0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
BEHRINGERさんのセミ・モジュラーシンセサイザー、BEHRINGER 2600の動画連動ブログです。
BEHRINGER 2600は往年の名機ARP 2600を再現したセミモジュラーシンセサイザーです。
セミモジュラーシンセサイザーということでパッチングなしでも音を出すことが可能です。
あとパッチケーブルが入ってないので(^^;
パッチケーブルを事前もしくは同時に購入しましょう!【重要】
今回はBEHRINGER 2600の信号をまとめる【MULTI】と
電圧をコントロールして反転や減衰などさまざまな効果を生み出す【VOLTAGE PROCESSOR】についての動画です。
【VOLTAGE PROCESSOR】とは電圧をコントロールして
信号を反転させるインバーターやアッテネーター(減衰器)の効果を生み出すセクションです。
BEHRINGER 2600を使い出してVCO、VCF、LFO、ADSR、リングモジュレーターあたりは感覚的にわかっていましたが
【VOLTAGE PROCESSOR】はどんな効果が出るんだろうって感じでした笑
BEHRINGER 2600の【MULTI】はいわゆる「MULTIPLE」の機能で
複数のCV信号をまとめてひとつの信号にする機能です。
動画では【VCO 1 / 2】を〔KYBD OFF LF〕のLFOモードにして
【VCO 1】ノコギリ波
【VCO 2】サイン波
の2つの信号を【MULTI】に挿してから
【VCO 3】の〔KYBD〕に挿して変調しています。
【VCO 1】ノコギリ波
【VCO 2】サイン波
の信号がミックスされた変調ができました。
【VCF】の〔ADSR〕に挿すと【VCO 3】と同様に
【VCO 1】ノコギリ波
【VCO 2】サイン波
のミックスされた信号で【VCF】の変調が可能です。
インバーターというと「エアコン?」って感じのイメージですが笑
モジュラーシンセサイザーではCV信号を反転させる機能として使います。
【VCO 3】ノコギリ波で【VCO 2】〔KYBD CV〕を変調します。
通常ノコギリ波の形から下から上にピッチが上がる感じですが【VOLTAGE PROCESSOR】〔INVERTER〕を通すことによって信号が反転してピッチが上から下に変調します。
【VOLTAGE PROCESSOR】のスライダーで電圧(変調の幅)をコントロールします。
応用でVCOの時と同様に【VCF】も同じように反転が可能です。
【VOLTAGE PROCESSOR】〔INVERTER〕を直接【VCO】〔KYBD〕につないでMIDI(動画ではCRAVE)のアルペジエーターで演奏すると演奏が反転します。
まず【SAMPLE & HOLD】でピッチの変調をしてます。
BEHRINGER 2600はセミモジュラー・シンセサイザーでパッチングなしてでも
【SAMPLE & HOLD】〔LEVEL〕〔RATE〕
【NOISE GENERATOR】〔LEVEL〕
【VCO】〔S/H〕
のコントロールでランダム変調が可能です。
【SAMPLE & HOLD】〔S/H OUT〕
【VCO 2】〔S/H〕
をそれぞれ
【VOLTAGE PROCESSOR】〔LAG〕に
つないでスライダーを動かすとランダム変調のピッチの変化が遅れてポルタメント的な効果が出せます。
その10 ~VOLTAGE PROCESSOR編~|初心者でもわかる 解説
正直、モジュラーシンセサイザーを勉強するまで信号を反転するインバーターや電圧の減衰コントロールするアッテネーターなどは全く知りませんでした笑
こういった機能は地味ながら奥が深いですし、「モジュラーシンセサイザーなら」ではですね。
通常の完成されたハードウェアシンセサイザーではありえない変化なども可能になるのでよりサウンドの変化が豊富になりますし、使う人の個性や深みが出ると思います。
動画でやっている内容はほんの一部なのでぜひいろいろ試してみてください。
BEHRINGER 2600 くりっぱーチャンネル再生リスト
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