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BEHRINGER PRO-VS MINI ベリンガー操作方法 その1 ~基礎操作編~|初心者でもわかる 解説

0からのシンセサイザーのくりっぱーこと

Kurippertronixxx@Kurippersynthです。

 

BEHRINGERさんのベクトルシンセサイザーPRO-VS MINIの動画連動ブログです。

 

BEHRINGER Pro-VS MINI その1 ~基礎操作編~ ブログ連動動画

 

BEHRINGER PRO-VS MINI ベリンガー操作方法 

その1 ~基礎操作編~|初心者でもわかる 解説


 


 

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今回はBEHRINGER PRO-VS MINIの基礎操作的についての解説です。

 

BEHRINGER PRO-VS MINIとは?
 

 



BEHRINGER PRO-VS MINIはシンセの預言者デイヴ・スミス氏のSequential Circuits(現Sequential)社から1986年に発売された世界初の2次元ベクトルシンセサイザー「Prophet VS」をクローン化してミニサイズで再現した4ボイスのシンセサイザーです。
 

 
ABCDの4つのデジタル波形をジョイスティックでミックスしてサウンドを鳴らすベクトルシンセシスを採用していています。
デジタルオシレーターをアナログVCFフィルターで加工するというハイブリッドシンセサイザーです。
 
1986年というとFMシンセサイザーとサンプリングサウンドの全盛だったと思うので預言者デイヴ・スミスが先を行き過ぎていたのか、ちょっとマニアックだったのか(^^;あまり生産されなかったみたいで当時のSequential Circuitsの最初で最後のデジタルシンセサイザーだったそうです。
 
ヴァンゲリスブライアン・イーノデペッシュモード、ナインインチネイルズなどが著名ユーザーとして使用していた他ホラー映画の金字塔の「ハロウィン」でおなじみの映画監督兼音楽家ジョン・カーペンター氏が愛用していたことでも有名です。ハリウッドの映画音楽家にも人気があったみたいですね。
 
あとSOFT BALLET森岡氏もバンドの初期に使ってましたね!

 

このベクトルシンセシスの技術はあとにProphet 5 / VSの開発者のデイヴ・スミス氏がスーパーバイザーとなってYAMAHAKORGもベクトルシンセサイザーを開発します。

 

KORG WAVESTATION(1990年)

 

YAMAHA SY-22(1990年)

 

YAMAHA SY-35(1992年)

 

YAMAHA TG-33(1990年)

 

KAWAIさんのK-1現代だとくりっぱー愛用のKORG wavestateにも受け継がれています。

 

KORG wavestate(2020年)

 

くりっぱー愛用のwavestateもベクトルシンセシスを採用しています。

 

marronfieldsproduction.hatenablog.com

 

 

marronfieldsproduction.hatenablog.com

 

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当ブログ&くりっぱーチャンネルでも以前PROPHET VSをプラグインで再現したARTURIAさんのProphet VS Vを取り上げました。

こちらもプラグインならではの利点を活かしたシンセサイザーになってます^^

 

 

 

BEHRINGER PRO-VS MINIおもな特徴

・128の波形の中から4つの波形を選択してジョイスティックでミックス

・アナログVCFローパスフィルター

・コーラス機能

・AMP、FILTER、MIXの3つのエンベロープ

・16ステップシーケンサーアルペジエーター

 

※PRO-VS MINIはコンピューターとの通信 / 電源供給をUSB-Cでおこないます。

本体に付属していないので事前に用意しておきましょう。

 

今回BEHRINGERさんがミニサイズのハードウェアで再現したPRO-VS MINI楽しみです!^^

 

BEHRINGER PRO-VS MINI デジタル波形を鳴らそう!
 

 
【DATA RNTRY】[+][ー]で音色プログラムの変更をします。
【FUNC】を押して[+][ー]でオクターブの切り替えが可能です。
 
 

 
ベクターシンセシスでは4つのオシレーターのバランスを【WAVEFORM MIX】ジョイスティックとミックスエンベロープで持続的に調節します。

波形ミックスジョイスティックの位置が中央の時には4 つの全オシレーターの優先度は同等です。ジョイスティックを上側に動かすとオシレーターBのレベルが上がりオシレーター D のレベルが下がります。A および C は変化しません。
左側に動かすとオシレーターAのレベルがCに対して上がりBおよびDには作用しまん。
 
ジョイスティックを A と B の間(北西)にすると、A と B の量が等しくなる一方で、C および D は寄与しません。横方向に南東に動かすと、A および B を減じ、C および D を相対的に上げて最終的には A およびBは聴こえなくなります。 
 
 

 

デジタルオシレーターの選択はボタンでABCDを選択して[WAVE]で波形の選択、[FREQ]で音程(0~24)のコントロールをします。
 

 
LFOでは2つLFO波形で変調可能ですが現時点では音量のみしか変調できません(^^;
[RATE]
LFO波形の周期をコントロールします。
[AMT]
LFO変調の深さをコントロールします。

 

BEHRINGER PRO-VS MINI アナログフィルターを使おう!
 
