0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
音楽誌「Player」さんとの連動企画
今回の【0からはじめるギタリストのためのシンセサイザー】
はフランスのシンセサイザーメーカー
ARTURIAさんの
オリジナルソフトウェアシンセサイザー
PIGMENTSの動画連動記事です。
ARTURIA PIGMENTS 3 アートリア ピグメンツ
ARTURIA PIGMENTS 3メーカーHP
PIGMENTSの既存ユーザーの方は無償でアップデートできます。
ARTURIA PIGMENTS 3は
豊富なモジュレーションと
あらゆるシンセシスを統合して
生み出すことが可能な
パワフルなシンセサイザーです。
今回はARTURIA PIGMENTS 3の
【Analog】【Wavetable】【Sample】【Harmonic】
4つのシンセエンジンの解説です。
今回取り上げるARTURIA PIGMENTSは
4つのシンセエンジン
【Analog】【Wavetable】【Sample】【Harmonic】
の波形がフィルター / エフェクターを通って音が出ます。
その過程で真ん中から下のさまざまなモジューレーションで
各パラメーターを変化させます。
規則的 / ランダム自動演奏も可能です。
シンセサイザーの基礎【Analog】エンジンは
3つのオシレーターからなるシンセエンジンです。
基本的にアナログシンセサイザーの音作りは
「ビー」とか「ブー」とか鳴るオシレーターを選んで
フィルターで削って加工していくということから
「減算方式」と言われています。
3つのオシレーターは重ねたり、変調したりといった音作りも可能です。
【UNISON】モードで音を重ねて厚みを出したり
コードサウンドを鳴らしたりすることも可能です。
ウェーブテーブルは現代では定番中の定番のシンセシスですね。
くりっぱー的には「ウェーヴテーブル」といったら
タンジェリン・ドリーム、RUSH、トーマスドルビー、デペッシュモード
といった往年のプログレッシヴロック、エレクトロポップの印象が強い感じですが笑
・Native Instruments MASSIVE
・Xfer Serum
・Vital Audio Vital
など現代の主力のソフトウェアシンセサイザーは
ほとんどウェーブテーブルシンセシスを採用しています。
アナログのオシレーター波形が一周期なのに対して
複数の一周期の波形を集めたものを
「ウェーブテーブル」といいます。
ウェーブテーブル音源は
その複数の一周期の波形の
読み出し位置を動かすことによって
複雑な変化のサウンドを鳴らすことが可能です。
ウェーブテーブル波形によっては過激な変化をするものもあったり
とアナログシンセ風の音から金属的な音や
PIGMENTSではこの読み出し(Position)の
位置 / 動きもわかりやすくていいですね^^
変調可能な各モジュレーションで
過激にサウンドを変化させることも可能です。
PIGMENTSではさまざまなウェーヴテーブル波形を収録しているので
往年の時間でサウンドが変化していくウェーヴテーブルサウンドから
幅広いシンセサウンドが可能です。
サンプルエンジンはいわゆる
録音された音をそのまま鳴らす
シンセエンジンですね。
PIGMENTSでは
ひとつのSampleエンジンにつき6つのサンプルを読むことが可能です。
重ねるもよし、キーボードに分けて配置するもよしですね。
PIGMENTSでは2つのシンセエンジンを使えるので
最大12個のサンプルを扱えますね。
PIGMENTS自体にもたくさんのサンプルが入っていますが
インポート機能でユーザーサンプルを読むことも可能です。
さらに【Sample】はグラニュラーシンセシスという機能があって
サンプルを粒子化してさまざまな方法でサンプルを鳴らす音源方式です。
もとのサンプルとは全く異なったサウンドにすることも可能です。
バージョン3から追加された
【Harmonic】エンジンは加算合成のシンセシスで
アナログシンセシスの倍音を含む波形をフィルターで削っていく(減算)
のにたいして
倍音のないサイン波の合成によって(加算)
もともとサイン波のエンジンでもあるので
オルガン系の音も作れますし、
もちろん各パラメーターは変調可能です♪
ARTURIA PIGMENTS 3 アートリア ピグメンツ
DAWを使って楽曲制作されている方も多いと思いますが
一昔前はオマケ程度だった笑
最近のはDAW純正のものでも
かなり使えるものが多くなってきました。
そういう意味でARTURIA PIGMENTS 3は
として使うのに良いと思います。
じっさいの音作りとなるとかなり多機能ですし、
慣れてないと迷うこともあります。
そんな時はプリセットのサウンドの
パラメーターを動かしたり、変調の流れを確認したり
というのを実際に音を出しながら
おぼえるというやり方もいいと思います。
PIGMENTSの音作りを理解できれば
他のアナログ、デジタル、サンプリングの
さまざまなシンセサイザーで応用が利きます。
うちのPC環境だとちと負荷高めで
あまり何個も同時に使ったりはできないのですが(^^;
くりっぱー的にもひさしぶりに
「ソフトウェアでガッツリ音作りしてみたい!」
と思えるそんなソフトシンセですね!^^
ARTURIA PIGMENTS くりっぱーチャンネル再生リスト
見にきていただけるとうれしいです^^