くりっぱーとろにくすのブログ

電子楽器や音楽のワクワクを共有したいブログ

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【機材レビュー】KORG micro X

0からのシンセサイザーのくりっぱーことKurippertronixxx@Kurippersynthです。

 

 

去年の末に買ったKORG micro Xという10年くらい前に発売された25鍵のシンセサイザーのレビューです。(追記:2018年に売却済みです。)

 

 

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シンセサイザーといってもサンプリングされた波形をもとにした音源、いわゆるPCM音源です。

 

 

このmicro Xは90年代~00年代にかけて世界中で大ヒットしたシンセTRITONの音源をベースに作られています。

 

 

基本的にキーボード系からシンセ系、ドラムまで一通りの音は出せます。

 

 

もともとKORGのシンセは結構持っていたのでこのシンセが発売された当時は鍵盤は最低でも37鍵盤(3オクターブ)欲しいし、音源も「いつものTRITON系の音源でしょ」って感じで全然興味ありませんでした(^^;

 

 

このシンセはフルサイズのシンセ鍵盤ですがこのmicro X以降のmicroKORGからミニ鍵盤になったんですよね。

 

 

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近年はTaktaleとかありましたがあれは出力がステレオミニジャックなのでちょっとなぁって感じですね。音が良かったのでもったいない。

 

 

なぜ今さらそんなもの買ったかというと普段の制作とは関係なしにライブや一人で電子楽器セッションしたりするのが楽しくてそこにPCM音源を入れたいと思ったからですね。

 

 

最近はモジュラーシンセとかアナログライクなシンセサイザーが人気ありますが世代的やっぱりPCMの音って恋しいんですよね。

 

 

音楽制作は基本ソフトシンセ/ DAWベースで作っていますがやっぱりハードのシンセサイザーをいじるのは楽しいですね笑

 

 

だから鍵盤モノのシンセというより音が出せるちょっと横長の音源モジュールって感覚で買いました(笑)

 

 

当時一緒に発売された61鍵盤のKORG X50というシンセサイザーと同機能とのことです。

 

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microXの方がプリセット波形多いとか。

 

 

25鍵だけど37鍵シンセくらいのサイズがあります。

 

 

思ったほどmicroじゃないですね^^;

 

 

ジョイスティックが遠いのがちょっとマイナスかなぁ。左手で鍵盤押さえながら操作したりするので。

 

 

あと鍵盤のバネの返りがちょっと強くて長い時間演奏してると気になるかなって感じですね。

 

 

2系統のステレオアウトがあるのも魅力的でリズムと他の音を分けて出せるのはうれしいですね。

 

 

これでTRITON並みのサンプラー機能あれば最強の25鍵だったんですけどね(笑)

 

 

個人的にTRITON、KARMA、m50とKORGのPCMシンセを使って来たのでKORGのPCMシンセは信頼してます。

 

 

このmicro X、音はTRITONとKARMAの中間くらいの音って感じかな。TRITONより若干ハイファイになった気がします。

 

 

当時の流行ったトランス系の派手なプリセットとかも多いですが ( 笑 )、個人的にはワールドミュージックアンビエント系のプリセットが多いのはうれしいですね(^^)

 

 

シンセパッド系はTRITONからそうでしたがKORGらしい素晴らしいものです。

 

 

大体アルペジエーターでプリセット組んであるので適当に鍵盤押さえればそれなりの曲を鳴らしてくれます。

 

 

エディットはKORGの伝統的なワークステーションのシンセを模倣するものなのですが機能が多い上に複雑でちょっとわかりにくいですね。

 

 

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そこでエディターが用意されています。

 

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スタンドアロンプラグインが用意されていますが32bit仕様のためか、プラグインはエラーになってしまって使えません。

 

 

かろうじてスタンドアロンが使えるといった感じですね。。。

 

 

しかもDAW起動してると使えないっていう。。。

 

 

エディター自体の操作性は良いです^^

 

 

USBで接続出来ますがMIDIデータのみのやりとりでオーディオの接続はインターフェイスが必要です。

 

 

ちなみに最近( ? )KORGの旧サイトってなくなってしまったみたいですね。

 

 

新しいサイトでもマニュアル等はダウンロード出来ますがドライバーやエディターはなかったです。

 

 

米国KORGのサイトにあったのでそこからダウンロードしました。

 

