0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
Rolandさんのデスクトップシンセサイザー【SH-4d】のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
今回はRoland SH-4dの【CHORD】【DRAWING】【PCM】オシレーターの基本的な操作の解説です。
【CHORD】オシレーターはワンノートでコードを鳴らせるオシレーターです。
最近のシンセだとARTURIA Micro / MiniFreakやELEKTRON model:cyclesなんかにも搭載されてますね。
リードサウンドとしても使えるし、ダンスミュージックで活躍してくれそうな感じですね。
【OSC】〔PITCH:Coarse Tune〕
音の高さを半音単位(±2オクターブまで)で設定します。
【SHIFT】+【OSC】〔PITCH:Fine Tune〕
音の高さを1セント単位(±50セントまで)で設定します。
【OSC】【TIMBRE】
コードの構成音の音量バランスを設定します。
【OSC】〔スライダー 1:Chord〕
Major、6th、7th、Maj7、M7(5)、minor、m6、m7、mMaj7、dim、dim7、m7(5)、aug、aug7、sus2、sus4、7sus4、4ths、5thsのコードを設定します。
【OSC】〔スライダー 2:Voicing〕
1~5のコードのボイシングを設定します。
【OSC】〔スライダー 3:Pulse Width〕
パルス幅のデューティー比を変えて波形を変形させることで得られる効果です。
SQR(矩形波)以外にも効果を得ることができます。
* 値が0のときに50%:50%のデューティー比になります。
【OSC】〔スライダー 4:PWM Depth〕
PW(パルス・ウィズ)にかけるLFOの、かかる量(深さ)を設定します。
LFOの設定に従ってPWを変調します。
【SHIFT】+【OSC】〔ボタン 1 ~ 4:Waveform〕
SINE、TRI、SQR、SAW波の発音する波形を設定します。
〔Fat〕
波形を歪ませ、元の波形のオクターブ下の周波数成分を加えます。
【CHORD】オシレーターはノート情報的にはワンノートなのでアルペジエーターでも鳴らすことが可能です。
【DRAWING】オシレーターは32のステップで波形を生成する面白いオシレーターです。
【1:Wave Step 1~32】
1~32のステップを選択します。
【2:Wave Step 1~32】
1~32のステップをの高さを設定します。
【OSC】〔PITCH:Coarse Tune〕
音の高さを半音単位(±2オクターブまで)で設定します。
【SHIFT】+【OSC】〔PITCH:Fine Tune〕
音の高さを1セント単位(±50セントまで)で設定します。
【OSC】〔TIMBRE:Wave Edge〕
波形を再生するときの、ステップの間のつながりをなめらかにする度合いを設定します。
値が小さいほど、つながりがなめらかになります。
【OSC】〔スライダー 1:Step 1~8〕
波形データのステップ1~8の値を設定します。
【OSC】〔スライダー 1:Step 9~16〕
波形データのステップ9~16の値を設定します。
【OSC】〔スライダー 1:Step 17~24〕
波形データのステップ17~24の値を設定します。
【OSC】〔スライダー 1:Step 25~32〕
波形データのステップ25~32の値を設定します。
【OSC】〔ボタン 1+スライダー 1:Step Step 1~8 Slope〕
波形データのステップ1から8までを結ぶ直線の傾きを設定します。
【OSC】〔ボタン 2+スライダー 2:Step 9~16 Slope〕
波形データのステップ9から16までを結ぶ直線の傾きを設定します。
【OSC】〔ボタン 3+スライダー 3:Step 17~24 Slope〕
波形データのステップ17から24までを結ぶ直線の傾きを設定します。
【OSC】〔ボタン 4+スライダー 4:Step 25~32 Slope〕
波形データのステップ25から32までを結ぶ直線の傾きを設定します。
【ENTER】と【2】のつまみで波形をリアルタイムに生成することも可能です。
【PCM】オシレーターはサンプリングをもとに生成されたPCM波形を4つのスロットで選んでピッチと音量をコントロールするだけです。
それ以降は他のオシレーターとも共通のフィルターやアンプ、LFOでサウンドメイクします。
RolandさんのPCMシンセサイザーといえばやっぱりJD-800の53番「JD Piano」が有名ですね笑
【1】
オシレーター1~4のPCM波形の選択します。
【2】
選択したオシレーターの発音するPCM波形を選びます。
【OSC】〔PITCH:Coarse Tune〕
音の高さを半音単位(±2オクターブまで)で設定します。
【SHIFT】+【OSC】〔PITCH:Fine Tune〕
音の高さを1セント単位(±50セントまで)で設定します。
【OSC】〔スライダー 1:Osc 1 Level〕
OSC 1の音量をコントロールします。
【OSC】〔スライダー 2:Osc 1 Level〕
OSC 2の音量をコントロールします。
【OSC】〔スライダー 3:Osc 3 Level〕
OSC 2の音量をコントロールします。
【OSC】〔スライダー 4:Osc 4 Level〕
OSC 2の音量をコントロールします。
〔Osc 1~4 LED Color〕
オシレーターごとに、オシレーター・セクションのLEDの色を設定します。
…なんか思ってたよりPCM波形の数が少ないなーって思いました(^▽^;
最初は各オシレーターはサラッとやろうかなと思ってましたが笑
Roland SH-4dは「デスクトップマルチシンセサイザー」ということで結局4回にわたってオシレーターの解説をしてきました。
アナログモデリング系はさすがって感じでRolandさんのレガシーな部分と、また新しい音源なんかもあって面白いと思いました!
これらのオシレーターを4パート使えるのでかなり面白いシンセトラックが作れそうです♪
基本的にこのSH-4dのコンセプトはとても良い感じだとは思いますが、ぶっちゃけ物足りたりない部分もないわけじゃないって感じですかね(^▽^;
…とはいえ【MATRIX】機能とかもあるし、まだすべての機能を使ったわけじゃないので一概には言い切れないですが、、、。
mc-101 / 707もアップデートによってかなりパワーアップしました。
現在のバージョンは【PARTIAL】機能でガチのシンセサイズや変調も可能です。
(mc-101はあのサイズ感ゆえ、わりと苦行ですが笑)
シンセのグルボのSH-4dも今後のアップデートに期待したいです!
新しい音源なんか追加されたらめっちゃうれしいですね!^^