0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
ガジェット・シンセサイザーの代名詞の
KORGさんのvolcaシリーズのvolca keysの動画連動ブログです。
KORG volca keysはvolca Beats、volca Bassとともにvolcaシリーズの第一弾として発売されたポリフォニックシンセサイザーです。
フィルター部にはなんと!KORGさんの往年の名機miniKORG700S(1974年)の回路を採用しているそうです。
今回はKORG volca keysの基本的の操作についての解説です。
左側にある黒い大きいつまみで発音方法の切り替えをします。
KORG volca keysはノコギリ波4種類、矩形波2種類の6つのボイスモードで演奏可能です。
【POLY】
ノコギリ波の3和音のポリフォニック演奏が可能です。
【UNISON】
ノコギリ波の3つのボイスを重ねた単音の演奏が可能です。
【OCTAVE】
ノコギリ波のオクターブを重ねた単音の演奏が可能です。
【FIFTH】
ノコギリ波の単音の発音ですが5度のハモリを加えた演奏が可能です。
【UNISON RING】
【UNISON POLY】
ボイスモードの下のつまみで オクターブレンジの切り替えをします。
【VCO】
Voltge Controlled Oscillatorの略で
KORG volca keys ではピッチのコントロールをします。
〔DETUNE〕
3つのVCOのピッチを微妙にずらして音に厚みを出したりすることが可能です。
〔PORTAMENTO〕
値を上げるほど音程の変化が遅れて演奏にうねりが出ます。
〔EG INT〕
EGがVCOのピッチにかかる深さをコントロールします。
【VCF】
Voltge Controlled Filterの略で
〔CUTOFF〕
〔RESONANCE〕
周波数のピークを持ち上げてサウンドにクセをつけます。
〔EG INT〕
EGがVCFのカットオフにかかる深さをコントロールします。
【LFO】
Low Frequency Oscillatorの略で
〔RATE〕
〔PITCH INT〕
〔CUTOFF INT〕
KORG volca keysは3種類のLFO波形を選択できます。
・SAW(ノコギリ波)
・TRIANGLE(三角波)
・SQUARE(矩形波)
【FUNC】を押しながら【M4 ~ M6】を押して選択します。
【M7】はTRIGGER SYNCでオンにするとトリガーの度にLFO波形が最初からはじまります。
オフにするとLFO波形はトリガーに関係なく常に動作します。
【EG】
Envelope Generatorの略で時間的変化のカーヴを作成してサウンドを変化させます。
KORG volca keysでは音量、ピッチ、フィルターのカーヴを作成可能です。
〔ATTACK〕
音の立ち上がりの時間をコントロールします。
値を上げるほど音の立ち上がりが遅くなります。
〔DECAY/ RELEASE〕
〔ATTACK〕が終わったあとの変化と
ノートオフしたあとの変化をコントロールします。
〔SUSTAIN〕
〔DECAY〕のあとの伸びの時間をコントロールします。
KORG volca keysではVCA(音量)が【EG】にデフォルトでわりあてられています。
【VCO】【VCF】の〔EG INT〕の値によってピッチとカットオフに効果がかかります。
【DELAY】
原音に遅らせたサウンドを付けることによっていわゆる「やまびこ」効果を出すエフェクトです。
〔TIME〕
ディレイタイム(やまびこの間隔)をコントロールします。
〔FEEDBACK〕
ディレイがかかる長さをコントロールします。
volcaシリーズ全般に言えますがKORG volca keysはアナログポリフォニックシンセサイザーをよりコンパクトで誰にでも手軽に扱えるようにした楽しいマシンだと思います。
いわゆるアナログシンセサイザーのサウンドからアンビエント、ドローン系のジャンルまでカバーできると思います。
くりっぱーがいままで扱ってきたvolcaはvolca drum、volca sample、volca modularなどvolcaシリーズの中でもちょっと難易度高い(?)やつだったんで(^^;今回のvolca keysは何も考えずにつまみを回すだけで楽しく遊べます笑
遊ぶだけなら単体でも楽しいのですが実際の演奏や楽曲制作に組み込むことを考えるとシーケンサーが16ステップのリアルタイム入力のみなのでぶちゃけvolca keysのサウンドを活かしたフレーズやシーケンスを作り込むのは難しいです(^^;
volca modularのシーケンサーみたいにスケール機能やランダマイズ機能はありません。
volcaシリーズはMIDI IN端子がついているのでDAWやハードウェア等外部シーケンサー / アルペジエーターを使って和音を含めたシーケンスを演奏すれば現代でも十分通用するマシンですし、よりvolca keysは楽しいんじゃないかと思います^^
楽器やシンセサイザーを扱ったことない人やDTMだけで完結しているクリエーターの方にお手軽だけど本格的なアナログシンセサウンドが出せるKORG volca keys、アナログシンセサイザーの入門に持ってこいですしぜひ手にとって遊んでみて欲しいマシンです♪
KORG volca keys くりっぱーチャンネル 再生リスト
ハードウェア / アプリ等の一発録音のマシンライブ演奏を公開しています。
見にきていただけるとうれしいです^^