0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
Arturiaさんのプラグインソフトウェアの
Prophet(プロフェット)5 / VSを統合した
PROPHET Vの動画連動ブログです。
ARTURIA PROPHET V アートリア プロフェット操作方法
その1 ~Prophet 5基礎編~|初心者でもわかる 解説
PROPHET Vは歴史的名機の
デジタルシンセサイザー・Prophet VS
をエミュレートしたソフトです。
Arturia PROPHET VはV COLLECTIONにバンドルされています。
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再現モデルになったProphet 5は
Sequential Circuits(シーケンシャル・サーキット)社が
1978年に発表したポリフォニック・シンセサイザーです。
モノフォニック・シンセサイザーの王様が
ポリフォニック・シンセサイザーの王様は
まさにProphet 5でした。
当時は5音鳴らせるというのと
音色のメモリーができるというのが
特徴でした。
いまじゃなんてことないことですが(^^;
当時は革新的だったそうです。
ふつうのポリフォニックのシンセサイザーとして
良いシンセサイザーですが、
ポリモジュレーションですかね。
著名なユーザーはたくさんいますが
坂本龍一さんは「作れる音はすべて作った」というほど
Prophet 5を愛用していたようで
YMOやソロの作品なんかでそのサウンドを聴くことができます。
そのYMOと親交の深かったJAPANという
イギリスのバンドもProphet 5を愛用していて
後期の作品ではそのサウンドを聴くことができます。
もうひとつプロフェット、Prophet VSは1986年に発売された
世界初の2次元ベクトル・シンセシス方式のシンセサイザーです。
127個のデジタル波形の中から4つ選んで
ジョイスティックでミックスして
複雑な音を出すことのできるシンセサイザーです。
同じプロフェットという名前でも
まったく別物のシンセサイザーですね。
KORGさんのWavestation
YAMAHAさんのSY22 / SY35 / TG33
のもとになったシンセサイザーです。
(Prophet 5 / VSを開発したデイヴ・スミス氏もアドバイザーとして参加しています。)
Arturia PROPHET Vはソフトウェアの利点を活かして
Prophet 5 / VSというアナログ / デジタルの歴史的名機を
個別、または組み合わせてハイブリッドに使用することが可能です。
今回はProphet 5の基本的な操作について。
右上の【5 VS】【5】【VS】で
それぞれのモードに切り替えることができます。
【PROGRAMMER】の〔BANK〕とナンバーのボタンで
音色プログラムを呼び出すことができます。
往年のアナログシンセらしいProphetサウンドを鳴らす事ができます。
他のARTURIAさんのソフトと同様に
専用のブラウザーでも音色を読み込むことが可能です。
これあれば【PROGRAMMER】いらないじゃん!
って気もしますが(^^;
当時は音色をメモリーして呼び出せるっていうも重宝されていました。
Prophet 5は【OSCILLATOR A / B】の
2つのオシレーター(VCO)をメインに音作りしていきます。
オシレーターAは
・ノコギリ波(SAW)
・パルス波(PULSE)
オシレータBは
・ノコギリ波(SAW)
・三角波(TRIANGLE)
・パルス波(PULSE)
の波形を個別、もしくは同時に鳴らすことが可能です。
【OSCILLATOR A / B】
〔FREQ〕で音程
〔PW〕でパルスワイズモジュレーションのパルス幅
をコントロールします。
【OSCILLATOR B】のみ
〔FINE〕で音程の微調整をします。
〔LOFREQ〕オンにするとオシレーターBがLFOになります。
〔KBD〕オフにするとオシレーターBの音程がなくなります。
【OSCILLATOR A】〔SYNC〕をオンにすると
オシレーター同士を強制的に同期させて強烈な倍音を生み出します。
オシレーターの〔FREQ〕をいじるといろいろ変化します。
【MIXER】のセクションでは
【OSC A / B】【NOISE】の音量をコントロールします。
Prophet 5の【FILTER】はカーチス製の
ローパスフィルターを搭載しています。
〔CUTOFF〕音の明るさをコントロールします。
〔RESO〕周波数のピークを持ち上げて音にクセをつけます。
〔ENV AMT〕エンベロープのかかる量をコントロールします。
〔KBD〕キーボードトラッキングのかかる量をコントロールします。
エンベロープは定番のADSR方式です。
ちなみにVCA(アンプ)も【FILTER】とおなじく
ADSR方式です。
【UNISON】をオンにすると音が重なります。
〔V DETUNE〕のつまみをまわすと
重なった音のピッチがずれて音に厚みがでます。
【GLIDE】をオンにして〔GLIDE〕のつまみをまわすと
音の変化が滑らか(遅く)なって
いわゆるポルタメント効果を出すことができます。
【LEGATO】をオンにして〔LEGATO ON〕にすると
演奏ノートが重なったときにのみグライド効果がかかります。
ARTURIA PROPHET V アートリア プロフェット操作方法
その1 ~Prophet 5基礎編~|初心者でもわかる 解説
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Arturia PROPHET V くりっぱーチャンネル 再生リスト
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