0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
4トラックグルーヴボックスのRoland AIRA MC-101のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
Roland AIRA MC-101 ローランド アイラ 操作方法
今回はRoland AIRA MC-101のver.1.8の新機能【PARTIAL】の操作の解説です。
何気にくりっぱーはMC-101購入時すでに最新バージョンだったのでアップデートしたことなかったです(^^;
今回はじめてアップデートしたので備忘録も兼ねて笑やり方を残しておきます。
まず【PROJECT】ボタンを押しながら電源を入れてストレージモードとしてMC-101を起動します。
RolandさんのHPからダウンロードパッチをダウンロードしてPC上のストレージとしてのMC-101にファイルを移動します。
MC-101の電源を切って今度は【SHIFT】ボタンを押しながらMC-101を起動します。
アップデートのファイルを自動で確認してアップデートがはじまります。
問題なければCOPLETEになるので再起動すれば新しいヴァージョンで起動します。
Tone Partial Editor機能はTONE TRACKで4つのパーシャル(オシレーター)でシンセサイズする機能です。
パーシャルモードに入るには【SHIFT】を押しながら【SOUND】を押して【VALUE】のダイヤルを回して【PARTIAL】を選択します。
もともと入ってたTONE TRACKのサウンドだとなんか機能しなかったので(よく確認してませんが(^^;)INIT TONEでやりました。
【COM】(COMMON)ではパーシャル(オシレーター)の全体のボイシングやピッチの設定をします。
〔OCT〕(OCTAVE)
トーンの音の高さをオクターブ単位(± 3オクターブまで)で設定します。
〔M/P〕(MONO/POLY)
MONO、POLYトーンの鳴らしかたを和音のポリフォニック(POLY)にするか、単音のモノフォニック(MONO)にするかを設定します。
〔PRT〕(PORTAMENTO SW)
音程の変化を遅らせるポルタメント(いわゆるグライド)効果のオン / オフの設定をします。
〔TIM〕(PORTAMENTO TIME)
ポルタメント演奏で、音の高さが変化する時間を設定します。値が大きくなるほど、
次の音の高さに移動する時間が長くなります。
MONO / POLYどちらの発音でも可能です。
〔ANL〕(ANALOG FEEL)
発音しているトーンの音の高さや音量を時間変化させ、揺らぎを与えます。値を大
きくするほど、揺らぎの量が多くなり不安定になります。
〔CRS〕(COARSE TUNE)
音の高さを半音単位(±4 オクターブまで)で設定します。
〔OSC 1 ~ 4〕(OSC TYPE)
オシレータータイプを設定します。
PCM:MC-101の内部のPCM波形および取り込んだサンプル波形を発音をします。
VA:演算によりアナログ・モデリング波形を生成します。いわゆるヴァーチャルアナログ音源です。
PCM-Sync:SYNC WAVで指定された波形を発音します。
SuperSAW:Rolandさんのシンセでおなじみの分厚いノコギリ波のSuperSAWを発音します。
Noise:WhiteNoise を発音します。
OSC TYPE〔PCM〕
〔GRP〕(WAVE GROUP TYPE)
INT:OSC TYPE をPCM に設定したとき、MC-101 に内蔵の波形を使用します。
SAMP:OSC TYPE をPCM に設定したとき、プロジェクトに取り込んだ波形を使用します。
〔BNK〕(WAVE BANK)
A、B、COSC TYPE がPCM でWAVE GROUPTYPE がINT のときに、発音するバンク(A
~ C)を設定します。
〔WAV〕(PCM:WAVE NUMBER)
OSC TYPE がPCMのとき、WAVE GROUP TYPE で指定されたグループ内、およびWAVEBANK で指定されたバンク内の波形番号を指定します。
WAVE GROUP TYPE をSAMP に設定した場合、サンプル番号を指定します。
OSC TYPE〔VA〕
〔WAV〕(VA:WAVE FORM)
OSC TYPE がVA のときに発音する波形を設定します。
SAW:のこぎり波
SQR:矩形波
TRI:三角波
SIN:サイン波
RAMP:傾斜波
JUNO:変調鋸歯状波
TRI2:三角波のバリエーション
