0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
“新世代ウェーブテーブル・シンセサイザー”
KORG modwave
のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
今回はKORG modwaveの
【LFOs】についての解説です。
【LFO】とは「Low Frequency Oscillator」の略で
低い周波数のオシレーターで各機能のパラメーターを変調する(揺らす)機能です。
シンセサイザーの変調では定番ですね。
超シンプルにいうと
・PITCHはビブラート
・FILTERはオートワウ
・AMPはトレモロ
みたいな感じです。
wavestateのLFOは4つでしたが、
KORG modwaveでは
【FILTER】明るさ
【PITCH】音程
【AMP】音量
【OSC 1】オシレーター1の〔MORPH〕
【OSC 2】オシレーター2の〔MORPH〕
の5つのLFOにデフォルトでそれぞれのパラメーターがわりあてられています。
LFOを使うには
【FILTER】【PITCH】【AMP】【OSC 1】【OSC 2】の
各ボタンを押して
〔FREQ〕でLFOのスピード、〔INTENSITY〕で変調の深さを直接コントロール可能です。
【LFOs / TEMPO SYNC】
On:〔Freq〕 LFO波形のスピードがwavestateのシステム・テンポに同期します。
On:〔Freq〕LFO波形のスピードをHz単位で設定します。
〔Freq(Frequency)〕 (FREQUENCY ノブ)
Tempo のon 時は、LFO スピードの基準となる音符を設定します。
値は付点音符と3 連符を含め、32 分音符から4 全音符(16 拍)までの範囲です。
Tempo のoff 時は、LFO スピードをHz で設定します。
【Waveform】 (SHIFT ボタン + FREQUENCYノブ)
LFO の波形を選択します。
・TRIANGLE
・SAW
・SQUARE
・SINE
・GTR
・EXP TRI
・EXP SAW DN
・EXP SAW UP
・STEP TRI 4
・STEP TRI 6
・STEP SAW 4
・STEP SAW 6
・RND 1
・RND 2
・RND 3
・RND 4
・RND 5
・RND 6
〔補足〕
GTR (Guitar):ギターのビブラート用です。これは+ の値のみで、ピッチで設定すると、ベンド・アップ効果のみになります。
RND 1 (Random 1):一般的なサンプル/ ホールドの波形で、一定間隔でレベルがランダムに変化します。
RND 2 (Random 2):レベルとタイミングがランダムに変化します。
RND 3 (Random 3):ランダムなタイミングでパルス波を生成します。
RND 4 ~ 6:ステップ変化ではなく曲線変化で、RND 1 ~ 3 を滑らかにしたものです。緩やかなランダム変化を得るために使います。
〔Start Phase〕
波形の位相の起点を設定します。Random Start Phase がOn のときは無効です。
【LFOs】 〔Rndm° (Random Start Phase)〕
Random Start Phase がOn のとき、ノート・オン(または最初のノート・オン)のたびに、LFO はランダムな位相でスタートします。
【LFOs】〔Offset〕
LFO 波形の中心を上下にずらします。
例えばOffset を+100 にすると、ビブラートは元のピッチより上で変化します。
【LFOs】〔Curve〕
LFO波形を変形させます。波形に丸みをつけたり、とがらせたりします。また、特定の範囲を強調する使い方ができます。
【LFOs】〔Fade〕
〔SYNC NOTE〕
ONにすると、どのタイミングでノートオンしてもLFOのスピードはすべてのノートに同期します。
OFFはノートオンしたタイミングで各ノートごとにLFOが開始します。
デフォルトだとLFOs【OSC 1】はオシレーター1の〔MORPH〕がわりあてられていますが
これを【OSC 1】〔POSITION〕(ウェーヴテーブル波形の読み出し位置)にわりあてします。
【OSC 1】〔POSITION〕を選択中に
【SHIFT】+【PAGE+>】を押してモジュレーションのわりあて画面にします。
Dest:(変調先)にOsc 1 Positionが選択されて
Src:(変調元)何のパラメーターでDestのパラメーターを変調するのか(Waiting…)と表示されるので【ENTER】を押します。
【Modulation Source】の画面になるので
Generators▷Osc 1 LFOを選択して【ENTER】を押します。
【Mods】〔Intensity〕で変調する深さを設定します。
【OSC 1 LFO】で〔POSITION〕(ウェーヴテーブル波形の読み出し位置)が変調できます。
上記の感じでKORG modwaveでは【SHIFT】+【PAGE+>】を押してさまざまなモジュレーションのわりあてが可能です。
くりっぱーの定番の変調は
LFO波形でべつのLFO波形のスピードを変調してHOLDで慣らす
という感じですね笑
こういった複雑な変調はもともとはモジュラーシンセサイザーのテクニックですが、最近はデジタルのハードウェアでもこういった複雑な変調が可能なものも増えてきましたね^^
KORG modwaveはwavestateのLFOと使い方はほぼ同じです。
modwaveの方が1つ多いですね。
5つの【LFOs】の
【FILTER】【AMP】【PITCH】【OSC 1】【OSC 2】
はデフォルトで各パラメーターにわりあてられていてすぐに使えるようになっていますが、それぞれ固定ではなく
【MOD】+【PAGE+>】で自由にわりあてして
さまざまなパラメーターを変調可能です。
動画でもやった通り、LFO波形でLFOのパラメーターを変調したりもできるのでちょっとマニアックではありますが笑複雑で豊かな変調が可能です♪
5つもLFOがあって自由にわりあてできるのでぜひいろいろやってみてください^^