 

KORG micro X 気に入ってる点

 

KORGらしいすぐ使えるPCMシンセ音が沢山入っている

 

・内臓のアルペジエーターで遊んでるとイマジネーション膨らむ

 

電子音楽以外にもポップス / ロック / シンフォニック / ワールドミュージック系の音が沢山入っている

 

・メインのステレオアウトと別にステレオアウトがある

 

 

KORG micro X 惜しい点

 

・基本KORGの音は大好きだけどコンビモードが苦手^^;

 

・案外デカい 、特にハードケースはいらないくらい邪魔( 笑 )

 

・機能が多いので仕方ないけど画面表示が見辛い(エディターでカバーしろってことでしょうか)

 

・つまみがスカスカ

 

ジョイスティックが鍵盤から遠いので左手で演奏しながらだと届かない。

 

 

KORG micro X くりっぱー的評価(5点満点)

 

 

サウンド   ★★★★

操作性    ★★

視認性    ★★

重量     ★★★

拡張性    ( エディターソフトあり )

お買い得度  ★★★★

 

 

KORG micro X くりっぱー的オススメジャンル

 

ポップス

ロック

テクノ

トランス

ヒップホップ

アンビエント

ワールドミュージック 

 

 

KORG micro X まとめ

 

 

やっぱりサイズがネックで処分してしまいました。

 

 

鍵盤楽器として演奏範囲が小さいし、音源として持ち運ぶには大きすぎる(^^;

 

 

音は好きだったんですけどねぇ。

 

 

…サイズ以外は(笑)ほぼ予想通りでした(良い意味で)

 

 

昨年末のライブでアルペジエーター使う時にableton liveをマスターにしてUSBでテンポ・シンクさせてみたんですが何故か音が急に小さくなったり不可解な現象が起きたので結局手動で合わせました。ライブですしね! (笑)

 

 

プリセット の完成度が高いですし、個人的には演奏するためのシンセというよりは音源、もしくはアルペジエーター再生機みたいな使い方をしていこうと思います。

 

 

それなりにコンパクトですし、市場価格も1~2万とかなりお手軽なので遊びで買うには良いシンセかもしれませんね。

 

 

KORG micro X KORG MicroXスペック

 

●音源部:Hyper lntegratedシンセシス・システム


●鍵盤数:25


●最大同時発音数:62


●入出力端子:USB端子、MID11N/OUT、


ペダル入力端子(ダンパー用、スイッチ用、エクスプレッション用)


アナログ出力(フオーン)×4(ステレオ2系統)


●外形寸法:606(W)×80(H)×226(D)mm


●重量:2.4kg

 

 


 

 

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【ソフトシンセ・レビュー】Tone2 ELECTRA2

0からのシンセサイザーのくりっぱーことKurippertronixxx@Kurippersynthです。

 

 

個人的にソフトシンセだとNative InstrumentsMassiveが最高だと思ってますが、さすがにMassiveも2006年に発売されたシンセですので古いと感じる部分もあります。

 

 

そんなわけで新しいソフトシンセを導入してみました。 

 

 

シンセ大国ドイツからSteinbergやImageline、BMW(カーナビ)

 

 

などにも技術提供するデベロッパー、Tone2のELECTRA 2です。

 

 

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2011年にELECTRAXがリリースされて

 

 

2014年に今回のELECTRA2にバージョンアップしたソフトウェア・シンセサイザーです。

 

 

Tone2のユーザーってまわりのクリエーターでいないし、

 

 

日本語のネットでの情報もあまりないからよくわからなかったんですが

 

 

ずっと気になってはいました。

 

 

ネットで調べて出てくる著名ユーザーも国内だと小室哲哉さんくらい。

 

 

ELECTRA2は基本的に

 

3オシレーターのシンセ×4

最大合計12オシレーターのマルチレイヤー・シンセサイザー

 

です。

 

 

4つのシンセを同時に鳴らすことも出来るし、

 

 

別々のフレーズをプログラムして指1本でループを演奏することも可能です。

 

 

音作りの特徴として

 

・ヴァーチャル・アナログ

・FM

・サンプル・プレイバック(サンプルのインポートとループに対応)

・ウェーブテーブル

・リシンセシス機能(WAV波形のロードに対応)

