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BEHRINGER PROTON ベリンガー操作方法 その1 ~基礎操作編①~|初心者でもわかる 解説

0からのシンセサイザーのくりっぱーことKurippertronixxx@Kurippersynthです。

BEHRINGERさんのセミモジュラーシンセサイザーPROTONの動画連動ブログです。

 

BEHRINGER PROTON その1 ~基礎操作編①~ ブログ連動動画

 

BEHRINGER PROTON ベリンガー操作方法 

その1 ~基礎操作編~|初心者でもわかる 解説

 

 


 

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今回はBEHRINGER PROTONの基礎操作的についての解説です。

 

BEHRINGER PROTONとは?
 

BEHRINGER PROTONは2024年に発売された2つのVCO、2つのマルチモードVCF、4つのエンベロープ、およびWave Folderを搭載したユーロラック対応アナログパラフォニックセミモジュラーシンセサイザーです。
 

「セミモジュラーシンセサイザー」とは内部で主要な信号経路が固定配線されており、パッチケーブルを使わなくてもすぐに音を鳴らすことが可能です。同時にパッチポイント(入出力端子)を備えており、ケーブルで自由に信号を再配線可能でモジュラーシンセのようなカスタマイズ性を実現します。

 
BEHRINGER PROTON 主な特徴
1.セミモジュラー設計
・パッチング不要で即座に演奏可能。内部で主要な接続が「ノーマライズド」されているため、初心者でも直感的に操作できます。
・64の3.5mmパッチポイント(40入力、24出力)により、外部機器やモジュラーシステムとの柔軟な接続が可能。Eurorackケース(80HP)にも対応。
2.パラフォニック機能  
・2つのVCO(電圧制御オシレーター)を独立して制御可能で、モノフォニックとポリフォニックの中間のような多層的なサウンドを実現。
・音のポリフォニー(パラフォニックモード)で、豊かなハーモニーや複雑なテクスチャを生成。
・ 2つのアナログVCO:5種類の波形(トーンモッド、パルス、ノコギリ波、三角波、サイン波)を提供。オシレーターシンク、パルス幅変調(PWM)、サブオシレーターを搭載。
・ウェーブフォルダー:ユニークなハーモニクスを追加し、深いモジュレーション制御を可能に。
ノイズジェネレーター:テクスチャを追加する白ノイズ生成。
2つのマルチモードVCF(電圧制御フィルター):ローパス、ハイパス、バンドパスを切り替え可能。直列または並列で使用でき、自己発振も可能。
4.モジュレーションとエンベロープ  
・2つのASRエンベロープ:リバース、インバース、ループ、バウンス機能でVCAやウェーブフォルダーを制御。
・2つのADSRエンベロープ:フィルターのモジュレーションに使用。
・2つのLFO:5種類の波形、MIDIクロック同期、フェーズ/デプス調整が可能。
5.接続性  
MIDI:5ピンのMIDI In/Thru、USB 2.0(Type B)対応。
・オーディオ:1/4インチTR入力/出力、TRSヘッドフォン出力。
・外部オーディオ入力:外部音源をフィルターに通して処理可能。
 
付属品
本体
電源アダプター
パッチケーブル2本

 

 

【OSC 1/2】

シンセサイザーの基本となるVCO(Voltage Controlled Oscillator)波形をコントロールします。

音の元になる部分です。ここで「どんな音の材料を作るか」を決めます。

[OSC MIX]

OSC1 と OSC2 の音量バランスを調整します。

[OSC TUNE]

音の高さ(ピッチ)を細かく調整します。
少し回すだけで音程が変わります。

[OSC RANGE]

音の高さをオクターブ単位で切り替えます。
32 / 16 / 8 という表示は「低い〜高い」の目安です。

3つのLEDが全部点灯すると
→ 超広いレンジ(約 ±10オクターブ) になり
→ 低いドローン音から超高音ノイズまで出せます。

[PARAPHONIC]

2つのオシレーターを別々の音程で鳴らすための設定です。

ノート1音 → OSC1とOSC2は同じ音程

複数ノート → OSC1とOSC2が別々に動く

和音っぽい演奏ができます。

[OSC SYNC]

OSC2をOSC1に同期させます。
硬くて金属的な音になりやすいです。

[OSC SHAPE]

下からサイン波→三角波→ノコギリ波→矩形波→トーンジェネレーター波形の順で音の波形(音のキャラクター)を変えます。

左:荒くて明るい音(倍音が多い)

右:丸くてやさしい音(倍音が少ない)

※波形を「切り替える」というよりなめらかに変化させるつまみです。

・波形切り替え/ブレンド

[PARA]ボタンを長押しして[PARA]ボタンを押すとオシレーター波形が可変から切り替え式になります。

[PULSE WIDTH(PW)]

矩形波 / 四角いトーンジェネレーターを選択したときのパルス波の幅を変えます。
回すと音が「うねる」「太くなる」感じになります。

[SUB MIX]

低音専用のサブオシレーターの量を調整します。

左:低音(SUB)が多い

右:メインの音が多い

左に回すほど重くて太い音になります。

・サブオシレーター波形選択 

【OSC 1/2】[RANGE]ボタンを長押ししてLFOダイヤルを動かします。

 

BEHRINGER PROTON フィルターで明るさをコントロールしよう!

