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SONICWARE LIVEN MEGA SYNTHESIS ソニックウェア 操作方法 その3 〜FM EDIT編~|初心者でもわかる 解説

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SONICWARE LIVEN MEGA SYNTHESIS その3 〜FM EDIT編~  ブログ連動動画

 

 SONICWARE LIVEN MEGA SYNTHESIS ソニックウェア 操作方法

その3 〜FM EDIT編~|初心者でもわかる 解説

 

 


 

 

 

ja.sonicware.jp

 

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今回はSONICWARE LIVEN MEGA SYNTHESISFM EDIT機能の解説です。

 

SONICWARE LIVEN MEGA SYNTHESIS FM EDITモードを使おう!

 

 

FM音源のエディットは

【FUNC】+[FM EDIT]を押してFM EDITモードに入ります。

 

 

LIVENシリーズではおなじみの付属のオーバーレイシートを本体に被せたエディットモードでおこないます。

 

SONICWARE LIVEN MEGA SYNTHESIS サウンドを選択をしよう!

 

 

サウンドプログラムは【< BANK >】でバンク、

[1]~[16]のステップボタンで各プログラムを選択します。

【BANK】のつまみでバンクの変更も可能です。

 

古代祐三氏の作成したサウンド、シンセ、ギター、ベース、ドラム、効果音などさまざなサウンドが収録されています。

 

【OK】を押すとサウンドエディットモードに入ります。

 

SONICWARE LIVEN MEGA SYNTHESIS FMシンセシスとは?

 

 

FM(Frequency Modulation)シンセシスはオペレーター(サイン波)同士を変調させるシンセシスでオペレーターはシンセサイザーにおけるオシレーターにあたります。

かんたんにいえば超高速LFO倍音を追加して新しい波形を生み出すシンセシスです。

 

煌びやかなベルや硬質なベース、ひんやりとしたパッドサウンドなどアナログシンセサイザーとは対照的なサウンドが特徴です。

 

MEGA SYNTHESISではXFMと同様に4つのオペレーターを組み合わせて変調します。

変調をする波形をモジュレーター

変調される波形をキャリアと呼びます。

モジュレーターとキャリアの組み合わせをアルゴリズムといいます。

 

SONICWARE LIVEN MEGA SYNTHESIS アルゴリズムを選択をしよう!

 

 

4つのオペレーターはアルゴリズムによってモジュレーター波形(M)キャリア波形(C)の組み合わせを選択します。

 

LIVEN MEGA SYNTHESISでは8つのアルゴリズム(組み合わせ)を選択可能です。

 

ステップキー[1]~[8]を押してアルゴリズムを選択します。

[ALGO 1 〜 4]はオペレーター④がキャリア波で他のオペレーターがモジュレーター

[ALGO 5 〜 7]はオペレーター②③④がそれぞれキャリア、

[ALGO 8]はすべてのオペレーターがキャリア波形になります。

 

オペレーター①はフィードバック量を設定できます。値を大きいほどにノイジーサウンドになります。

 

[ALGO 1](ギター / ベース)

[ALGO 2](ハープ)

[ALGO 3](ピアノ)

[ALGO 4](ストリングス / アコースティックギター

モジュレーター(M): オペレーター①②③

キャリア(C):オペレーター④

 

[ALGO 5](ベル / 木管楽器

モジュレーター(M): オペレーター①③

キャリア(C):オペレーター②④

 

[ALGO 6]金管楽器

[ALGO 7]シロフォン

モジュレーター(M): オペレーター①

キャリア(C):オペレーター②③④

 

[ALGO 8](オルガン)

モジュレーター(M):  なし  

キャリア(C):オペレーター①②③④

 

同じオペレーターの設定でもアルゴリズムによって全く違ったサウンドになる場合もあります。ここがFM音源の面白いところであり、難しいところでもあります。

 

SONICWARE LIVEN MEGA SYNTHESIS オペレーターの設定をしよう!

 

 

[OPERATOR 1 / 2 / 3 / 4]

エディットするオペレーターを選択します。

 

【EDIT】を押しながら[OPERATOR 1 / 2 / 3 / 4]を押すと各オペレーターをオン / オフ(ミュート)します。

選択中のオペレーターは赤

オンの状態のオペレーターは緑

オフの状態のオペレーターはオレンジに点灯します。

 

 

【< OCTAVE >】で5 / 6のボタンでオクターブ設定をします。

 

 

[FEEDBACK]

オペレーター1のフィードバック量を設定できます。

値を大きいほどノイジーサウンドになります。

値を上げるとサイン波からノコギリ波になるイメージです。

 

 

[LEVEL]

選択中のオペレーターの音量をコントロールします。

[MULTIPLIER / FREQ]

選択中のオペレーターの周波数(ピッチ)を設定します。

FIXED がオンの時はどの鍵盤を弾いても同じ周波数の音が鳴ります。

[DETUNE]

選択中のオペレーターのデチューンを設定します。

[SSG EG]

ADSSRのエンベロープ、または8種類のSSG EG タイプを選択します。

[FIXED]

オペレーターの周波数を固定します。

[FINE]

オペレーターの周波数を微調整します。
FIXED がオフの時は0.1ずつ変化します。

[AMP LFO

オペレーターに AMPLFO を適用するかを設定します。

[RATE SCALING]

値が大きいほど低いノートのエンベロープのタイムが長く、高いノートほどエンベロープのタイムが短くなります。

[VELO SENCIVITY]

値が大きいほどベロシティがオペレーターのレベルに反映されるようになります。

VELO SENSITIVITYキーを押すことで 10飛ばしでパラメーターの調整ができます。

 

 

【AMP LFO

音量(AMP)を周期的に揺らします。

[RATE]音量を揺らすスピードをコントロールします。

[SENCIVITY]音量を揺らす深さをコントロールします。

 

 

【SWEEP】

ピッチを周期的に揺らします。

[SPEED]ピッチを揺らすスピードをコントロールします。

[RANGE]ピッチを揺らす深さをコントロールします。

 

SONICWARE LIVEN MEGA SYNTHESIS EGで時間的変化を作ろう!

