今日は僕のレコーダー履歴を書いてみようと思います。
90年代は従来のテープ録音からデジタル、HDD録音、PCレコーディングと大きく変わりました。
当時は複数のトラックを録音出来るMTR(マルチトラックレコーダー)が主流でした。
現在のPCベースのレコーディングはマシンスペックが可能な限り無制限に録音/編集が出来ますが当時は限られた機能を駆使して録音しなければならなかったのです。
YAMAHA CMX100Ⅲ
初めてのレコーダーです4トラックのテープレコーダー。
これにEOSで作ったオケを流し込んでました。
これ買ってそんなに使わないうちに次のRoland VS-840買っちゃったし、いつのまにか仮パクされてた。。。(^^;
Roland VS-840
当時デジタルレコーディングの敷居も下がってきてアマチュアにも手の届く価格帯で実現するようになりました。
このVS-840はエントリーモデルながら一通りの事は出来たと思います。
僕にとって本当の意味で初MTRといえるのはこのVS-840からかなぁ。
この頃からギターも弾くようになっていたのでこのRoland VS-840から本格的に録音するようになりました。デジタル8トラックのレコーダー。記憶メディアはZipドライブ。内蔵エフェクターの出来が良くて打ち込みのオケ以外にも歌やギターを録音しました。
これに録音した曲をMDに流し込むってことやってた気がします。
ライブでも使っていたんですがライブ前になると調子悪くなるっていうジンクスがあって…かなり悩まされた記憶があります(^^;
AKAI Professional DPS16
RolandのVS-840で多重録音を始めた僕ですが動作が不安定だし、いろいろ物足りなくなって16トラックのハードディスクレコーダーDPS16を導入しました。HDDは20GBだったかな?
サンプラーや業務用デジタルレコーダーで業界を牽引していた頃のAKAIの製品だけあってクオリティは高かったです。
それなりの大きさだけどその分操作も快適だし、当時としては大画面のディスプレイは視覚的にも快適に作業でました。オプションでエフェクトボードとかあったけど付けずにBOSS-VT1(後述)を使ってました。
まだインターネットが普及してなかったのでアップデートはメーカーから送られてくるCD-ROMを使ってアップデートをやっていた時代です。
これに録音してCD-Rドライブに繋いでCD焼いてました。
このレコーダーは特にトラブルもなく快適に作業してた記憶があります。
ミキサーの入力も多かったのでライブに持っていって使ってましたね。
当時使っていたエフェクター
BOSS-VT-1
前のRolandのVS-840のエフェクターが気に入ってたのでこれも愛用してました。ハーフラックエフェクター(この時期けっこうありましたね)の名機SE-70の後継機で各エフェクトのモデリングからヴォコーダーまで使えてミックス/マスタリングまで何でも出来ました。
TC Electronics M ONE
ギターのエフェクターやプロ用のエフェクターを作っているTC Electronics社が出した比較的安価な価格で出したマルチエフェクター。このシリーズはマルチとディレイとコンプの三種類がありました。
このM ONEはマルチでいろいろなエフェクターが入っていて大きな画面で操作しやすくてリバーブやディレイなんかで多用しましたね。
その後CubaseとPCを導入して現在の環境になりました。
今では打ち込みのシーケンスとオーディオ素材を統合して同時にパソコン上で快適に扱えますが当時のいろいろ機材使って音楽を制作するのは楽しかったなと思いました。
まぁ人は過去を美化したがる傾向にあるし、今の快適な作業に慣れちゃうともう戻れないんですが。。。