0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
4トラックグルーヴボックスのRoland AIRA MC-101のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
Roland AIRA MC-101 ローランド アイラ 操作方法
※Roland AIRA MC-101のすべての機能を使うためにも常に最新バージョンにしておきましょう。
今回はRoland AIRA MC-101の基本的な操作の解説です。
MC-101はいわゆる「グルーヴボックス」とよばれるマシンです。
グルーヴボックスとは1990年代にRolandさんが発売したリズム、ベース、上モノをループベースで鳴らして一台で演奏を完結するマシンMC-303から呼ばれた名称で他のメーカーの後発のマシンも含めてそういったマシンを指す名称になりました。
いわゆるグルボですね。
90年代以降、電子音楽のメインストリームがダンス / クラブミュージックになっていくのにともなってそれまでの打ち込みの「楽曲制作&アレンジメント」というよりは
ループベースでさまざまなパターンを一台でリアルタイムに演奏するっていうスタイルのマシンです。
現代のグルーヴボックスのRoland AIRA MC-101はおもに
・ドラムマシン(80以上のドラムキット)+プレイバックサンプラー
・ステップシーケンサー(最大128)
・シンセサイザー(3000以上のトーン)
・ルーパー(タイムストレッチ、ピッチシフト可能)
・エフェクター(90種類以上)
を統合したグルーヴボックスになります。
MC-101は上位機種のMC-707とほぼ同等の機能が使えるそうです。
Roland AIRA MC-101は4パートのシーケンス作成 / 演奏が可能です。
(上位機種のMC-707は8パート)
MC-101はUSBで電源を供給します。
また背面に電池を入れて電池駆動も可能です。
モバイルバッテリーとかも使えるんですかね?
L / R OUTと5ピンのMIDI IN / OUT
SDカードスロットがあります。
Roland AIRA MC-101は1つの楽曲をプロジェクトとして扱います。
【PROJECT】は4つの【TRACK】で構成されています。
トラックは4種類の中から選択可能でそれぞれのトラックで使うことができます。
DRUM:最大16音のドラムサウンド専用のトラックです。プレイバックサンプラーとしても使用可能です。
DRUM + COMP:ドラムトラックにコンプを付けたトラックでプロジェクトで1つのみ使用可能です。
TONE:ベース、コード、メロディなど音階演奏のトラックです。サンプルに音階をつけて演奏も可能です。
LOOPER:ピッチシフト、ストレッチが可能なオーディオルーパーです。
ドラム + コンプを除く4つのトラックすべてドラムにして最大64音の4パートのドラムキットにしたり、トーンやルーパーもそれぞれ自由に設定可能です。
デフォルトでは
トラック 1:DRUM
トラック 2:TONE
になっています。
トラックの削除は【SHIFT】+【PROJECT】を押しながら1~4の任意のトラックのボタンを押します。
各トラックは最大16の【CLIP】を作成可能です。
【CLIP】はシーケンスだったりオーディオだったり
各トラックに応じた設定が入ってる箱みたいなイメージですね。
グルーヴボックスの醍醐味ともいえる【CLIP】は演奏しながらリアルタイムに切り替えが可能です。
1 ~ 4のスライダーで各トラックの音量をコントロールします。
Roland AIRA MC-101は1 ~ 4の4つのスライダーで各トラックのボリュームと【CONTROL】のC1 ~ C4の各つまみで〔SOUND〕〔FILTER〕〔MOD〕〔FX〕でパラメーターをコントロール可能です。
また〔SOUND〕〔FILTER〕〔MOD〕〔FX〕ボタンを長押ししてC1 ~ C4の各つまみをまわすと各パラメーターを割り当てすることも可能です。
サウンドのエディット少々手間なので(^^;
とくにリアルタイムにエディットしたいパラメーターはわりあてておくといいですね^^
基本的にトラック1だったらC1のつまみでトラック2~4だったらC2~4のつまみで
〔SOUND〕〔FILTER〕〔MOD〕〔FX〕ボタンで切り替えて各パラメーターをコントロールするという感じです。
テンポの設定は【TEMPO】ボタンを押して【VALUE】のダイヤルをまわして設定します。
【SHIFT】+【VALUE】でタップテンポも可能です。
