0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
マルチトラックFMシンセサイザー / グルーヴボックスの
SONICWARE LIVEN XFM
のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
SONICWARE LIVEN XFM ソニックウェア 操作方法
SONICWARE LIVEN XFMはテクノミュージシャンのdkさん(@dk_L4B)さんにお借りして動画を作成させていただいてます!
今回はSONICWARE LIVEN XFMの
SOUND EDITの基本的な操作の解説です。
いままでは各バンクに収められていたサウンドを鳴らしていましたが
LIVEN XFMはそのサウンド自体をエディットするSOUND EDIT機能があります。
【func】+〔EDIT〕でサウンドエディットモードに入ります。
サウンドエディットモードでは付属のオーバーレイシートを被せると
LIVEN XFMが4オペレーターのFMシンセサイザーになります。
【OCTAVE | BANK | CURSOR】でバンクの選択、
【VALUE】のつまみ、もしくは【1~16】のボタンでエディットしたいサウンドを選択して【OK】を押します。
FM(Frequency Modulation)シンセシスはオペレーター(サイン波)同士を変調させるシンセシスでかんたんにいえば超高速LFOで新しい波形を生み出すシンセシスです。
LIVEN XFMでは4つのオペレーターを組み合わせて変調します。
変調をする波形をモジュレーター、変調される波形をキャリアと呼びます。
4つのオペレーターはアルゴリズムによってモジュレーター(M)とキャリア(C)の組み合わせを選択します。
SONICWARE LIVEN XFMでは【PAGE 1 / 2】同時押しで16のアルゴリズムを選択可能です。
4つのオペレーターは選択中のオペレーター(赤く点灯)のボタンを押すとオレンジに点灯してオフになります。
【OCTAVE | BANK | CURSOR】でオクターヴの選択になります。
各パラメーターは【PAGE 1/2】で切り替えてコントロールします。
【PAGE 2】はオレンジのパラメーターを選択します。
各オペレーターは〔1~16〕のボタンを押してパラメーターを呼び出してエディットするほか、各ボリューム、フィードバック、Ratio / FREQ、FINE / DETUNEはつまみでリアルタイムにコントロール可能です。
【1~4:OP RECEIVE LEVEL】
【PAGE 1】
オペレーターの音量をコントロールします。
【PAGE 2】
オペレーターのフィードバックをコントロールします。
値を上げるとサイン波からノコギリ波に変わって最後はノイジーなサウンドになります。
【5】
【PAGE 1:RATIO/FREQ】
オペレーターのピッチをコントロールします。
【PAGE 2:fixed】
ONにするとオペレーターのピッチを固定します。
【6】
【PAGE 1:LEVEL】
オペレーターの音量をコントロールします。
【PAGE 2:→p.eg】
オンにして【MIXER】ボタンを押すとピッチエンベロープが有効になります。
【7】
【PAGE 1:DETUNE】
デチューンをコントロールします。
【PAGE 2: up crv】
エンベロープのカーヴの立ち上がりを設定します。
値をマイナス方向にすると立ち上がりのはやいエンベロープカーブ、プラス方向にと立ち上がりの遅いエンベロープカーブになります
【8】
【PAGE 1:VELO SENS】
ベロシティの感度を設定します。
【PAGE 2:down crv】
エンベロープのカーヴの引き下げを設定します。
【9】~【12】はADSRエンベロープで時間的変化の時間とレベルをコントロールします。
【PAGE 1:A LEVEL】
音の立ち上がりのレベルをコントロールします。
【PAGE 2:a time】
音の立ち上がりの時間をコントロールします。
【10】
【PAGE 1:D LEVEL】
音の減衰のレベルをコントロールします。
【PAGE 2:d time】
音の減衰の時間をコントロールします。
【11】
【PAGE 1:S LEVEL】
減衰のあとの伸びのレベルをコントロールします。
【PAGE 2:s time】
減衰のあとの伸びの時間をコントロールします。
【12】
【PAGE 1:R LEVEL】
ノートオフのあとの余韻のレベルをコントロールします。
【PAGE 2:r time】
ノートオフのあとの余韻の時間をコントロールします。
【13:TIME SCALE】
オペレーターのキーボードタイムスケーリングを設定します。
値が大きいほど低いノートのエンベロープのタイムが長く、高いノートほどエンベロープのタイムが短くなります。
【14】
【PAGE 1:L-GAIN】
オペレーターのキーボードゲインスケーリング(LEFT / 低音域)のデプスを設定します。
【PAGE 2:s-curve】
オペレーターのキーボードゲインスケーリング(LEFT / 低音域)のカーブを設定します。
【15:SCALE POS】
オペレーターのキーボードゲインスケーリングのスケーリングポジションを設定します。
【16】
【PAGE 1:R-GAIN】
オペレーターのキーボードゲインスケーリング(RIGHT / 高音域)のデプスを設定します。
【PAGE 2:r-curve】
オペレーターのキーボードゲインスケーリング(RIGHT / 高音域)のカーブを設定します。
作成したサウンドは【SAVE】▷【OK】で保存します。
【EDIT NAME】で4文字の名前をつけることも可能です。
SONICWARE LIVEN XFM ソニックウェア 操作方法
LIVEN XFMは通常モードではFM音源の美味しいところを簡易的にいじれる感じですが、サウンドエディットモードにするとガチの4オペレーターのFMシンセサイザーになります。
オーバーレイシートによって全く別の機能を動かすというのは斬新でした!
FM音源自体、パラメーターも多いし変調も複雑なのでサウンドのエディットがアナログシンセに比べて難しい部類に入りますが、その分アナログシンセとは違った豊かな変化のあるサウンドを作ることが可能です。
今回はパラメーターの解説のみになってしまいましたが、
アルゴリズム+レベル=変調の量でもあるのでエンベロープやスケーリングの設定でかなり複雑なサウンドを作ることが可能です。
次回は実際にFM変調します!
SONICWARE LIVEN XFM くりっぱーチャンネル再生リスト
ハードウェア / アプリ等の一発録音のマシンライブ演奏を公開しています。
見にきていただけるとうれしいです^^