・Ultrasaw(ボイスごとに最大18のデチューン・オシレーター

フラクタル(新しいシンセシス・メソッド)

・フィジカル・モデリング

・フェーズ・ディストーション

・ウェーブシェイピング

 

 

かなりのシンセシスをカバーしていてTone2のシンセの中で一番とっつきやすくて守備範囲が広いのかなと思います。

 

 

トップ画面

 

 

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「EDIT」をクリックするとこの画面のみに省略出来ます。

 

 

 

 

 

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 シンセサイザーの音作りの核となるオシレーターは46種類のオシレーターから選んで音作りすることが出来ます。

 

 

 

 

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  • Ultra Saw

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Noise / Fractal

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これらの波形に加えて

 

・サンプルインポート(ループ作成可能)

 

・波形をロードしてリシンセシス

 

 

オシレーターとして使用する事が出来ますので無限大です。

 

 

オシレーターシンク、やFM、パルスウィズモジュレーションなど多彩な機能があります。

 

 

…すでにオシレーターだけでもおなかいっぱいですね^^;

 

 

フィルター

 

 

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フィルターもシリアル / パラレルの設定可能で種類もてんこ盛りです。

 

 

歪み系のドライブも充実してます。

 

 

かなり広い音作りが可能ですね。

 

 

 

 

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アルペジエーターはちょっとわかりにくいかなぁ。。。

 

 

スペースの都合上こうなるのかもしれないけど。

 

 

別画面でもいいからもうちょっとわかりやすくして欲しいですね。

 

 

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上段のパラメーターは大体こんな感じです。

 

 

アルペジーターの種類やシンクの設定など。

 

 

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下段が音の長さと度数の設定。

 

 

「R」「L」「E」「S」は「L」がレガートとかなんとなく察しがつくけどなんかよくわからないです。

 

 

「¥」がグライドダウンで「/」がグライドアップかな??

 

 

 

 

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基本的なADSR式なので特に問題ないです。

 

 

AUX1 / 2は↓マトリクスにてパラメーター割り当てが可能です。

 

 

マトリクス

 

 

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マトリクスは各モジュレーション10個まで設定可能です。

 

 

LFOはSTEPもあります。

 

 

このへんの機能は特に問題ないですね。

 

 

セッティング

 

 

 

グライド機能や発音などの各種設定です。

 

 

レイヤーは決まった範囲みたいですね。

 

 

各シンセをユニゾンさせたい場合は「COPY」の「Maltilayar Edit」を選択すると全てのシンセのエディットが出来ます。

 

 

INTパッチ一覧

 

 

「INT」を選択するとパッチのリセットや基本的なシンセのシンプルなパッチの選択が出来ます。

 

 

音作りしたい人はここから選ぶのもいいかも知れません。

 

 

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エフェクト

 

 

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エフェクトは

 

 

シンセ個別のINSERTプログラム・パッチ全体に掛けるMASTERがあります。

( INSERT / MASTERともに内容は同じ )

 

 

プリセットブラウザー

 

 

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プリセット選択は別画面です。

 

 

ジャンル分けされてるので選びやすいですね^^

 

ArpMultilayer (75)
ArpRhythm (63)
ArpSeqBass (31)
ArpSinglelayer (70)
Atmo (78)
Bass (77)
Brass (28)
Chip (24)
DroidWobble (37)
Drum (28)
Drumline (50)
Effect (45)
Keys (77)
Lead (78)
Organ (29)
Pad (76)
Percussive (36)
Semireal (55)
SynthModern (77)
SynthVintage (38)
Trancegate (34)
Vocal (76)
Vocoder (50)

 

 

気に入っている点

 

・多彩な音源とフィルターを搭載しているし、サンプルもインポート出来るので音作りの幅がとても広い。

 

・シンセ毎に一つの画面で完結出来るので視覚的にわかりやすい。

 

 

惜しい点

 

 

・日本語マニュアルがない。(シンセの知識がある方なら大体わかるけど初心者の方はキツいと思います。)

 

アルペジエーターがちょっとわかりにくい。もうちょっと直感的に使えるものだったら良かった。

 

・プリセットのショートループの音源がストリングスとかブラスとかもっとあればよかった。

 

 

くりっぱー的評価(5点満点)

 

 

