0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
“新世代ウェーブ・シーケンシング・シンセサイザー”
KORG Wavestate のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
KORG wavestate コルグウェーブステイト 操作方法
このKORGさんのWavestateですが、昨年末にある方から譲っていただいてMNGしていたのですがなかなか使う余裕がなくて今年ももう半年近く過ぎてしまいましたが(^^;
やっと使える余裕ができたので使っていこうと思います。
このKORG Wavestateは1990年に発売されたシンセサイザー、WAVESTATIONのコンセプトを受け継ぐシンセサイザーです。
4つのPCM(サンプリング)波形をミックスするベクトルシンセシスと波形をシーケンスごとに入れ替えて演奏するウェーブシーケンスが特徴でした。
いわゆるPCM(サンプリング波形)のシンセサイザーですが
一本指で様々な波形をシーケンスとして鳴らしたり、
4つのPCM波形をジョイスティックでミックスするという
その画期的な機能はシンセマニアを虜にする機能でした。
ベクトルシンセサイザーはProhpet VSから
・YAMAHA SY 22 / 35
・KAWAI K-1
など90年代初頭まで各メーカーさんも出してましたが
ウェーブシーケンス機能は当時WAVESTATIONだけだったと思います。
今思ってもかなり先行ってた感がありますね。
くりっぱーも大昔にラック版の
WAVESTATION A/Dを所持していましたがシンセ力なかったので(^^;
あまり使いこなすことができませんでした。。。
今回wavestateの現代の多用な音楽シーンでも通用する『ウェーブ・シーケンシング2.0』を搭載していてより複雑な音色変化やシーケンスの演奏が可能になりました。
しかし、その分これまでのシンセの概念だけでは使いこなせないので
マニュアルにも「取扱説明書はあまり読まないという方へ」という取扱説明書はあまり読まないという方でも、このセクションだけはお読みください。と最初に書いてあります(^^;
…使いこなせるようになりたいですね!
今回はKORG Wavestateの基本的な操作についての解説です。
従来のWAVESTAITONのウェーブシーケンスは各ステップにデュレーション(長さ)、サンプル、ピッチを割り当ててシーケンスを作りましたが、
KORG Wavestateの「ウェーブシーケンシング2.0」ではさらにパワーアップして
7つのレーンを独立して鳴らすことが可能です。
Master
Timing レーンの TEMPO のオン、オフによって、指定したビートや時間で定期的にすべてのレーンをリスタートさせることができます。
Timing
各ステップの継続時間とクロスフェードをコントロールし、展開する音にリズムや滑らかさを与えます。
Sample
各ステップによって発音されるサンプルを設定します。
Pitch
各ステップのピッチを設定します。
Shape
ステップの継続時間全体の輪郭を作ります。これは、Shape Controls Volume を On にしたときの音量や、 Use Shape を On した Pitch レーンまたは Step Seq レーンに影響を与えます。
Gate
ステップをどのくらい長く発音させるかを、Timing レーンのデュレーションの割合で設定します。
Step Seq
他のシンセ・パラメーターをコントロールするためのモジュレーション・ソースを作ります。
さらに、各レーンはProbability / プロバビリティ(確率)によってランダム性を出すことが可能です。
KORG wavestateは4つの【LAYER】を組み合わせて【PERFORMANCE】として演奏します。
【PERFORM】ボタン(ホーム)を押すとどのモードからでもこの画面に戻ります。
膨大なプリセットが入っているwavestateなので目的のサウンドを探すには【SHIFT】+【PAGE】ボタンで【Category】モードで探すと便利です。
KORG Wavestateのサウンドの基本はABCDの4つの【LAYERS】から成り立っています。
ABCD4つの【LAYER】をジョイスティックでミックスすることが可能です。
またジョイスティックはX / Y軸でMIDIコントロールも可能です。
ABCD4つの【LAYER】は一度押すと【LAYER】の選択
二度押しすると【LAYER】のON / OFFの切り替えが可能です。
【UTLITY】ボタンを押してWSEQ LANES【SAMPLE】を押します。
ウェーブシーケンスの醍醐味のひとつ、ステップごとにサンプルを入れ替えることが可能です。
KORG wavestateではABCDの4つのスロットに16ステップの設定が可能ですので
最大64ステップのシーケンスを組むことが可能です。
KORG wavestateの【WSEQ LANES】はシンセサイザーのいわゆるオシレーターにあたります。
なので【WSEQ LANES】以降は
【FILTER】/【AMP】
【ENVELOPES】
【LFO】
【EFFECTS】
基本的なシンセサイザーと同じ音作りの流れになります。
白い8つの【MOD KNOB】のつまみはウェーブシーケンスのコントロールのほか、パラメーターを割り当てしてリアルタイムにコントロールすることが可能です。
かなり機能がてんこ盛りなKORG wavestateですがくりっぱーが最初におぼえようと思ったことは
ノートオンを持続する「ホールド」機能のやりかたです。
(この機能は世の中のシンセサイザーすべてに付けてほしい笑)
【PERFORM】(ホーム)で
【SHIFT】+【PAGE】ボタンで
LAYERの設定モードに入ります。
さらに【SHIFT】+【PAGE】ボタンを押してページを移動して
【Program Setup】〔Hold〕をONにします。
〔Hold〕は【LAYER】ごとに設定できるのでホールドしたいABCDのレイヤーごとに設定します。
鍵盤を一度押すとホールド機能でノートオンが持続します。
KORG wavestateのテンポ設定は【TAP】ボタンを数回押してタップテンポ機能で設定するか、
【PERFORM】(ホーム)で【SHIFT】+【PAGE】ボタン【Performance Setup】〔Tempo〕で【VALUE】をまわして設定します。
KORG wavestateは【ARPEGGEATOR】ボタンで押さえたノートをさまざまな順番で鳴らすアルペジエーターを使うことも可能です。
アルペジエーターの鍵盤から手を離してもアルペジエーターが機能する〔Latch〕を使うには
【ARPEGGEATOR】の設定画面で〔Latch〕をONにするか
【SHIFT】を押しながら【ARPEGGEATOR】を押すと〔Latch〕モードにすることが可能です。
KORG wavestateはABCD4つの【LAYER】ごとにアルペジエーターが使えるので4系統のアルペジエーターの演奏が可能です。
KORG wavestate コルグウェーブステイト 操作方法
最近のハードウェアシンセサイザーってそこまで難解なのってないイメージだったのですがホールドやテンポ設定するのに階層たどらなきゃいけなかったり、かなりドSです笑
このKORG wavestateは往年のWAVESTATIONと同じカリフォルニアのKORG R & Dが開発ということで音以外はKORGさんのシンセサイザーだと思わない方がいいです笑
同じKORGさんのシンセサイザーのminilogue xdやopsixとは全然違う感じですね。minilogue xdはそのまま音作りできるからいいとして笑
opsixは音作りしやすいようにチュートリアルのプリセットサウンドもたくさん収録されていたのでそこから音作りをはじめるということも可能でした。