0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
“新世代ウェーブテーブル・シンセサイザー”
KORG modwave
のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
その8 〜モーションシーケンシング 2.0編②~|初心者でもわかる 解説
今回はKORG modwaveの
【モーションシーケンシング 2.0】についての解説です。
前回から引き続き、「モーションシーケンシング 2.0」はwavestateの「ウェーヴシーケンシング」とともにこのシリーズの真骨頂ともいえる機能で
・タイミング
・ピッチ
・シェイプ
・SEQA~D
を個別にシーケンスして鳴らすことが可能です。
wavestateの「ウェーヴシーケンシング 2.0」と基本的な概念は同じですが
modwaveは【REC】ボタンがあり「モーションシーケンシング 2.0」では音階やつまみの動きを記録してシーケンスとして使用します。
各ステップにある〔Probability〕は
シーケンスが再生する「確率」を設定することが可能です。
通常100%で必ずステップは再生しますが、減らすことによってステップを飛ばす確率も出てきます。
【PITCH】LANEは【REC】で入力したピッチをステップごとに設定し直すことも可能です。
〔Use Shape〕をOnにするとシェイプレーンで設定したカーヴにそってピッチのパラメーターが変化します。
〔Transition〕のカーヴと組み合わせるとウネウネになります笑
各レーンはA~D / 1~16の範囲でループポイントを設定することが可能です。
(ステップ数は3ページ目のコピー&ペーストで増やす感じですかね)
動画ではタイミングレーン(16分音符)のみA1のループにして
他のレーンは16ステップでループしています。
各レーンのステップの開始 / ループポイントを変えることによってより複雑なシーケンスを生み出すことが可能です。
NOTE ADVANCE機能はノートオンのたびにステップを一つ飛ばす機能です。
【SHIFT】+【ADVANCE】でNOTE ADVANCE機能をオンにします。
モーションシーケンシング 2.0のMIDIの情報自体は一度のノートオンだけなのでアルペジエーターや外部シーケンサーで再生した時に効果を発揮します。
なのでモーションシーケンシング 2.0使用時はエンベロープやポルタメント機能は使えません。
その8 〜モーションシーケンシング 2.0編②~|初心者でもわかる 解説
2回にわたってKORG modwaveの「モーションシーケンシング 2.0」の基礎を解説しました。
最初使い方おぼえるのはちょっと面倒ですが笑仕組みがわかると規則的なシーケンシャルな演奏からランダマイズまで自由にコントロールできるの楽しいです!^^
wavestateの「ウェーヴシーケンシング 2.0」のが専用のつまみもあるし、シーケンスに特化してる印象かなー。4レイヤーでシーケンスも可能ですし(その分複雑で負荷も高くなりますが(^^;)
「モーションシーケンシング 2.0」も似たような機能ですが若干?シンプルですかね。modwaveの方がシンセサイザーとしてのシーケンス的な印象を受けました。
こういったブッ飛んだマニアックな機能が国内大手のKORGさんのプロダクトであるってことがすごく良いことだと思います!笑
他のシンセに比べたら難解でなかなかとっつき難い機能かも知れませんが、「ウェーヴシーケンシング 2.0」「モーションシーケンシング 2.0」はKARMA機能ほど難解じゃないし、わりと直感的に扱えるしシンセサイザー的な要素があるのでくりっぱー的にはここ20年くらいでダントツで素晴らしい機能だと思います!
…というかこれだけの機能を積んでこの価格帯で出せるってKORGさんの企業努力に頭が下がります。
「モーションシーケンシング 2.0」も無償で公開されてる専用エディター使えば視認性も良くもっと楽にできますが、「コンピューターないとエディットできない!」ってなるとライブで使うとき困りそうなのであえてハードでやってみました!
とはいえ、複雑な仕込みとかなら使った方がいいので笑エディターはまたあとの機会にやろうと思います。
…多分「モーションシーケンシング 2.0」もしばらく使わないと忘れそうなのでちょいちょい使っていこうと思います笑