サウンド   ★★★★

操作性    ★★★

視認性    ★★★★

負荷     ★★★

拡張性    ★★★★

お買い得度  ★★★

 

 

くりっぱー的シンセサイズの傾向(5段階)

 

リード             ▲▲▲▲▲

ベース     ▲▲▲▲▲ 

パッド     ▲▲▲▲

ポリシンセ   ▲▲▲▲

リズム     ▲▲▲

SE      ▲▲

 

くりっぱー的オススメジャンル

 

EDM

トランス

テクノ

ポップス

アンビエント 

 

 

Tone2 ELECTRA 2 くりっぱー的まとめ(5段階)

 

 

個人的な感想だと音の質感はちょっとキツめというか現代っぽい感じかな。

 

プリセットは基本トランスやEDM系が多い気がします。

 

 

他の音も入ってますがオールジャンル網羅していますし、リズムパターンやアルペジエーター / シーケンス系も充実しているのでけっこうイマジネーション膨らむ感じがしますね♪

 

シンセとしては特に珍しいわけじゃないけど他のシンセとの違いはスプリット(鍵盤で鳴らす音を分ける)やレイヤーが自由に組めることですかね。

 

 

ありそうでなかったこの感じ。使用範囲はかなり広いですね。

 

 

サンプルインポートも可能なので低メモリの波形をループさせた昔のシンセの音なんかも入ってて思わずニヤリとしてしまいますね。

 

 

最近のギガクラスのサンプル音源もいいですが、こういた小ループで再現する昔のデジタルシンセみたいな楽器音も魅力的ですね。

 

 

初心者の方がプリセットで遊びながらおぼえるもよし、中~上級者の方もがっつりシンセサイズ出来るソフトだと思います♪ 

 

 

拡張音源もけっこう販売されてて本家サイトからダウンロードで買えるみたいなのでそのうち試してみたいと思います。

 

 

このシンセに限らず最近のソフトシンセの傾向ですがプリセットが完成され過ぎてる感があるのでイニシャライズして一から音作りしてみようと思います。

 

 

Massiveもそうやって覚えたの思い出しました。 

 

 

ELECTRA2は僕にとってのMassiveに次ぐ新たなスタンダードになるのか?

 

 

これから使い込んでいきたいと思います。

 

ELECTRA 2 国内販売

 

 

sonicwire.com

 

 

Tone2 本家サイト(英語)

 

 

https://www.tone2.com/html/electra2%20overview.html

 

 


 

 

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Tone2シンセサイザー

久しぶりの更新です。。。

 

前から気になっていたドイツにあるソフトウェアメーカー、Tone2のソフトシンセ

をまとめ買いしました~。

 

…毎年年末になるとre-FXのNexus2買うか迷うんですけど、結局今回も買わずTone2のシンセ買いました。

 

Nexus2買ったら音源パックをバカ買いしそうでこわい。。。

 

年も明けていろいろ落ち着いて来たのじっくり使っていきたいと思います。

 

そんなわけで軽くレヴューします。 

 

Electra2

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3オシレーターのシンセ4台分、最大合計12オシレーター(笑)の“マルチレイヤーシンセ”

サンプルも読めるし、これかなり守備範囲広いですね。最近のシンセの音も作れるし、昔の80~90年代のシンセの音もカバー出来そう。

フィルターの種類も豊富だし、オシレーターにSuper SAWならぬUltra SAWがある(笑)

アルベジエーターがもうちょい視覚的だったらよかったかな。

 

Gladiator

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自由自在に倍音を操る“ハーモニック・コンテント・モーフィング・シンセシスシンセ。

パッドやアルぺジエーターなんかに使えそう。

ちょっと見辛い。

プリセットにチュートリアル用のプログラムがあるので使う時はそれで少し勉強してからかな。。。

 

Nemesis

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サンプルインポートにも対応した進化した“NEO FM”シンセサイザー

個人的にFM音源大好きなんですが、パラメーターが多い分エディットが難しいソフトが多い中、このNemesisは「NEO FM」を謳ってるだけあってFMシンセの中では直感的に音作り出来る感じです。

ソフトシンセのFM音源だとNative InstrumentsのFM8が有名ですが、FM8は音はいいけどやっぱりエディットが難解です。画面も切り替えなければならないし。

 

プリセットにいわゆる80'sなFM音はあんまりないですね。

 

Ray Blaster

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“インパルス・モデリングシンセシス

フォルマント合成シンセサイザー(?)

