0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
フリーで使えるソフトシンセで最強のウェーブテーブルシンセサイザー(2021年1月現在)の呼び声も高い話題のプラグインシンセサイザー
Vital Audio Vital
のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
スペクトラムワーピングウェーブテーブルシンセ Vital Audio Vitalは
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有料プランででプリセットやウェーブテーブルの数、テキスト機能の制限が変わるみたいですね。
無料でもシンセサイザーとしての機能はすべて使うことが可能です!
今回はVital Audio Vitalの「揺らし」からシーケンス的な効果までさまざまな変調が可能な【LFO】の基本的な動作についての解説です。
【LFO】とはLow Frequency Oscillatorの略で低い周波数のオシレーター変調する機能です。
ピッチにわりあてればビブラート的な効果
フィルターにわりあてればオートワウ的な効果
アンプレベルにわりあてればトレモロ的な効果的な効果を得ることができます。
基本的に【LFO】は変調先のパラメーターを「揺らす」機能ですがVitalをはじめ現代のシンセサイザーでは「揺らし」効果はもちろんシーケンス的な効果までさまざまな変調が可能です。
前回やった【ENV】(エンベロープ)が一度のカーヴの時間的変化をわりあてるのに対して【LFO】は周期的 / ループする感じで時間的変化をわりあてる機能です。
Vitalでは最大8つまで【LFO】を使用可能です。
わりあては【LFO】から変調したいパラメーターにドラッグするだけでかんたんにわりあてできます。
【LFO】のところの紫の●と
各パラメーターの緑の●で
変調の深さをコントロールします。
指定した音階で変調するVitalのユニークな変調TRANSPOSE SNAP機能を使うとアルペジエーター的な効果を生み出すことができます。
テンポと同期できるので楽曲に合わせたピッチ変調が可能です。
中には「Envelope」というのもあって笑一度のみの変調が可能です。
【LFO】〔Frequency〕ではLFOの周期(スピード)をコントロールします。
そのまま周波数でもできますし、DAW等のテンポと同期した音符を選択することもできます。
Keytrackはノートオンした音階によってLFOのスピードが変わるっていう面白い機能もあります。
VitalのLFO波形は角波、矩形波、ノコギリ波など定番のものからより複雑な波形まで多数あります。
また自分で波形を作成して保存することも可能です。
【ENV】と同様にドラッグして波形のカーヴを変えることができます。
さらにポイントを増やして新たなLFO波形を自分で作成することも可能です。
Vitalはウェーブテーブルオシレーターなので「その2 ~オシレーター編~」でも取り上げた通りさまざまな変化ができます。
marronfieldsproduction.hatenablog.com
さらに【LFO】で変調することによって多彩で豊かなサウンドにすることができます。
ウェーブテーブルの音作りはオシレーターをどう変調するのかがかなり重要になります。ワブルベースなんかはかなり波形自体に複雑な変調をわりあててますよね。
【LFO】〔SMOOTH〕の値を上げるとLFOによる変化が滑らかになります。
【LFO】〔DELAY〕の値を上げるとノートオンしてからLFOがかかるまでの遅れる時間をコントロールします。
【LFO】〔DELAY〕の値を上げるとパンニング(左右に振られる)感じになります。