 

 
BEHRINGER PRO-VS MINIはオシレーター以降はアナログシンセサイザーと同様にAMP、FILTER(VCF)の減算方式のシンセシスになります。
 
【ANALOG FILTER】

[CUTOFF]

サウンドの明るさをコントロールします。

[RESO]

周波数のピークを持ち上げて音にクセをつけます。

 

BEHRINGER PRO-VS MINI コーラスを使おう!
 

 

 【CHORUS】

サウンドに厚みや揺らぎをくわえます。

[RATE]
コーラスの周期をコントロールします。
[AMT]
コーラスの深さをコントロールします。

 

BEHRINGER PRO-VS MINI 3つのエンベロープをコントロールしよう!
 
 

 

PRO-VS MINIはフィルター、アンプ、ベクトルミックスの時間的変化をコントロールするENVELOPEがあります。

【FIL】

フィルターの時間的変化をコントロールします。

【AMP】

音量の時間的変化をコントロールします。

【FIL】【AMP】はADSRで時間的変化をコントロールします。

[ATTACK]

立ち上がりの時間をコントロールします。値が大きいほど立ち上がりが遅くなります。

[DECAY]

ATTACKのあとの減衰の時間をコントロールします。値が少ないほど短くなります。

[SUSTAIN]

DECAYのあとのレベルをコントロールします。値が最大値だとDECAYは無効になります。

[RELEASE]

ノートオフしたあとの余韻の時間をコントロールします。

 

 

【FUNC】を押して[12:ENV]

[FIL ENV AMOUNT]でエンベロープがフィルターにかかる量をコントロールします。

 

 

【MIX ENVELOPE】

ベクトルの動きをエンベロープでコントロールします。

[R1 ~ R4]

ベクトルの動きの時間(RATE)をコントロールします。

 

BEHRINGER PRO-VS MINI 各種設定をしよう!
 
 

 
[FUNC]ボタンを押して[1]~[16]のボタンで各機能にアクセスします。
 
 
【1:MENU】
PRO-VS MINI の基本的な設定をします。
[Seq / Arp
通常のキーボードとシーケンサー操作とアルペジエーターの間で切り替えます。
[OSC ENGINE]
MODERN BRIGHT / VITAGEの切り替えをします。
[MASTER TUNE]
マスターチューンの設定をします。
[FIL ENV TRIGGER]
シングルまたはマルチトリガーのいずれかを選択します。 Single は最初のノートが再生されたエンベロープをトリガーし、すべてのノートがリリースされるまで再トリガーされません。マルチは、新しいノートを再生するたびに再トリガーされます。
[PATTERN PROG LINK]
パターンとプログラムのリンクを設定します。
MIDI Tx]
MIDI 出力チャンネル1 ~ 16 またはオフを選択します。
MIDI Rx]
MIDI 入力チャンネル1 ~ 16 またはオフを選択します。
MIDI ベロシティ]
スイッチベロシティ オンまたはオフに設定します。
MIDI CC]
MIDI 連続コントローラーメッセージを受信するかオフにするかを選択します。
[PROG BULK SYX SEND]
USB ソケットを使用して、プログラムメモリの内容を SysEx として出力します。
[PROG BULK SYX SEND]
USB ソケットを使用して、現在のプログラムを SysEx として出力します。
[PATT BULK SYX 送信]
USB ソケットを使用してシーケンサーのメモリの内容を SysEx として出力します。
[PATT SING SYX 送信]
USB ソケットを使用して、SysEx として現在のシーケンスを出力します。
[SYSEX RECEIVE]
プロ VS が USB ソケットを使用して外部ソースからSysEx を受信できるように
します。
[FACTORY RESET]
すべてのプログラムとシーケンスを工場出荷時のデフォルトにリセットします。 ファームウェアのバージョンも表示されます。

 

【2:SYNC】

[Sync Source (シンクソース)] 

Internal(内部クロック)/ 外部MIDI,USB または Trigger (トリガー)を切り替えます。
[Sync Type (シンクタイプ)]
1ppq, 2ppq, 4ppq, 24ppq,48ppq を切り替えます。

 

【3:SCALE】

アルペジエーター / ステップシーケンサーの音符(1/8, 1/8T,1/16, 1/16T, 1/32 (グローバル))を選択します。

 

【4:SWING】

リズムを前後にずらして演奏に「ノリ」を出します。

 