まだよくわかりません(^^;とりあえず変な音作れます(笑)

 

っていうか今のところ変な音しか出来ません。。。

 

実験的な音作りに向いてそうです。

 

時代の流れだから当然ですが、全体的にTone2のシンセサイザーもプリセットはトランス/EDM系の音が多めですね。

 

このメーカーのソフトはほぼ一つの画面で作業出来るのがいいですね^^

 

やっぱり画面を切り替えるとわずか数秒でもロスですし、塵も積もればそれなりの時間になるわけでモチベーションやクリエイティヴィティにも影響してくると思います。

 

ソフトシンセで大ヒットしたNative InstrumentsのMassiveが評価された理由って音と1つの画面で完結出来る操作性だと思ってます。

 

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Massiveも現役で全然使える素晴らしいシンセ ( 僕の中では一番使いやすいソフトシンセだと思ってます。 ) ですが、さすがに最近のソフトシンセと比べると古い気もしてくるのでそろそろ新しくして欲しいですね。 

 

重くなったり、変に使いにくくなっても困るんですが。。。^^;

 

脱線してしましましたが

 

個人的に現時点ではElectra2とNemesisが即戦力な感じです。

 

Tone2は各プラグインシンセのプリセットも販売しているのでもう少ししたら買ってみようかなと思います。

 

https://www.tone2.com/

 

 

月額¥3000で使い放題っ! ~East West Composercloud使ってみた~

近年では音楽配信も定額制が定着しつつある今日この頃。

そういったクラウドサービスの波はソフトシンセ界にも来ているようです。

DTM/DAWのクリエーターさんにはお馴染みの古くはAKAIフォーマットのライブラリから高品位なサンプリング音源を制作し続けているハリウッドのソフトメーカーEast Westさんがやってくれました!

 

月々¥3000総額約130万円の高品位なサンプリング音源を使い放題です!

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・The Dark Side
・Fab Four
・Ghostwriter
・Goliath
・Gypsy
・Hollywood Strings Gold
・Hollywood Brass Gold
・Hollywood Orchestral Woodwinds Gold
・Hollywood Orchestral Percussion Gold
・Hollywood Harp Gold
・Hollywood Solo Cello Gold
・Hollywood Solo Violin Gold
・Symphonic Choirs Gold
・Symphonic Orchestra Gold Strings
・Symphonic Orchestra Gold Brass
・Symphonic Orchestra Gold Woodwinds
・Symphonic Orchestra Gold Percussion
・Pianos Gold Bechstein D-280
・Pianos Gold Bosendorfer 290
・Pianos Gold Steinway D
・Pianos Gold Yamaha C7
・Ministry Of Rock 1
・Ministry Of Rock 2
・ProDrummer Spike Stent/Doug Rogers
・ProDrummer Joe Chiccarelli/Doug Rogers
・Ra
・Silk
・Spaces
・Stormdrum 2 Pro
・Stormdrum 3
・Voices of Passion
・56’ Stratocaster
・Adrenaline
・BT Breakz
・BT Twisted Textures
・Drum n Bass
Electronica
・Funky Ass Loops
・Guitar & Bass
・Hypnotica
・Ill Jointz
Aerosmith's Joey Kramer Drums
・Percussion adventures 1
・Percussion adventures 2
Phat & Phunky
Public Enemy
・Scoring Tools
・Smoov Grooves
Steve Stevens Guitar
・Stormdrum 1 Loops
・Stormdrum 1 MuItiSamples
・Symphonic Adventures

 

とこれだけの音源が使い放題です!!!!!!!!!

・Student Plans (学生/教員向け)

・Composercloud (月額使い放題)←これ契約してみました。

・Composercloud X (↑の年間契約でセカンドマイクポジションのライブラリも使用可能)

 

必要なもの

・クレジットカード

・ilokアカウント

・サンプルライブラリ用HDD(SSD推奨もしくは7600回転以上のHDD)

 

クレジット情報を入力後ダウンローダーをインストールしてあとはサンプル音源を動かすソフト「Playエンジン」と各ソフトをインストールしていくだけです。

大きいソフトだと50~80GBくらい容量があるのでダウンロードに2~3日かかります。HDDは最低1TBくらいは必要ですかね。

もちろん使いたい音源だけダウンロードして使うっていうやり方も可能です。

 