 

 

 

【EG】(ENVELOPE GENELATOR)はカーヴを作成してサウンドの音量などの時間的変化をコントロールする機能です。

 

FM音源では音量レベル=変調のレベルでもあるのでEGはサウンドに大きな変化をあたえます。

 

MEGA SYNTHESISでは基本的にADSSRの5つのポイントでカーヴを作成します。

 

[ATTACK RATE]

ノートオン後の音量の立ち上がり速度をコントロールします。LEVEL ノブで設定した音量まで上がります。

[DECAY RATE]

ノートオン中、SUSTAIN LEVEL までの減衰速度をコントロールします。LEVEL ノブで設定した音量かSUSTAINLEVELで設定した音量まで下がります。

[SUSTAIN LEVEL]

DECAYのあとの音量をコントロールします。SUSTAIN RATE が 0の時ノートオフするまで設定した音量で発音が続きます。

[SUSTAIN RATE]

SUSTAIN LEVEL が0 になるまでの速度をコントロールします。1以上に設定することで鍵盤を押下中でも徐々に音量が下がります。

[RELEASE RATE]

ノートオフ後にLEVEL が 0 になるまでの速度をコントロールします。

 

 

FM EDITのEGのコントロールは他のシンセと挙動が逆(?)なので慣れが必要かも知れません(^^;

 

SONICWARE LIVEN MEGA SYNTHESIS SSG-EG を使おう!

 

 

【SSG-EG】 とは、エンベロープをリピート、反転、ホールドすることで、複雑な
LFO のように使用できる特殊なエンベロープ波形です。

 


SSG-EG を設定すると AR(Attack Rate)が 31 に固定され、ノートオン中のEG 動作を DR(Decay Rate)SL(Sustain Level)SR(Sustain Rate)によって調整します。


各ノブはそれぞれ設定している SSG-EG タイプによって動作が変化します。

 

 SSG-EGを設定するには[OPERATOR 1 / 2 / 3 / 4]でオペレーターを選択して

[SSG-EG]を押します。

 

OFF:SSG-EGオフ

リピート:ノートオン中、DR、SL、SR で設定したエンベロープが TOTAL LEVEL- 0の間を繰り返します。

ホールド(MIN):ノートオン中、DR、SL、SR で設定したエンベロープが終了すると、0 に音量がホールドされます。

リピート(オルタネイト):ノートオン中、DR、SL、SR、で設定したエンベロープが TOTAL LEVEL と0の間を繰り返します。0からTOTAL LEVELへは反転した EG 波形になります。

ホールド(MAX):ノートオン中、DR、SL、SR で設定したエンベロープが終了すると、LEVELで設定した音量にホールドされます。

インバート・リピート:ノートオン中、DR、SL、SR で設定した反転したエンベロープが TOTAL LEVEL- 0の間を繰り返します。

インバート・ホールド(MAX):ノートオン中、DR、SL、SR で設定した反転したエンベロープが終了すると、LEVELで設定した音量にホールドされます。

インバート・リピート(オルタネイト):ノートオン中、DR、SL、SR で設定した反転したエンベロープが TOTAL LEVEL- 0の間を繰り返します。0からTOTAL LEVELへは通常のEG波形になります。

インバート・ホールド(MIN):ノートオン中、DR、SL、SR で設定した反転したエンベロープが終了すると、0 に音量がホールドされます。

 

SONICWARE LIVEN MEGA SYNTHESIS  FM変調しよう!

 

 

いままではキャリア波形のオペレーター④のみでサウンドを鳴らしてきましたがモジュレーター波形であるオペレーター③をオンにします。

 

オペレーター③のピッチやFIXED、エンベロープ、SSG EGをいじるとかなり劇的にサウンドが変化します。

 

これを4つのオペレーター、8つのアルゴリズムの組み合わせでさまざまサウンドを鳴らすことが可能です。

 

FM EDITモードの退場は

1度CLR】(EXIT)を押して サウンド・セレクトに戻ります。

もう1度CLR】(EXIT)を押すと通常モードに戻ります。

 


 

SONICWARE LIVEN MEGA SYNTHESIS  その1 〜基礎操作編~  ブログ連動動画

 

 SONICWARE LIVEN MEGA SYNTHESIS ソニックウェア 操作方法

その3 〜FM EDIT編~|初心者でもわかる 解説

 

 

SONICWARE LIVEN MEGA SYNTHESIS  その3 〜FM EDIT編~ まとめ

 

個人的にFM音源自体は大好きでよく使いますが、イマイチ狙ったエディットができないくりっぱーです(^^;

 

FMシンセシスの音作りに関してはたくさんの動画やブログがあるのでそちらを参考にしていただければと思います。

 

最初はキャリアとモジュレーターの2つオペレーターをいじってみるのが良いかと思います。

 

LIVEN XFMとくらべてMEGA SYNTHESISはアルゴリズムは少ないものの[SSG-EG]という面白い機能があってまた別のFM音源として楽しめそうです^^

 

ではまた次回!

 


 

 

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