0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
フリーで使えるソフトシンセで最強のウェーブテーブルシンセサイザー(2021年1月現在)の呼び声も高い話題のプラグインシンセサイザー
Vital Audio Vital
のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
スペクトラムワーピングウェーブテーブルシンセVital Audio Vitalは
・Basicだと無料
・Subscribe 月額$5
・Plus $ 25
・Pro $ 80
有料プランででプリセットやウェーブテーブルの数、テキスト機能の制限が変わるみたいですね。
Vital Audio Vitalはオシレーターからの波形の動きを視覚的に捉えることができるっていうのが大きいです。
↑くりっぱーがソフトシンセに求めるのはまずコレです。
音良し、操作性良し、見た目よしでカラフルで音作りの流れも掴み易いので
無料から始められますし、初心者の方にもオススメできるプラグインシンセサイザーです^^
今回はVital Audio Vitalの基本となるウェーブテーブルオシレーター【OSC】についての解説です。
Vitalは3つのウェーブテーブルオシレーター【OSC1 ~ 3】と1つのサンプルオシレーターの【SMP】をもとに音を鳴らします。
【OSC1 ~ 3】は同じ機能なので今回は【OSC 1】の解説になります。
前回と被りますがウェーブテーブルシンセシスとは1980年にドイツのPPG社が採用した音源法式で短い周期の波形の読み出し位置を変えることによって複雑で豊かなサウンドを生成します。その音色変化を
「パラパラ漫画」「紙芝居」的とも言われたりしています。
【OSC】〔PITCH〕TRANSPOSE
ちなみにVitalは変更したパラメーターをダブルクリックするともとの値に戻すことができます。
こういう機能ってあるソフトとないソフトありますが地味だけど時短になるしすごく助かりますね。
【OSC】〔PITCH〕TUNE
オシレーターのピッチをセント単位でコントロールします(+-100)
そしてVitalの目玉機能の一つ?のTRANSPOSE SNAP機能です。
TRANSPOSE SNAPはキーを指定して【LFO】でTRANSPOSEをモジュレーションすると
指定したキーにそってピッチをトランスポーズするというユニークな効果が得られます。
Vital自体はアルペジエーターやステップシーケンサーの機能はありませんがVitalはホ素トアプリケーションのテンポと同期できるのでこの機能でアルペジオやシーケンス的な効果を生み出すことができます。
【OSC】〔LEVEL〕
オシレーターの音量レベルをコンロールします。
【OSC】〔PAN〕
ウェーブテーブル波形はさまざまな形のものを選択できます。
無料のBasicでも25のウェーブテーブルを使えるので基本的なことは十分できます。
右側の〔POSITION〕のスライダーでウェーブテーブル波形の読み出し位置をコントロールできます。
ひとつのウェーブテーブルでもこの〔POSITION〕によって全然サウンドが変わったりしますし、ウェーブテーブルシンセシスではこの〔POSITION〕の使い方がかなり重要になります。
ウェーブテーブル波形の横の鉛筆マークをクリックすると波形の生成 / エディット画面になります。
※このへんはまだ研究してないのでまた機会がありましたら、、、(^^;
【OSC】〔UNISON〕はボイスを増やしたり(1~16まで)増やしたボイスのピッチを微妙にずらしたしたりして(デチューン)サウンドに厚みをつけます。
【OSC】〔Phase〕では重ねた音の鳴らすタイミングをコントロールします。デフォルトだと180で真ん中になっています。
Phase Randomizationの値で鳴らす段階を微妙にバラすことによりUNISONで重ねた音をキレイに鳴らすことができます。
逆にPhase Randomizationの値を0%にしてUNISONで音を重ねると立ち上がりに同じPhaseが集中するので立ち上がりに音の塊のようなアタック感がやたら強いサウンドになります。
SUPER SAWのようなサウンドはPhase Randomization機能で音の立ち上がりをランダマイズすることによってキレイに鳴らすことができます。
【OSC】〔Spectral Morph〕ではサウンドの周波数を分析して違う形にするって感じですかね。
まえにやったSTEINBERG Padshopのこのオシレーターとはまだ違うのかな?
「FOMANT SCALE」「HARMONIC STRETCH」などなど…とにかくこの〔Spectral Morph〕も値によって音が激変します。
ウェーブテーブル波形やスペクトラルを変えていろいろ試してみてください。
【OSC】〔Wave Morph〕ではSync、Formant、Bend、Sqeeze 、Quantaize、Pulseなどオシレーターをさまざま方法で変調します。
また他のオシレーター(【OSC2 / 3】【SMP】)を使ってFM変調、リングモジュレーション変調なども可能です。