0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
BEHRINGER EDGE
のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
今回はBEHRINGER EDGEの基礎操作についての解説です。
BEHRINGER EDGEはデュアルVCOのセミモジュラーパーカッションシンセサイザーです。
くりっぱーチャンネルでも取り上げた2020年に発売されたセミモジュラーシンセサイザーのBEHRINGER CRAVEの兄弟機としてはやくから開発されて発売もアナウンスされてましたが、世界的情勢や半導体不足などで製品化までだいぶ待ちました(^^;
marronfieldsproduction.hatenablog.com
CRAVEとの大きな違いはCRAVEは打ち込むタイプの32ステップのシーケンサーを搭載していましたがEDGEはピッチとベロシティ・コントロールを備えたデュアル8ステップ・シーケンサーでを搭載しています。
【OSCILLATOR 1 / 2】(VCO)
EDGEはシンセサイザーの波形の核となるオシレーターVCO(Voltage Controlled Oscillator)を2つ搭載しています。
〔FREQUENCY〕
VCO 1 / 2のピッチをコントロールします。
〔SHAPE〕
パルス波 / 三角波のVCO 1 / 2の波形を選択します。
〔ENVELOPE〕
VCO 1 / 2のピッチにカーヴがかかる深さをコントロールします。
〔LEVEL〕
VCO 1 / 2の音量をコントロールします。
〔SEQ PITCH MOD〕
〔HARD SYNC〕
ハードシンクのオン / オフを設定します。
〔1・2 FM AMOUNT〕
FM変調の量をコントロールします。
【NOISE】
〔COLOR〕
ピンクノイズ / ホワイトノイズを選択します。
〔NOISE / EXT〕
ノイズもしくは外部入力のミックス比をコントロールします。
【OUTPUT】(VCA)では音量のコントロールをします。
[VCA MODE]
FAST / SLOWのVCAの掛かり方を選択します。
[DECAY]
音量の減衰をコントロールします。
[VOLUME]
EDGEの音量をコントロールします。
【FILTER】(VCF)
フィルターセクションではハイパス / ローパスのフィルターを使って音の周波数(明るさ)をコントロールします。
〔VCF〕
HP / LPのフィルターの種類を選択します。
〔CUTOFF〕
音の明るさをコントロールします。
〔RESONANCE〕
周波数のピークを持ち上げてサウンドにクセをつけます。
〔DECAY〕
フィルターの減衰をコントロールします。
〔ENVELOPE〕
〔NOISE / VCF MOD〕
フィルターのノイズ / モジュレーション変調のミックス比をコントロールします。
【SEQUENCER】
EDGEのシーケンサーはデュアル8-STEPのつまみを使ってピッチとベロシティのシーケンスをリアルタイムにコントロール可能です。
[TRIGGER]
現在の位置のステップのみ再生します。
[PLAY / STOP]
シーケンスを再生 / 停止します。
[ADVANCE]
ステップをひとつ先にすすめます。
[TEMPO]
シーケンスのテンポをコントロールします。
[CLOCK]でMIDI / USBを選択した場合無効になります。
[CLOCK]
同期の選択をします。
[SCALE]
MIDI / USBを選択した場合のクロックに同期した音符の選択をします。
[CLOCK]でINTを選択した場合無効になります。
EDGEはセミモジュラーなのでそのままでもサウンドを鳴らせますがパッチングによってさまざまな変調や効果を得ることが可能です。
CRAVEと同様にIN / OUTがわかりやすくていいですね^^
一例として動画では
【OUT】VELOCITY ▷【IN】NOISE LEVEL
にパッチングして【SEUENCER】[VEL]のつまみでノイズのレベルをコントロールしてます。
外部MIDI機器のMIDI OUTから【MIDI IN】につないで
【SEQUENCER】[CLOCK]をMIDIにすると同期演奏が可能になります。
兄弟機のBEHRINGER CRAVEにくらべるとBEHRINGER EDGEはパーカッション / ベースに特化したシンセサイザーなのでパラメーター / パッチポイントも少なく扱い自体はシンプルです。
ピッチとベロシティのシーケンスを直接コントロールできるのでライブ感のあるサウンドを出しやすいですね^^
16から64までのステップシーケンスがメインの現在、8ステップってなんだか物足りない気もしていましたが(^^;
実際いろいろなパラメーターをいじりながら鳴らしてみるとこれはこれでありだなと思わせてくれるシーケンスを鳴らせました。
むしろリアルタイムコントロールするなら8ステップくらいがちょうどいいくらいかもです笑
今日のEdge練②
— くりっぱー@0からのシンセサイザー (@Kurippersynth) 2023年12月20日
8ステップってちょい物足りない気もしたけどリアルタイムでコントロールするなら丁度いいかもしんない😁#Behringer#Edge#mc101 pic.twitter.com/sihiVPcVv1
EDGEはセミモジュラーシンセサイザーなので内部はもちろん、外部のCV信号でパッチングも可能なのでシンプルながらいろいろ可能性があるシンセサイザーだと思いました。
これから使い込んでいこうと思います!
ではまた次回!
見にきていただけるとうれしいです^^