0からのシンセサイザーのくりっぱーことKurippertronixxx@Kurippersynthです。
Arturia MiniFreak (アートリア ミニフリーク)のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
Arturia MiniFreak アートリア ミニフリーク 操作方法
ハードウェアのArturia MiniFreakをプラグインで完全互換 / 再現したMiniFreak Vも単体のプラグインとして購入できるようになりました!
今回はArturia MiniFreakの【LFO】の基本的な操作の解説です。
【LFO】は「Low Frequency Oscillator」で超低周波数のオシレーターで各パラメーターを周期的に変調する機能です。
【ENVEPOLE】が一度のカーヴの時間的変化なのに対して【LFO】は周期的な時間的変化といった感じですね。
…近年のシンセやMiniFreakも【CYCLING ENVELOPE】でループもできるし、【LFO】もワンショット可能ですが笑
LFOのわかりやすい効果として
・ピッチにかければビブラート
・フィルターにかければオートワウ
・アンプにかければトレモロ
といった効果を得ることが可能です。
Micro FreakではLFOは1つでしたがMiniFreakでは2つのLFOを使えるのでLFO同士の変調といった複雑なモジュレーションも可能になりました!
またシェイパー波形ではさらに複雑な波形を使用 / カスタム波形の作成可能です。
【LFO】を使うには【Matrix】で設定する必要があります。
動画では〔LFO 1〕に〔Pitch 1+2〕をわりあてしています。
【LFO】
〔Select〕
LFO 1 または LFO 2 を選択します。白 LED が点灯しているほうが選択しているLFO です。Shiftクリック (Shift を押しながらボタンを押下) するとLFO Edit機能に入ります。
〔Rate〕
LFO の周期を設定します。エンコーダーを押すとSync のオン/オフが切り替わり、オンの場合は LFOの周期が MiniFreak の Tempo 設定に同期し、オフの場合は非同期になります。Shiftを押しながらエンコーダーを押すとLFO 周期を波形の先頭にリセットする方法を選択できます。
〔Wave / Load〕
LFO波形を選択します。Shift を押しながらこのノブを回すと内部のライブラリーから複雑な波形をロードします (ファクトリー16種類+ユーザー8種類)。
Sin:サイン波
Tri:三角波
Saw:ノコギリ波
Sqr:矩形波
SnH:サンプル&ホールド の略で、レベルがランダムに変化します。
SlewSnH:SnH と同様ですが、slew (スルー) が付いていますのでレベルが変わるときに次のレベルへ階段状に変わるのではなく、グライドのように徐々に変化します。
ExpSaw:ノコギリ波の一種で、波形の降下部分が直線ではなくエクスポネンシャルカーブになっており、最初に比較的大きく降下し、その後降下が緩やかになります。この波形はユニポーラです。
ExpRamp:上記と同様ですがこちらは上昇バージョン (ランプ波) です。こちらもユニポーラです。
Shaper:Shaper (シェイパー) で作成した波形、または Load ノブでロードした波形です。
LFOのわりあては左上のマトリクス上でかんたんに設定することが可能です。
マトリクスにないパラメーターも〔Assign 1~3〕に設定してわりあてることが可能です。
LFO triggering
特定の状態のときにのみ LFO が波形の先頭からスタートできると便利なことがあります。例えば、キーボードを弾く都度、ノコギリ波の LFO でフィルターカットオフをコントロールして、アタック部分に変化を付けたいときや、シーケンスをスタートさせたと同時に LFO をより正確に動作させたいときがそれです。
あるいは2つのLFOの位相をぴったり合わせたいというときなどリトリガリングの設定をします。
Shiftを押しながらRate/Trig エンコーダーを回すと選択できます。
Free:LFOは設定された周期で動作し、リトリガーしません。各ボイスとも LFO の周期で一斉に変調されます。これは、最初にシーケンスを再生するときや、外部からの再生メッセージ (SPP) 受信時を除き、シーケンスを常に同じサウンドで発音できるようにするためです。
Poly Kbd:キーボードで1音弾くと、そのボイスの LFO がトリガーされます。同じことがどのボイスを弾いたときにも起こり、ボイスごとに LFO が個別に動作します。
Mono Kbd:キーボードを弾く都度、LFO がリトリガーし、すべてのボイスに対して同時に動作します。
Legato Kb:最初の音を弾いたときに LFO がリトリガーします。その最初の音が切れないうちに次の音を弾いても LFO はリトリガーせず、すべての音が切れてから次の音を弾くとリトリガーします。
One:LFO が1周期だけ動作して停止します。このモードを選択した場合、ノコギリ波と矩形波はユニポーラ(+のみ)になります。つまり、1周期だけ動作してレベル0 で停止、ネガティブ領域には行きません。サイン波と三角波はバイポーラで動作します。
LFO:LFO 1 が LFO 2 の周期で、あるいはその逆というように、LFO が他の LFO の周期に合わせてリトリガーします。
CyEnv:LFO がサイクリングエンベロープのスタートでトリガーされます。
Seq Start:LFO がシーケンサーの最初のステップでトリガーされます。
Arturia MiniFreak アートリア ミニフリーク 操作方法
MiniFreakのLFOは自由度が高く、モジュレーションマトリクスと組み合わせることで、直感的で多彩なモジュレーションが可能です。
MicroFreakのときからそうでしたが、LFOでLFO波形を変調したり、オシレーターの種類を変調したり、エンベロープと組み合わせてより複雑なモジュラーシンセのような変調も可能なのでかなり自由度の高い変調が可能です。
Arturia MiniFreak くりっぱーチャンネル再生リスト
ハードウェア / アプリ等の一発録音のマシンライブ演奏を公開しています。
SONICWARE Lofi-12 XTをメインにしたマシンライブ名義のライブ動画です。