【5:ARP SET (アルペジオ設定)】

アップ、ダウン、アップおよびダウンのいずれかを選択します。

 

【6:NOTE LENGTH (シーケンサー設定) 】

STEP FIXED (ノート長はステップで定義) またはRECORDを切り替えます (ノート長等はレコーディングに準じます)

 

【7:CLEAR ALL (全クリア)】

シーケンサーモリーをクリアします。

 

【8:) CLEAR ACTIVE (アクティブクリア) 】

アクティブステップ(ボタン 29) のアクションをクリアし、全ステップをアクティブにします。

 

【9:METRONOME (メトロノーム)】

メトロノームのオン/オフを切り替えます。

 

【10:LFO SET (LFO 設定)】

LFO の波形を、三角波、スクエア波、ノコギリ波、ランプまたは S&H (サンプルアンドホールド)のいずれかより選択します。

 

【11:OSC SET (オシレーター設定) 】

オシレーターのチューニングを、コントロール 23で、coarse(半音)/ fine(微音) のいずれかより選択します。

 

【12:FIL ENV】

フィルターのエンベロープモジュレーションの量を0 – 99 の間で調節します。

 

【13:MIX ENV (ミックスエンベロープ) –】

キーを繰り返し押すことで、以下のメニューを切り替えます。

[Mix Env Loop (ミックスエンベロープ ループ) –]

off(オフ) / 0 -> 3 / 1->3 / 2 -> 3 / 0 <-> 3 /  1 <-> 3 / 2 <-> 3 の間で選択します (オフを選択した場合は、他のメニューオプションは使用できません)

[Mix Env Repeat (ミックスエンベロープ リピート)]

ミックスエンベロープのリピート回数を選択します。continuousはリピートし続けます。

[Mix Env Points (ミックスエンベロープ ポイント): 0-4]

波形ミックスコントロール8 を使用して、各ポイントの a, b, c およびd のバランスを設定します。ボタン9 および 10でポイント間を移動します。

 

【14:NAME (名称) 】

パッチ名を、キーボードを使用して設定できます。

 

【15:PROGRAM INIT (プログラムイニシャライズ) 】

選択したプログラムを初期化します。

 

【16:) STORE(ストア)】

現在のプログラムを保存します。

 


 

BEHRINGER PRO-VS MINI その1 ~基礎操作編~ ブログ連動動画
 

BEHRINGER PRO-VS MINI ベリンガー操作方法 

その1~基礎操作編~|初心者でもわかる 解説

 

 

BEHRINGER PRO-VS MINI  その1 ~基礎操作編~ まとめ
 
数々の名機をクローン化してきたBEHRINGERさんですが、デジタルシンセサイザーはもしかして初ですかね?
 
BEHRINGER PRO-VS MINI、一通り使ってみてまず「デジタルオシレーターの出音が良いなー!」というのが第一印象です^^
 
開封してみて思ったのは思ってたよりスリムだなって思いました。質感も全然安っぽくないし、OLEDディスプレイまでついて円安の2024年にこれで1万円代はかなりお買い得だと思います!
 
サウンド的にはデジタルの質感のキラキラした硬質なサウンドが得意です。
現代のシンセウェイヴとかにもバッチリハマりそうなサウンドですね!
あとやっぱりジョイスティックでミックスするの楽しいです!楽器なのにジョイスティック付いてるのってなんかカッコイイですよね!
 
アルペジエーターやステップシーケンサーはオマケ程度という感じですが(^^;
くりっぱー的には外部シーケンサーで鳴らすのでとくに問題ないです。
タッチ鍵盤はvolcaシリーズ以上に演奏するというより音の確認する程度のものだと思います。
 
アルペジエーターのパターンが3つしかなかったり、LFOが音量しか変調できなかったり…いろいろ物足りない部分もありますがサウンドと値段を考えたらすべて許せます笑
今後ファームウェアのアップデートで対応して欲しいところですね!
 
でもやっぱりシンセ使いはピッチとフィルターもモジュりたいところ。
あとMusicTribeのフォーラムでもホールド機能とアフタータッチ対応の希望という意見が多いですねー。
 
ホールド機能機能使えたらベクトルドローンマシンでかなり良い感じ!
アップデート、ホントお願いします!(切実)
 
エフェクトの乗りも良いですし、外部MIDIキーボードやシーケンサーとつなげばかなり使える音源だと思います。
 
FMシンセやウェーヴテーブル音源ともまた違う独特のベクトルシンセサイザー、鳴らしてて楽しいです。
 
全体的にはかなり満足な感じです^^このMINIぜひ今後シリーズ化して欲しいですね!
 
ではまた次回! 
 

 
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