0からのシンセサイザーのくりっぱーことKurippertronixxx@Kurippersynthです。
ガジェット・シンセサイザーの代名詞のvolcaシリーズのKORG volca nubassの動画連動ブログです。
KORG volca nubass コルグ ヴォルカ ニューベース
今回はKORG volca nubassの基本的な操作についての解説です。

KORG volca nubassは2019年に発売された新世代真空管「Nutube(ニューチューブ)」を初めてオシレーターに組み込んだガジェットシンセサイザーです。
真空管ならではの暖かくパンチのある音色が特徴でNutubeを使ったオーバードライブがベースサウンドに独特の歪みと倍音を追加します。
volcaシリーズということでコンパクトかつ、スピーカー内蔵+電池駆動も可能です。
[MIDI IN端子]
外部MIDI機器と接続してvolca nubassの音源をコントロールします。
MIDIインプリメンテーション・チャートはコルグ・ウェブサイトからダウンロードしてください。
MIDIチャンネルの設定
1. 【MEMORY】ボタンを押しながら、電源をオンにします。
2. ステップ1 ~ 16ボタンがMIDIチャンネル1 ~16に対応します。チャンネルに対応するボタンを押してボタンのLEDを点灯させます。
[SYNC (IN、OUT) 端子]
volca nubassとその他のvolcaシリーズ、アナログ・シーケンサーやDAWなど同等の機能を持つ機器と接続し、両方の機器を同期させます。SYNC端子の極性はグローバル・パラメーターで設定できます。今回はSONICWARE LoFi-12 XTと接続して鳴らしてます。
[SYNC OU T端子]はステップのはじめに15msのパルスを5Vで出力します。
[SYNC IN 端子]に接続すると内部のステップ・クロックが無効になりvolca nubassのシーケンサーは入力されたパルスに応じてステップが進みます。
[ (ヘッドホン)端子]
ヘッドホン(ステレオ・ミニ・プラグ)を接続します。接続していないときは、内蔵のスピーカーで出力します。

【VACUUM TUBE OSCILLATOR (VTO)】
出音の基本となるvolca nubassのオシレーターはノコギリ波 / 矩形波+サブオシレーターという構成です。
[PITCH]
オシレーターのピッチを±1オクターブの範囲で調節します。【FUNC】ボタンを押しながらノブを回すと半音単位で変化します。

[SATURATION]
サブ・オシレーターのNutubeのサチュレーション・レベルを調節します。
[LEVEL]
サブ・オシレーターの音量レベルを調節します。

【VOLTAGE CONTROLLED FILTER(VCF)】
[CUTOFF]
カットオフ周波数を調節します。左に回すと音色が暗くなり、右に回すと明るくなります。
[PEAK]
カットオフ周波数付近の倍音成分を強調します。いわゆるレゾナンスです。右に回すほど倍音成分が強調されます。
[ATTACK/LFO RATE]
EGの立ち上がりの早さを決定します。FUNCボタンを押しながらノブを回すとLFOの速さを調節します。
[EG INT/LFO INT]
EGによってVCFのカットオフが変化する量を設定します。FUNCボタンを押しながら、ノブを回すとLFOのモジュレーションの深さを調節します。LFO波形の選択は、FUNCボタンを押しながらステップ2ボタンを押します。
[DECAY]
EGの立ち下がりの速さを決定します。立ち下がりが開始するタイミングは、発音を開始してからVCFのカットオフが最大値に達した直後、またはノート・オフになったときです。
[ACCENT]
アクセントの強さを設定できます。アクセントは音量とEG INTを一時的に持ち上げて、特定のステップの音を強調します。ステップの選択は、ACCENTSボタンを押し、アクセント・エディット・モードで設定します。

[DRIVE]
アナログ回路によりひずみの効果を加えます。ひずみの量を調節します。
[TONE]
高域を調節して音色を変化させます。
[TEMPO / SWING]
シーケンサーの再生テンポを設定します。【FUNC】ボタンを押しながらノブを回すと、偶数ステップの位置を、後ろに最大75%まで移動します。
[VOLUME]
volca nubassの音量を調節します。

