VCOアナログオシレーター
・ノイズ・ジェネレーター / VPMオシレーターのほか・カスタム可能なデジタルオシレーターの【MULTI ENGINE】
・3系統同時使用 / カスタム可能なマルチエフェクター
・16ステップ・ポリフォニック・シーケンサー
・USB / MIDI / CV機器との接続可能
とかなりパワーアップした感じです。
『KORG minilogue』も評価の高いシンセサイザーでしたがアナログポリフォニックに加えてデジタルオシレーター+デジタルエフェクトの追加、機能面でも大幅に強化されました。
まさに現代のアナログポリフォニックシンセサイザーです。
KORG minilogue xdは電源を入れると自動でチューニングを合わせてくれます。
プリセットの001を再生するとシンセ好きにはたまらない「あの」演奏が始まります♪
くりっぱーの買ったKORG minilogue xdは鍵盤のないモジュール版ですが
【KEYBOARD】のスイッチを入れるとステップのボタンが鍵盤の代わりになります。
こういう機能って地味にうれしいですね^^
【MASTER】
minilogue xdの全体の音量をコントロールします。
【TEMPO】
アルペジエーター / シーケンサーのテンポをコントロールします。
【OCTAVE】
レバーでオクターヴの幅を切り替えます。
【PORTAMENTO】
値を上げると音程の変化が遅れてグライド / ポルタメント効果を得ることができます。
【VOICE MODE DEPTH】
ボイスモードごとの変化をコントロールします。
【POLY】
4ボイスのポリフォニック・シンセとして動作します。
〔VOICE MODE DEPTH /POLY, DUO〕
右へ回すほど重なるボイスの音量が大きくなりデチューンが深くなります。
【UNISON】
4ボイスがすべてユニゾンになり、モノ・シンセとして動作します。
〔VOICE MODE DEPTH / Detune〕
右へ回すほどデチューンが深くなります。
【CHORD】
コードを発音します。
〔VOICE MODE DEPTH〕
VOICE MODE DEPTHのつまみをまわすとMono, 5th, sus2, m, Maj, sus4, m7, 7, 7sus4,
Maj7, aug, dim, m7♭5, mMaj7, Maj7♭5のコードが切り替わります。
【ARP / LATCH】
おさえたノートをさまざまな順番で鳴らします。
【ARP】モードからさらにレバーを下にすると手を放しても演奏を続ける【LATCH】モードになります。
〔VOICE MODE DEPTH〕
MANUAL 1, MANUAL 2, RISE 1, RISE 2, FALL 1,FALL 2, RISE FALL 1, RISE FALL 2, POLY 1, POLY 2, RANDOM 1, RANDOM 2, RANDOM 3のタイプを切り替えます。
シンセサイザーの発音の基本、KORG minilogue xdのオシレーター部は
・ノコギリ波 / 三角波 / パルス波のアナログVCO 2つ
・ノイズジェネレーター・VPMオシレーターの【MULTI ENGINE】
3つのオシレーターを【MIXER】で音量のコントロールします。
KORGさんのこのシリーズはオシロスコープ付いてて波形を視覚的に見れるのがいいですよね^^
シンセサイザーの音作りでオシレーターと同じく重要な【FILTER】
KORG minilogue xdはローパスフィルターのみを搭載しています。
〔CUTOFF〕
音の明るさをコントロールします。
〔RESONANCE〕
周波数のピークを持ち上げて音にクセをつけます。
〔DRIVE〕で歪み〔KEYTRACK〕で音程による音の明るさを三段階で切り替えます。
音量をコントロールする【AMP EG】と切り替えでピッチとフィルターカットオフをコントロールする【EG】でカーヴを作ります。
【LFO】はLow Frequency Oscillatorの略で低い周波数のオシレーターで変調先のターゲットを「揺らし」ます。
【LFO】は【VCO】と同様にノコギリ波 / 三角波 / パルス波の波形を選択して使います。
〔RATE〕でLFO波形の周波数(スピード)
〔INT〕でLFOのかかる深さをコンとロールします。
KORG minilogue xdのエフェクトはNTS-1 Digitalkitと同様に
〔MOD〕
〔REV〕
〔DLY〕
を3つ個別にかけることができます。
エフェクトも『Logue LDK』でカスタムエフェクトを追加できます。
【EDIT MODE】ボタンを押すと【PROGRAM EDIT】【SEQ EDIT】【GLOBAL EDIT】から各モードをエディットします。
※【EDIT MODE】の時は【KEYBOARD】の演奏機能はオフにしましょう。
各モードでステップのボタンを押すとそれぞれのメニューに入って
〔PROGRAM / VALUE〕のつまみで値を変えます。
フェイバリット機能でお気に入りの音色プログラムを16個登録できます。
フェイバリット機能に保存したいプログラムで(シーケンサー停止中)
〔SHIFT〕を押しながら1~16のステップのボタンを長押しします。
呼び出す時も〔SHIFT〕を押しながら1~16のステップのボタンを押します。
KORG minilogue xdは各プリセットでシーケンスを鳴らすことができます。
ポリフォニック・アナログ・シンセサイザーなので和音を活かしたシーケンスが多数収録されています。
もちろんベースやリズム系のシーケンスも入ってます。
聴いてるといろいろできそうですね ^^
KORG minilogue xd コルグ ミニローグ 操作方法
開封して仮セッティングして最初の音を実際聴いて
— くりっぱー@0からのシンセサイザー (@Kurippersynth) 2021年1月5日
…控えめ言ってこのシソセが最高であることがわかった。#KORG#minloguexd pic.twitter.com/1g0z5hK38f
モジュレーションや各機能など個人的にはシンセサイザーとして物足りない部分も正直ありますがそれを感じさせないほどさまざまな機能があって楽しいです♪
アナログ・ポリフォニックでこの価格帯でこの機能や使い勝手を実現できるのはKORGさんならではだと思いますし、この価格帯では最強だと思いました!
KORG minilogue xdはただのアナログ回帰だけではなくデジタルの技術もたくさん投入しているのもKORGさんらしくて良いですね^^