0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
世界初16ビット・ゲーム機の音源を完全再現したグルーヴボックスSONICWARE LIVEN MEGA SYNTHESISのくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
SONICWARE LIVEN MEGA SYNTHESIS ソニックウェア 操作方法
今回はSONICWARE LIVEN MEGA SYNTHESISのサンプリング機能の解説です。
PCM音源とはパルス符号変調 (Pulse Code Modulation) 技術を用いた音声信号をデジタル化して鳴らす音源方式です。
いわゆるサンプリングされたサウンドはPCM音源といいます。
MEGA SYNTHESISのトラック6 のPCMトラックには6個のバンクごとに16個のスロットがあり、合計96個のスロットに録音したサンプルを保存することができます。
【BANK 1 ~ 4】には往年のゲームミュージックから定番ダンスミュージックなどのドラムサウンドをはじめワンショットなどさまざまなサンプリングサウンドが収録されています。
【BANK 5 / 6】は空のスロットなので基本ここにサンプリングしたサウンドを保存していく感じですね。
【func】+[REC SETTING]でオート録音の設定をします。
A.R.LV:OFF またはオート録音を開始する入力信号のレベルを-60 〜-20dB に設定
できます。
オート録音をオフにした場合、録音待機時に【Sampling】を押すと録音が始まります。
S.FRQ:サンプリング周波数の設定をします。(すべてサンプリングレートは8bitです。)
Low:12kHz 8 秒
Mid:24kHz 4 秒
Hi:48kHz 2 秒
・LINE IN の入力ゲインは【func】+[LINE IN]で調整できます。
・LINE IN 設定でMONOがOFFであってもモノラル録音されます。
・録音終了後に自動的にサンプルの音量はノーマライズ(最大化)されます。
MEGA SYNTHESIS の【LINE IN】に録音したい機器の出力を接続します。
【func】+【sampling】を押します。
【sampling】が赤く点滅します。 ステップキーで録音レベルの確認ができます。
(ステップ12 が -6dB、ステップ16 が0dB です)
もう一度【sampling】を押してオート録音を開始します。
【sampling】が赤く「点灯」して信号が入力されると自動的に録音が開始されます。
ステップキーが録音経過を示します。
ステップ[16]まで点灯したら、録音が自動的に終了します。
・ 録音中に【●】を押すと即座に録音を終了できます。
・ 操作を中断したい場合は【CLR】を押します。
録音が終ったら【OK】を押して【BANK】と【SOUND】でサンプルを保存するスロットを選択します。【VALUE】でも選択できます。
※ 保存する前に、選択したスロットのサンプルを鍵盤で弾いて試聴できます。
保存するスロットが決まったら【OK】を押します。
サンプリングされたサウンドは2つのモードで鳴らします。
SHOT:同時発音1音で音階を鳴らします。
DRUM:同時発音3音でオートスライス機能でわりあてして鳴らします。
サンプリングされたサウンドは他の音源と同じように[ATTTACK][RELEASE / GATE][SWEEP]など通常のコントロールが可能です。
MEGA SYNTHESISはドラムキットなど複数のサンプルを扱う場合は各サンプルを録音していくのではなく、1 拍の長さを設定することでサンプル全体を同じ長さで均等に分割するオートスライス機能でサンプルをわりあてます。
ドラムキットなどを作成する場合はシーケンサーで均等なテンポで鳴らして録音した方がいいと思います。
サンプルをスライスするには【PCM】を押します。
【BANK】と【SOUND】でサンプルを選択します。
【func】 +【2:MODE】 でDRUMを選択します。
【func】 +[3:ADJ] でスライスの長さの数値が表示されます。
一番左の鍵盤(F)を弾きながら【VALUE】で1 拍分の長さを設定します。
ここで設定した長さでサンプル全体が均等にスライスされます。
最初の2 〜3 鍵盤を弾きながらちょうど良い長さを探して設定します。
1スライスの最長時間は2 秒です。
メガシンセシス練③←サンプリングした!
— くりっぱー@0からのシンセサイザー (@Kurippersynth) 2024年2月27日
サンプリングは
・1ノートの音階を鳴らすSHOT
・分割して各ノートで鳴らすDRUM
フレーズサンプリングできるのかなと思ってオカザキさん@familylife555 とのコラボ曲のピアノサンプリングしてみた!#SONICWARE #LIVEN#MEGASYNTHESIS pic.twitter.com/gM8amDpOH5
同じやり方でフレーズサンプリング / スライスも可能です。
バンクとサウンドにリネームは【func】 +[PCM - DATA]を押してS.N.ED(サウンド) / B.N.ED(バンク)を選択して【OK】を押します。
【1 / 3】【2 / 4】で左右移動、【VALUE】で文字を選択します。
【OK】を押してリネームを確定します。
MEGA SYNTHESISのデータのインポート / エクスポートはPC / Macで行います。
LIVEN MEGA SYNTHESISのデータの送受信はMIDIのSysEx(システムエクスクルーシブを使うのでPC / Macと接続されたMIDIインターフェイスとMIDI接続します。
※サンプルの取り込みなどはMEGA SYNTHESISで録音してエクスポートしたもののみでPCなどから取り込むということはできないみたいです。
推奨アプリケーション
PC:MIDI-OX
Mac:SysExLibrarian
SysEXのソフトウェアに関しては福産起業さんの記事があるので参考にしてみてください。
SONICWARE LIVEN MEGA SYNTHESIS ソニックウェア 操作方法
MEGA SYNTHESISは内蔵FM音源、PSG音源、PCM音源とデフォルトでも十分過ぎるくらい胸アツなグルボですが、サンプリングによってメロディ演奏、ドラムキット、フレーズサンプリングなど無限広がります。
PCMトラックをドラム以外で使う場合にもFM音源でドラムのサウンド鳴らせたりするのでMEGA SYNTHESIS一台でカバーすることも可能です。
サンプリングは基本は本体での録音のみですが、一度やればわりとサクっとできるしその方がむしろLIVENらしいと思います^^
制約あるくらいの方が面白いサウンドできたりしますからね。
SONICWARE LIVEN MEGA SYNTHESIS くりっぱーチャンネル再生リスト
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