ステップ[1]~[16]ボタン
鍵盤またはシーケンサーのステップ・ボタンとして機能します。

【▶ (PLAY)ボタン / STEP JUMP】
シーケンサーを再生します(ボタン点灯)。もう一度ボタンを押すと停止できます。
【FUNC】ボタンを押しながら【▶(PLAY)ボタン】を押すと、ステップ・ジャンプ・モードに入ります。ステップ・ジャンプ・モードはシーケンサー再生中にステップ1 ~ 16ボタンを押すと、押したステッップのみを再生するいわゆるスタッター再生が可能です。
【● (REC)】ボタン
ステップ1 ~ 16ボタンでの演奏と、モーション・シーケンスがオンのときにノブのモーションを記録します。停止中にこのボタンを押すと録音待機状態になり、●(PLAY)ボタンを押すかステップ1 ~ 16ボタンを押すと録音が始まります。
※モーションが記録されたノブは再生中に点灯します。
モーション・シーケンスがオンのとき、ノブのモーションを記録してからシーケンスが一周すると、自動的に録音が解除されます。

[STEP MODE / ACT.STEP]
このボタンを押すと、ステップ・モードになります(STEP MODEボタン点灯)。ステップ1 ~ 16ボタンがシーケンスのステップ・ボタンとして機能します。ステップ・ボタンを押すと、そのステップがオン/オフします。オンに設定したステップが発音します。また、録音情報のないステップをオンにすると、鍵盤動作時のステップ8ボタンの音程が自動的に記録されます。
【FUNC】ボタンを押しながら[STEP MODE / ACT.STEP]を押すと、アクティヴステップモードに入ります。アクティヴステップは指定したステップのみを再生する機能です。
[TRANSPOSE]
TRANSPOSEボタン点灯してトランスポーズ・モードになります。
ステップごとにノートを0(消灯)/+1(点灯)オクターブ、長押しで+2(点滅)オクターブ上げることができます。
[ACCENTS]ボタン
ステップごとにアクセントを3段階に(消灯、点灯、長押しで点滅)設定します。
[SLIDES]ボタン
ステップごとにスライドをオフ(消灯)/ショート(点灯)、長押しでロング(点滅)に設定します。再度ボタンを押すとモードから抜けます。
ショートまたはロングに設定したステップの次のステップでEGとLFOはトリガーされません。また音程も滑らかに変わるため、ステップ間がつながったような効果が得られます。

【FUNC】ボタンを押しながら[TRANSPOSE][ACCENTS][SLIDES]ボタンを押すと、トランスポーズのランダマイズを行います。
【MEMORY】ボタン
volca nubassにはシーケンスを保存できる16個のメモリーが内蔵されています。MEMORYボタンを押しながらステップ1~16ボタンを押すと、保存されたシーケンスを読み込みます。

【FUNC (FUNCTION)】ボタン
volcaシリーズでおなじみのFUNCボタンを押しながら他のボタンを押して様々な機能を設定できます。ステップ・ボタンの下にあるLEDの点灯/消灯で設定を表示します。
【FUNC 】+ [1]VTO WAVE
オシレーターの波形を設定します。
LED消灯時:ノコギリ波 / LED点灯時:矩形波
【FUNC】 + [2]LFO WAVE
LFO波形を設定します。
【FUNC】 +[3] LFO TARGET AMP
LED点灯時LFOで音量を周期的に変化させます。
【FUNC】 +[4]LFO TARGET PITCH
LED点灯時LFOでピッチ(音の高さ)を周期的に変化させます。
【FUNC】 + [5]LFO TARGET CUTOFF
LED点灯時LFOでVCFのカットオフを周期的に変化させます。