TRI3:三角波のバリエーション
SIN2:サイン波のバリエーション
〔PW〕(PULSE WIDTH)
パルス幅のデューティー比を変えて波形を変形させることで得られる効果です。
OSC TYPE がVA のときに有効で、SQR(矩形波)以外でも効果を得ることがで
きます。
〔PWM〕(PWM DEPTH)
PULSE WIDTH にかけるLFO のかかる量(深さ)を設定します。
※LFO はLFO2 の設定のものに従います。
〔SW〕(PARTIAL SWITCH)
OFF、ON パーシャルのオン/オフを切り替えます。
〔CRS〕(COARSE TUNE)
音の高さを半音単位(±4 オクターブまで)で設定します。
〔FIN〕(FINE TUNE)
音の高さを1 セント単位(±50 セントまで)で設定します。
〔LEV〕(LEVEL)
パーシャルの音量を設定します。
OSC TYPE〔PCM-SYNC〕
〔WAV〕(PCM-Sync:SYNC WAV)
PCM-SYNC波形を選択します。
ストラクチャー機能の〔SYNC〕で変調するときはOSC1もしくは3にこのオシレーターを選択します。
OSC TYPE〔SuperSAW〕
〔DET〕(SuperSAW:DETUNE)
1 つのオシレーターの中で重ねられる鋸波(7 つ)のピッチのばらつきの幅を決め
ます。値を大きくするほど、ピッチのばらつきが大きくなります(このときDETUNE は、7 つある鋸波それぞれのピッチを同じ幅で変化させます)
OSC TYPE〔Noise〕
ホワイトノイズを発音します。
パーシャル(オシレーター)の音の高さを1 セント単位(±50 セントまで)で設定します。
【STR】(Structure) は2 つのパーシャルを1 組にして発音することができます。
パーシャル(OSC)1 または3(キャリア:変調される波形)
パーシャル(OSC)2または4(モジュレーター:変調する波形)
で変調することによって、幅広い音色を作成することができます。
【STR】(STRUCTURE)
〔SYNC〕
オシレーターを強制的に同期させて強烈な倍音を生み出す変調です。パーシャル2 または4 のピッチの周期でパーシャル1 または3 のオシレーターをリセットします。
※ OSC1 または3 のOSC TYPE がVA またはPCM-Sync のときのみ有効。
動画ではPCM-Syncの波形選んでませんでした、、、(^^;
〔RING〕
高次元倍音で変調して金属的なサウンドに変調するリング・モジュレーターを実現した
ものです。パーシャル2 または4 の出音をパーシャル1 または3 に掛け合わせます。
〔XMOD〕
〔XMOD2〕
オシレーターをオシレーターで変調する機能です。パーシャル2 または4 の出音をパーシャル1 または3 のピッチとして与えます。
〔LV1/3〕(OSC1/3 LEVEL)
OSC1 または3 の音量を調節します。
〔LV2/4〕(OSC2/4 LEVEL)
OSC2 または4 の音量を調節します。
〔RNG〕(RING LEVEL)
リング・モジュレーターの音量を調節します。
〔MOD〕(MOD DEPTH)
クロス・モジュレーションのかかる深さを調節します。
Roland AIRA MC-101 ローランド アイラ 操作方法
今回のアップデートの目玉機能のPARTIAL機能ですがマニュアルには
「簡易的なトーンのパーシャル・エディット機能を追加しました。」
と書いてありましたが、、、
オシレーターでPCM、ヴァーチャルアナログ、PCMシンク使えてオシレーターシンクやマトリクスモジュレーションまで使えて簡易どころか…ガチですよね?Rolandさんっ!笑
今回のアプデ、4つのオシレーターをエディットできる「PARTIAL」機能。
— くりっぱー@0からのシンセサイザー (@Kurippersynth) 2022年9月18日
マニュアルには「簡易的なトーンのパーシャル・エディット機能を追加しました」って書いてあるけど
VAにオシレーターシンクにスパソ、2系統のフィルター、2基のLFOにマトリクス…
簡易どころかガチですやん🤣#Roland#MC101 pic.twitter.com/DLCjlXLpZ7
正直MC-101の音源は往年のサウンドから最近ぽい音も入ってましたし、特に不満もなく、いわゆるROMプラー的な感じで使っていこうと思っていたのですが今回のアップデートのパーシャル機能の搭載によってガチのシンセシスが可能になったのでうちもマシン群の中で立ち位置変わりそうです笑
次回はオシレーター以降のフィルター、エンベロープ、LFOの解説をします。