0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
“新世代ウェーブ・シーケンシング・シンセサイザー”
KORG Wavestate
のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
KORG wavestate コルグ ウェーブステイト 操作方法
今回はKORG Wavestateの
【VECTOR】の機能について
基本的な操作についての解説です。
ウェーヴシーケンシングとともにwavestateの特徴でもある
LAYER ABCDのヴォリュームをコントロールしたり、
モジュレーション信号にして
つまみやスライダーなどのコントローラーが
ひとつのパラメーターをコントロールするのに対して
左右の線上(X 軸)と上下の線上(Y 軸)の
2つのパラメーターを同時にコントロールできるのが特徴です。
• Vector Volume がOn のときは、ボイスごとに【LAYER ABCD】に関連したボリュームのコントロール
• ボイスごとに4 つのベクターエンベロープによるモジュレーション信号(Vector Env A/B/C/D)を作成
• エフェクトやPERFORMANCE MOD KNOBSで設定するような、すべてのボイスで共有されるパフォーマンス・レベルのモジュレーション信号の作成
・ベクター・ジョイスティックのX 軸とY 軸をモジュレーション・ソース(またはMIDI CCCC#16 がX (横) 軸、CC#17 がY (縦) 軸)として、ベクター・エンベロープとは独立して使用
・ベクター・ジョイスティックは 2 つのMIDI コントローラー(CC#16 が X (横) 軸、CC#17 が Y (縦) 軸)として使用可能。
【LAYER ABCD】にそれぞれサウンドをわりあてします。
〔Vector Volume〕をOnにします。
各LAYERの〔Hold〕機能をオンにして
4つのサウンドをリアルタイムにモーフィングする
ドローンサウンド的なことがかんたんにできます♪
【Mode】
Time:ベクター・エンベロープのセグメントを秒で設定します。
Tempo:ベクター・エンベロープのセグメントをビートで設定します。
【Loop】
[0->3, 1->3, 2->3, 0<->3, 1<->3]
ループのスタートとエンド・ポイントを設定し、前方へ進みループするか、前方後方へ交互にスープするかを設定します。
[0->3] [1->3] [2->3]
これらは前方へのループになります。例えば、1->3 はエンベロープを、0、1、2、3、1、2、3、1、2、3... のように発音します。
[0<->3] [1<->3]
これらは、前方後方へ交互にループします。例えば、1<->3 はエンベロープを、0、1、2、3、2、1、2、3... のように発音します。
【Repeats】
[Off, 1 ~ 126, Inf ]
Off:ベクター・エンベロープがポイント 3 へ進むと、ノートがリリースされるまでホールドし、次にリリース・ポイントへ進みます。
1 ~ 126:ベクター・エンベロープが設定した数をループした後、鍵盤から手を離すまでポイント 3 でホールドします、
次に鍵盤から手を離すとリリース・ポイントへ進みます。
Inf:ベクター・エンベロープは、鍵盤を押している間ループを繰り返し、鍵盤から手を離すとリリース・ポイントへ移動します。
【Time Scale】
エンベロープを、0.01(元のスピードの 1/100)から 100.00(元のスピードの 100 倍)まで、同時にスピード・アップ、またはスロー・ダウンすることができます。
【Joystick Edit】
On:Vector Env X-Y/Time ページが表示されると、VECTOR JOYSTICK はモジュレーション・ソースではなく、ポジションをエディットします。
Off:VECTOR JOYSTICK は、モジュレーション・ソースとして機能し、パラメーターをエディットしません。
【Vector Volume】 (SHIFT ボタン -VECTOR ボタン )
ベクター・ジョイスティックとベクター・エンベロープで音量を直接コントロールするかどうかを設定します。
【Vector Volume】がオンの時はフロント・パネルの VOL の LEDが点灯します。
Vector VolumeがOff のとき、ベクター・ジョイスティックとベクター・エンベロープは、モジュレーション・ソースとして使用します。
【Vector Envelope Time】で
「0」「1」「2」「3」「R」
のベクトルの時間の変化を設定します。
【Mode】でTempoを選択すると
wavestateのテンポと同期した音符で設定可能です。
【ENVELOPES】で〔VECTOR〕をオンにして
つまみでコントロールすることも可能です。
【FILTER】〔CUTOFF〕を選択中に
【MOD】+【PAGE】を押してモジュレーションのわりあてをします。
〔Genelators〕▷〔Vector Env A〕を選択して
〔Intenscity〕でモジュレーションの深さを調節します。
ベクターエンベロープによってフィルターが変化しているのがわかります。
〔SHIFT〕を押しながら
【FILTER】〔INTENSCITY〕のつまみをまわすと
ピッチの設定になるので
〔Transepose〕にカーソルを合わせて
【MOD】+【PAGE】を押してモジュレーションのわりあてをします。
〔Genelators〕▷〔Vector Env B〕を選択して
〔Intenscity〕でモジュレーションの深さを調節します。
さらにVector Envelope Timeを変えると
サウンドが変化して楽しいです♪
KORG wavestate コルグ ウェーブステイト 操作方法
ウェーヴシーケンシングだけでも
十分マニアックな機能なのに(^^;
ベクトルのエンベロープとか
さらにマニアックなシンセサイズですね!
くりっぱー個人的には
今回の動画のはじめの方でやってる
ジョイスティックで各レイヤーのモーフィングみたいなの
リアルタイムで出来るからいいかなって感じでしたが
予想もしない音の変化に出会えるので
やりがいのある機能だなと思いました。
そういえば以前くりっぱーチャンネルでも取り上げた
ARTURIAさんのPROPHET Vのベクターシンセシスも
同じような機能ありましたねー。
wavestateは往年のwavestationと一緒で
設定やエディットはめんどいけど笑
wavestateはいろんなパラメーターを変調可能で
ジョイスティック以外にも
たくさんのつまみがあるので多彩なコントロールが可能です。
wavestateの価格帯で
ここまでマニアックなシンセサイザーはなかなかないですね。
しかもそれをガレージメーカーとかではなくて
業界大手のKORGさんの製品というのが面白いですね^^