「これでオレもハリウッドばりの音楽が作れるせっ!」って思いながらダウンロードしました。

 

…で実際使ってみて「う~ん」(^^;

 

もともと民族音源の「RA」は持っていたのでPlayエンジンの使いにくさには免疫あったんですが、ん~やっぱりあわないかなと。。。

 

まずループものがDAWのテンポに同期しない。

ピアノ、ストリングスなどオケものとかはさすがに音はリアルですが容量が大きいために読み込みに時間がかかるし、さらに(うちだけだと思いますが。。。)MIDI鍵盤で音鳴らしてると音止まらなくなったりするし…。

実際生音系の音はかなり良いですし、プロ/アマ問わずEast West社のソフトで素晴らしい曲を作っている方はたくさんいるので僕とパソコンのスペックが足らないと言われればそれまでですが。。。(^^;

個人的にサンプルライブラリーソフトはNative Instruments KONTAKTに分があるかな。基本DAWのマルチ音源モードって使い辛いのであまり好きじゃないです。

NI KONTAKTサンプラー自体の動作は軽いので音源ごとに立ち上げて使ってます。

 

残念ながら僕には合わなかったの多分解約すると思いますが(^^;月額¥3000でEast West社の音源全部使えるって十分試す価値はあると思うし、素晴らしいサービスだと思います。

 

また使いたくなったら利用すればいいですしね^^ 

 

実際に自分のシステムに組み込んで使ってみてしばらく使って気に入ったソフトを買うとかでもいいと思うし何万円もするソフト買って「こんなはずじゃなかったのにっ!」ってなるより全然いいと思います。

 

reFX Nexusとかもやってくれないかなぁ。

 

興味のある方は試してみてください^^

(インストール/ダウンロードは自己責任でお願いします。)

Composercloudページ

10,000+ Instruments for $29.99/month

 

 

 

 

Windows 7 環境でWAVESがインストール出来ない ~解決へ~

今やDAWで音楽制作する人には定番中の定番プラグインWAVES

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昔は値段も高くて「プロが使うプラグインソフト」ってイメージだったけど最近はかなり買いやすくなって手軽に音楽制作に導入できるようになりました。実際使ってみるとDAW付属のエフェクトプラグインよりさらにワンランク上のソフトというのが体感できます。

 

先日Windowsの壊れたパソコンにクリーンインストールを終えて殆んど復旧終わったんですが最後のWAVESのソフトがインストール出来ないという問題が発生しました。。。

 

近年WAVESWaves Central」というソフトを使ってソフトのインストールやライセンスの管理を行うシステムを採用しています。

 

早速Waves Central」をインストールしてみるとエントリポイントが見つかりません」とのエラーメッセージが。。。

一応ソフトは起動したので自分の持ってるプラグインを選んで「INSTALL」を実行するもまたエントリポイントが…」エラー。。。

 

「ほぼまっさらなWindowsでなんでこんなエラーが起こるんだ??」と思いながら代理店さんに問い合わせてみるとWindowsのアップデートすればこの問題は解決すると思われます」との回答が来ました。…

何かとWAVESはトラブル多いけどメディアインテグレーションさんの対応は素晴らしく良いです^^

 

「ほぼまっさらなWindowsというのが問題だったんですね^^; 

 

早速言われたとおりWindowsのアップデートを実行してると一向に進まない感じ。。。

(ここはかなり時間掛かると思われます。)

 

一日くらい放置してたらなんとか終わって再起動。

 

そしてWaves Central」を起動するとエントリポイントが…」エラーメッセージが出ない!^^

 

そのままログインして自分がライセンス持ってるソフトのインストールが無事に完了出来ました。

 

WAVESってWindows環境でトラブル多いのかなぁ。

今は全然問題ないけどライセンスの認証もトラブったし。

ネットでも意見が分かれるみたいですし、実際Mac使ってる音楽仲間は「WAVESでトラブるイメージない」って言ってました。

 

Windows環境でもしこういうトラブルにあった方がいたらWindowsアップデートを実行してみてください。

起動しないWindowsのデータの復旧

しばらく空いてしまいました。。。

 

夏の暑さも落ち着いてこれからバシバシ曲作るぞー!と思っていた矢先。。。

 