[ATTACK/LFO RATE]
【FUNC】ボタンを押しながらノブを回すとLFOの速さを調節します。
[EG INT/LFO INT]
【FUNC】ボタンを押しながらノブを回すとLFOのモジュレーションの深さを調節します。
【FUNC】 +[6] LFO SYNC ON/OFF
LFOの位相を、ノート・オンに同期してリセットするかどうかを設定します。
LED消灯時:同期しない / LED点灯時:同期する
【FUNC】 + [7]SUSTAIN ON/OFF
カット・オフのEGのADSRの組み合せを2つの設定から選択します。
LED消灯時:サスティンなし、アタック・タイム終了またはノートオフ直後からディケイ、リリースが始まるLED点灯時:サスティンあり、ノート・オフ直後からリリースが始まる。
【FUNC】 + [8]SHIFT <<
シーケンスの情報をすべて1つ手前のステップにシフトします。
【FUNC】 + [9]SHIFT >>
シーケンスの情報をすべて1つ後のステップにシフトします。

【FUNC】 + [10]MOTION ON/OFF
モーション・シーケンスのオンまたはオフを切り替えます。(RECボタンを参照)
【FUNC】 + [11]MOTION CLEAR
記録されているノブの動作を消去します。
【FUNC】 +[12] CLEAR TRANSPOSE
全ステップのトランスポーズの設定を消去します。
【FUNC】 +[13] CLEAR ACCENTS
全ステップのアクセントの設定をオフにします。
【FUNC】 + [14]CLEAR SLIDES
全ステップのスライドの設定をオフにします。
【FUNC】 + [15]CLEAR ACT.STEP
全ステップのアクティブ・ステップの設定をオンにします。
【FUNC】 + [16]CLEAR ALL
すべてのシーケンス・データを消去します。

※CLEAR機能(11 ~ 16)を誤って使用しまった場合、直後に同じCLEAR機能を実行すると元の状態に戻す(undo)ことができます。

volca nubassはエフェクトが付いていないので外部エフェクターでリバーブ、ディレイ、コーラスを追加してサウンドスケープを広げたり、ディストーションなどでさらに強い歪みを作るのも面白いです。
KORG volca nubass コルグ ヴォルカ ニューベース
最近ミニマルなスタイルのマシンライブセットを考えており、Behringer TD-3 MOに代わるアシッドシンセを探していました。その結果今回のKORG volca nubassが有力候補に浮上しました。
・サウンド
サブオシレーターを搭載したアシッドシンセとして、サウンド的にはTD-3 MOと非常に近いですが、Nutubeを搭載したオシレーターのおかげでより倍音が豊かに感じられます。この点がvolca nubassならではの特徴と言えます。
volca nubassは単体で音量、ピッチ、カットオフをLFOで変調可能なので幅広いサウンドを鳴らすことが可能です。
アジッドベースシンセということでリリースがなくロングトーンにはあまり向かないかなーという感じです。TD-3 MOもそういう仕様ですが、ボタン押して伸ばすことが可能です。
・サイズと重量
コンパクトで軽量な設計はもちろん、電池駆動が可能なので、持ち運びやライブパフォーマンスにも便利。
・シーケンサー
シーケンサーの使いやすさはvolcaが圧倒的です笑トランスポーズ、アクセント、スライドの操作がFUNCボタンを押しながらワンタッチでランダマイズを行えるのが魅力的。
16ステップですがステップジャンプやアクティヴステップを組み合わせるとライブ性のある面白い演奏が可能です。
ヴォルヌべ、ヴォルドラあると遊んじゃうから😇安定のLoFi-12 XTで鳴らし。
— くりっぱー@0からのシンセサイザー (@Kurippersynth) 2024年12月9日
トランスポーズ、アクセント、スライドはFUNC押しながらでワンタッチでランダマイズ可能😃
このセット極めればどこでもアシッドライブできるね!😆#KORG#volca#nubass#SONICWARE#LoFi12XT pic.twitter.com/OetbrgDKan
最近はメインシーケンサーのLoFi-12 XTでランダマイズしたシーケンスを鳴らす事が多いですがあえて16ステップのミニマルなシーケンスというのもアシッドらしくて全然ありですね!^^
ハードウェア / アプリ等の一発録音のマシンライブ演奏を公開しています。
SONICWARE Lofi-12 XTをメインにしたマシンライブ名義のライブ動画です。

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