0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
KORGさんの人気の音楽制作アプリKORG Gadget for iOSのガジェットついての解説動画連動ブログです。
KORG GadgetのiOSデバイス版の解説動画&ブログとは別にガジェットに特化した解説動画&ブログをやっていこうと思います。
KORG Gadgetの「ガジェット」は世界中の地名から名づけられています。『ガジェット』とは「気の利いた小道具」という意味でKORG Gadgetでは厳選されたパラメーター、即戦力となるサウンド/プリセットで誰でもカンタンに楽しくゲーム感覚で音作りや音楽制作が可能です。
今回はPCM音源のガジェット『MARSEILLE』(マルセイユ)の基本的な操作について
MARSEILLEはPCM(サンプリング)音源で通常シンセサイザーのような合成をするのではなく基本は波形を「選んで使う」のみです笑
音色変化は限られますが通常のシンセサイザーでは出せない生楽器系の音が出せます。
いわゆるROMプラーというやつですね。
MARSEILLEは【CHORD】ボタンがありタップするとコードモードで演奏が可能です。
ガジェットの【SCALE】機能と【CHORD】機能を併用すれば
音楽理論を知らなくてもカンタンにそれっぽいコード進行を作ることが可能です。
【ENVELOPE】〔ATTACK〕
ノート・オンからアタック・レベルに到達するまでの時間を設定します。
【ENVELOPE】〔DECAY〕
アタック・レベルに到達してからサステイン・レベルへ移行するまでの時間を設定します。
【ENVELOPE】〔SUSTAIN〕
サステイン・レベルを設定します。
【ENVELOPE】〔RELEASE〕
ノート・オフからレベルが0になるまでの時間を設定します。
【PROGRAMS】
プログラム名をタップして選択します。左にあるカテゴリー・スイッチで、プログラムをカテゴリー別に表示することができます。
MARSEILLEは他のガジェットと同様にアルペジエーター機能を使うこともできます。
【EFFECTS】〔FX SELECT〕
設定するエフェクトを選択します。
【EFFECTS】〔EFFECT TYPE〕
エフェクトのタイプを選択します。
【EFFECTS】〔EDIT 1〕
選択したエフェクトの1つ目のパラメーターを設定します。
【EFFECTS】〔EDIT 2〕
選択したエフェクトの2つ目のパラメーターを設定します。
MARSEILLE自体はほとんど音色のエディットができないのでこの2系統の【EFFECTS】の使い方が音色作りにおいて重要になります。
KORG Gadgetはオートメーションで各パラメーターをコントロール可能なのでまずシーケンスを作成します。
【EFLECTS】〔GrainShift〕のパラメーターをオートメーションでコントロールします。
動画では打ち込んでいますが【〇】で録音スタートして【EFFECTS】〔EDIT 1 / 2〕のつまみをそのまま動かして記録するのもありです。
さらにミキサーの【IFX】を使うとより複雑なサウンドを制作可能です。
くりっぱーの大好物の笑〔Riser〕や〔Submarine〕のリバーブを使えるのがうれしいです^^
MARSEILLEはエディットもエンベロープとエフェクトしかないので完全に音色を選んで鳴らす音源という位置づけですね。
より高品位で多彩な音色を使いたい場合はiOSアプリ『KORG Module』を追加すると
ワンランク上のPCM音源ガジェット『GLASGOW』がKORG Gadgetに追加されます。
さらにKORG MODULE内で課金して音色パックを購入するとガジェットの『GLASGOW』にも拡張音源が追加されます。
KORG MODULEもくりっぱーチャンネルで解説動画ありますのでよかったらどうぞ笑
MARSEILLEはパッと聴きは生っぽいけどわりとチープな音源ですがそれが味、というか楽器としてのPCMシンセサイザーの音だと思います。
音作りのパラメーターがエンベロープしかない分エフェクトとオートメーションを駆使すればいろいろ音作りできます。
個人的にはPCMシンセサイザーの音で育った世代というのもありますしくりっぱー的にはいま、あえてPCM音源推したいですね!^^
ではまた次回!
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