メインで制作に使用してるWindows 7のマシンが電源は入るものの、Windowsが起動しなくなりました。。。

 

パソコンのトラブルって突然来るんですよねぇ。。。

とりあえずいろいろ調べてWindowsの起動ディスクを入れてスタートアップの修復やコマンドプロンプトによる修復も試みてみましたが一向に症状は改善されませんでした。

HDDやメモリは正常に動作しているみたいなのですがどうやらWindowsを起動するプログラムが壊れて修復不能といった状態みたいです。

ここまで来たらもし復旧出来たとしてもWindows自体が不安定だし、クリーンインストールは避けられないな~って感じでした。
クリーンインストールすれば余計なデータもきれいになって安定しますしね。

制作用予備機もあるし、基本的に制作データやサンプリング音源などは外部HDDで処理してるし、バックアップも一応取っているのでそこまで深刻な状況ではないのですがちょっとまだ取り出したいデータがあったのでどうにかならないものかなぁて思っていろいろ調べてたら「Ubuntu」っていうソフトの存在をしりました。

 

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https://www.ubuntulinux.jp/home

Ubuntuとは無料で配布されているLinuxベースのOSソフトで別のパソコンでダウンロードしてDVDに焼いてDVDからそのOSを起動してディスクのデータを移すといった感じの作業です。USBメモリなどに入れて起動させたりもできそうですが今回はやりませんでした。

 

早速ダウンロードしてWindowsの壊れたマシンのDVDから起動するとUbuntu立ち上がりました!(HDDのデータの取り出しのみ行いたい場合はここでインストールを選択してはいけません。Ubuntuを試す」を実行します。)

操作はほぼWindowsみたいな感じで普通にパソコン使える方なら問題なく使える感じです。DVDからの起動からかちょっと動作が遅いです。

USBのHDDを繋ぐと認識してくれてデータをうまく移すことが出来ました!

 

※あくまで一例ですのでダウンロード及びデータの移動作業は自己責任でお願いします。HDDやメモリ自体が破損していたら無理かもしれません。

 

かんたんに手順をまとめてみます。

①正常に動作するパソコンでUbuntuのサイトからISOイメージファイルをダウンロードする。

②ダウンロードしたISOイメージファイルをライティングソフトでDVDに焼く。

Windowsの立ち上がらないマシンにディスクを入れて「リムーバルディスクからの起動」に設定して起動。

Ubuntuが立ち上がったらUbuntuを試す」を実行。

⑤USBのHDDやフラッシュメモリをつないで必要なデータを移す。

 

今回の僕と同じようなWindowsが起動しないといったトラブルがあって、どうしてもデータだけは取り出したいという方には「Ubuntu」試してみる価値はあると思います^^

 

まさに衝撃特価!AIR Music Technologyのソフトウェアシンセ「Xpand!2」が99%OFF!

ドイツのソフトウェアメーカーAIR Music Technologyのソフトウェアシンセの「Xpand!2」8月31日まで99%OFFのセールをしています。

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なんと日本円で約100円です!

かつてSteinberg系のソフトシンセを作っていたWizooというチームが現在のAIRみたいですね。

そういえばWizooのHyper Sonicもマルチ音源で人気ありました。

 

この「Xpand!2」はいわゆるプリセットタイプの「マルチ音源」で音を作るというよりあらかじめ用意された波形を組み合わせて使う感じです。プリセットは2500以上!

 

基本的にA〜Dの4パートに個別の音を読み込んで別々のに鳴らすもよし、レイヤー(重ねて)0鳴らすもよしといった感じの使い方が出来ます。

 

アルペジエーター、フィルターもエンベローブもあるのでいわゆるアナログシンセ的な使い方もできます。

 

僕は先日購入したAlesisのVX49にバンドルされていたので手に入れてあるんですが「使える」ソフトだと思います。

ソフト音源はリアルなアナログシンセを再現したものやハイファイなデジタルシンセなどたくさんありますがこういった手軽に使えるマルチ音源ってあんまりないので個人的には90年代のPCM音源が感じられてとても好感が持てますね。

MacWindows両対応、VST/AU両フォーマット対応です。

 

ソフトなので邪魔になるものでもないし動作も軽いのでコンポーザー/DTMerは持っていて損はないと思うのでおすすめです!