Roland AIRA MC-101は右側にある4つのPADをそれぞれ選択して使用可能です。
CLIP:クリップを選択 / 切り替えします。
SEQ:シーケンス作成 / 編集時に使います。
NOTE:パッドが鍵盤になって発音が可能です。またドラムトラック打ち込み時にサウンドの選択をします。
長押しでアルペジエーターのオン / オフが可能です。
SCATTER:パッドを押すことによってテンポに同期したさまざな効果を得ることが可能です。
【SHIFT】+【SCATTER】ボタンで各パッドのSCATTERの効果を設定できます。
Roland AIRA MC-101は5つのエフェクトを使用可能です。
その中でリアルタイムコントロール可能な【MULTI FX】はフィルター、コーラス、アンプ、ローファイ、ルーパーなどグルボらしく定番からトリッキーな飛び道具系まで揃ってます。
【MULTI FX】の選択 / エディットは
【SHIFT】+【Multi FX】を押します。
【SHIFT】ボタンを押しながら、MEASURE[<][>]ボタンを押してステップの設定画面に入ります。
〔Step Length〕
クリップのステップの数を設定します。(1 ~ 128)
〔Scale〕
ステップの解像度(音符)を選択します。
〔Mode〕
ステップの再生方法を選択します。
〔Shuffle〕
ステップの跳ね具合(ノリ)の設定をします。
Roland AIRA MC-101 ローランド アイラ 操作方法
今回ほんのさわりでざっとMC-101の機能を使ってみましたがMC-101はドラムマシン、サンプラー、シンセサイザー、オーディオルーパーを統合したかなり多機能なマシンです。
個人的にMC-101を導入した理由は最近愛用しているKORG wavestateと対になるマシンライブで手軽に仕込みと演奏が出来るマシンが欲しいなって思っていてサイズ / 機能としてMC-101がいい感じだなと思って導入しました。
ランダマイズが得意なwavestateと
グリッドベースでありつつ自由度の高いMC-101
wavestateも4パート可能なのでMC-101とwavestate合わせて最大8パートの演奏が可能になりますね。一台で完結したい!という方はMC-707のほうがいいかもしれません。
値段も倍ですが(^^;MC-101の2倍の8トラック使用可能ですし、コントローラーも多く操作性は格段に良いと思います笑
MC-101は「グルーヴボックス」といわれるだけあってくりっぱー的にはまず各パート専用のボリュームスライダーがあるのがいいなって思いました。
MC-101は見た目すっきりしてますがこのサイズでかなりの機能を搭載してるのでそれぞれの機能を使う操作はどうしても【SHIFT】を押しながら~階層を潜っていくという操作が多いです。
くりっぱーはwavestateでこの操作には免疫はつきましたが笑まだ慣れてないのでマニュアル見ながらよちよち操作です(^^;
これが意識しないで各機能を把握して使いたい時にすぐにアクセスできるようになればかなり面白いマシンなんじゃないかなーと思ってます!
まさに習うより慣れろですね!
wavestateもそうだけど使わない期間が長いと操作忘れそ、、、(^^;
そんなこともあって動画も作っていきたいと思います笑
プラグイン、アプリ、モジュラーなど現代はさまざまなシンセサイザーがありますが、
ここにきてMC-101やwavestateはくりっぱーがシンセはじめたときの
「階層を潜っていって画面と対話しながらジョグダイヤルのエディット」
をするとは思いませんでした笑
PCMシンセサイザーの宿命ですかね。
MC-101は発売以来頻繁にアップデートしていろいろな機能が追加されたみたいですが、せっかく面白い機能がたくさんあるのでエディターとかで仕込みできたらすごく快適なんじゃないかなって思います。
操作性はやっぱり上位の707のがいいなかなぁって気もしなくもないけど
やっぱりこのサイズでこれだけの機能は換え難いものがありますね。
いま思い付いた使い方として
・MC-101単体での使用
・MC-101のMIDI OUTから外部シンセサイザーをつないで演奏
・4パートのドラムマシン
・4パートPCM音源
・4パートのサンプル・ルーパー
…単体でも4パートとはいえクリップ次第でさまざまなサウンドやループが鳴らせるし、他のマシンと組み合わせてもかなり遊べそうですね!^^
一昔前のグルーヴボックスはいわゆるダンスミュージックに特化したマシンが多かった感じですが、MC-101はどんなジャンルにも対応できると思います。
これからいろいろな機能を使っていこうと思います。
次回から実際にシーケンサーに打ち込みしていこうと思います!