 

【FILTER 1/2】

2基のVCF(Voltage Controlled Filter)で音の明るさ・こもり具合を決める場所です。

[FREQ]

サウンドの明るさをコントロールします。

左:こもった音

右:明るい音

[MODE]

フィルターの種類を選びます。

LPF:高音をカット(よく使う)

HPF:低音をカット

BPF:特定の帯域だけ通す

[RESO]

カットオフ付近を強調します。
上げすぎると「キーン」と鳴ります。

[LINK]

2つのフィルターを連動させ立体的な効果を得ることができます。

赤LED:同じ動き

白LED:逆の動き

[MOD DEPTH]

LFOによるフィルターの揺れの強さを調整します。

[SOFT]

レゾナンスをやさしくします。
耳に痛くなりにくいです。

[ENV DEPTH]

エンベロープでフィルターを動かす量です。
「パーン」「ワウッ」という変化が作れます。

[KEY TRK]

鍵盤の高さに合わせてフィルターも動きます。高音ほど明るくなります。

[FILTER MIX]

フィルター1と2の混ざり具合を調整します。

[NOISE LEVEL]

フィルターにノイズを混ぜます。風・砂・アタック感を足したいときに便利です。

 

BEHRINGER PROTON エンベロープで時間をコントロールしよう!

 

【ENV 1/2】

2つのエンベロープサウンドの時間軸の変化をコントロールします。

 [ATTACK 1/2]

エンベロープのアタック時間を設定します。値が大きいほど立ち上がりが遅くなります。

 [DECAY 1/2]

アタックのあとの減衰の時間をコントロールします。値が小さいほど短いサウンドになります。

 [SUSTAIN 1/2]

ディケイのあとのレベルをコントロールします。値がマックスだとディケイは機能しません。

 [RELEASE 1/2]

ロートオフしたあとのリリース時間を設定します。

 [F/S]

エンベロープの速さを切り替えできます。

 [RETRIG]

エンベロープがキーの押下ごとに再トリガーされるかどうかを設定します。赤い色はエンベロープ 1 の再トリガーを示し、白い色はエンベロープ2を示します。

 


 

BEHRINGER PROTON その1 ~基礎操作編①~ ブログ連動動画

 

 BEHRINGER PROTON ベリンガー操作方法 

その1 ~基礎操作編①~|初心者でもわかる 解説

 

 

BEHRINGER PROTON その1 ~基礎操作編①~ まとめ

 

BEHRINGER PROTONNEUTRONの後継モデルとも言える存在ですが実際使ってみて「似て非なるもの」だなという印象を受けました。

サウンドのキャラクターもNEUTRONが暖かみのあるアナログシンセ的な感じなのに対してPROTONは同じアナログシンセでもベースやパーカッシヴな感じが合う硬質なサウンドって印象で後継というよりはNEUTRONを踏襲した別キャラのシンセって感じですね。

あと【OSC 1/2】[SHAPE]の効きが他の一般的なアナログシンセサイザーと比べて逆でした。仕様によるものらしいので慣れるしかないですね(^▽^;

 

PROTONはNEUTRONからシンセサイザーとして大きく進化しています。特にサウンド面ではサブオシレーターの追加や、ウェーブフォルダーや2つのASRエンベロープ(リバース、ループ、バウンス機能付き)の追加は、サウンドデザインの幅を広げてくれます。さらに、2つのVCFとVCAを搭載し、パラフォニックモードでの表現力が向上。NEUTRONと組み合わせれば、音作りの可能性がさらに広がりそうで、めっちゃ楽しそうです!

ただ、個人的に残念なのは、サンプル&ホールドやノイズジェネレーターがなくなったこと。くりっぱーのシンセサイズにおいてランダム変調はかなり重要な機能なので、これはちょっとキツいですね(^▽^;とはいえ他のモジュラーやCV機器でカバーすることも可能ですのでパッチング次第でかなり化けるシンセサイザーなんじゃないかなと可能性も感じました。

 

総合的に、PROTONはソリッドなサウンドで実験的なサウンドを求める人に最適ですが、初めてのセミモジュラーシンセなら、1台で完結感のあるNEUTRONがやっぱりおすすめです(当社比)

海外のフォーラムで「Neutronの独特な個性が薄れて、PROTONはどっちつかず」との意見を見かけました。実際に使ってみるとその感覚もわからなくはないですが、視点を変えると、PROTONはNeutronの上位互換というより、Neutronを拡張するモジュールとして捉えることができます。PROTONのウェーブフォルダーや2系統のVCF、ASRエンベロープがNeutronのS&Hやディレイと組み合わさることで、ランダム変調やリズムボックス風サウンドがさらに豊かになります。やっぱりNeutronとPROTONを一緒に使えば、両者の強みを活かしつつ、予測不可能なリズムやテクスチャを生み出す最強のセットアップになると思います。

 

次回はPROTONならではのウェーヴフォルダやASRエンベロープの機能などを掘り下げます。

 

ではまた次回! 
 

 
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