0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
Arturia MiniFreak (アートリア ミニフリーク)
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Arturia MiniFreak アートリア ミニフリーク 操作方法
その10 〜ARPEGGIATOR編~|初心者でもわかる 解説
ハードウェアのArturia MiniFreakをプラグインで完全互換 / 再現したMiniFreak Vも単体のプラグインとして購入できるようになりました!
今回はArturia MiniFreakの
【ARPEGGIATOR】の基本的な操作の解説です。
【ARPEGGIATOR】(アルペジエイター)はシンセサイザーの定番の機能でコードの構成音をさまざまな順番で演奏するいわゆるアルペジオ(分散和音) を自動演奏する機能です。
MiniFreakのアルペジエイターではさらにパターンを簡単に操作したりパターンのバリエーションや突然変異を起こすパフォーマンスツールとしても使える機能も入っています。
【ARPEGGIATOR / SEQUENCER】の〔Arp〕ボタンをタップするとアルペジエイターがオンになります。
【Hold / Rest】ボタンを押すとアルペジエーターの演奏が鳴りっぱなしになります。いわゆるLatch機能ですね。
Arturia MiniFreakは8種類のアルペジエーターのパターン(ステップ1~8)を選択可能です。
〔Up〕
押さえたコードの最低音から最高音へ向かって上昇します。
〔Down〕
押さえたコードの最高音から最低音へ向かって下降します。
〔UpDown〕
最低音から最高音へ上昇し、再び最低音へ向かって下降します。
〔Random〕
押さえたコードの各音をランダムに演奏します。
〔Order〕
コードの音を押さえた順番で演奏します。
〔Walk〕
押さえた順番で演奏しますが、最初に押さえた音からスタートし、次は25%の確率で1つ前の音か同じ音を演奏し、50%の確率で次の音を演奏します。
〔Poly〕
押さえたコードのすべての音を同時に連打します。
〔Pattern〕
レガートで押さえた音から X ステップのシーケンスを生成します。
◦ オクターブパラメーターの設定に従ってオクターブ違いの音も生成します。
◦ キーボードで音を押さえるたびに、その音を使用したランダムなシーケンスが
生成されます。
◦ キーボードで押さえた最低音はシーケンス中に他の音の2倍の確率で出てきま
す。これにより、コードのルートが強調されます。
◦ シーケンスの長さ (ステップ数) は Last Step とステップボタンで設定します。
オクターヴレンジは4段階(ステップ9~12)で設定可能です。
4つのArp モディファイアー(ステップ13~16)でアルペジエーターの演奏にトリッキーな効果を出すことが可能です。
〔Repeat〕
アルペジオの各音を2回連打します。
〔Ratchets〕
ボタンをタップするとトリガーが2倍になります。
〔Rand Oct〕
オクターブが以下の確率でランダムに変化します。
・75%の確率で正しい(キーボードで押さえたのと同じ) オクターブで演奏しま
す。
・15%の確率で1オクターブ上を演奏します。
・7%の確率で1オクターブ下を演奏します。
・3%の確率で2オクターブ上を演奏します。
Rand Oct ボタンはオン/オフのトグル動作です。他のボタンはタップしたときだけ作動するモーメンタリー動作です。
〔Mutate〕
アルペジオの各音の音程が以下の確率で徐々に変化していきます。
・ 75%の確率で同じ音程を維持します。
・5%の確率で5度上の音程に変化します。
・ 5%の確率で4度下の音程に変化します。
・5%の確率でオクターブが上がります。
・5%の確率でオクターブが下がります。
・3%の確率で1つ先の音と入れ替わります。
・2%の確率で2つ先の音と入れ替わります。
Mutate (突然変異) は蓄積していきますので一旦変異が始まると、変異した状態からさらに変異していきます。また特定の音の変異をリセットしたいときは、その音のキーを一旦放して再び押さえてください
(その他の音は押さえたままですので変異はリセットされません)
「Spice & Dice」はMiniFreak の兄弟機種であるMicroFreakからあるシーケンスをランダムに変化させるお馴染みの機能です。
【Seq / Arp】〔Gate〕はアルペジエーターの音の長さをコントロールします。
【Seq / Arp】〔Spice〕はパターンの各周回の最後にパターン全体にかかる変化を指します。
【Shift】+【Seq / Arp】をタッチすると〔Dice〕機能を使うことが可能です。
〔Dice〕機能はサイコロを投げるかのように、再生時の各パラメーターを変化させます。ダイスを使用するたびにランダムなシーケンスが新たに生成されますが、そのランダムな変化は再生データにのみ適用されますので、元のシーケンスやアルペジオで押さえているコードそのものが変化してしまうことはありません。また、スパイスの量を調節することでシーケンスやアルペジオを徐々に変貌させていくことができます。
次のパラメーターが変化します:
• ベロシティ
• オクターブ (±1オクターブ)
• ゲートの長さ
• ステップのオン/オフ
• エンベロープのディケイとリリースタイム
Spice を使用しても演奏しているパターン(シーケンスやアルペジオ) の全体的な長さは変わりません。
Seq モードではSeq Length (シーケンスの長さ)、Arp モードではキーボードを押さえている音数とオクターブ設定は変化しません。
右側の【Tempo】のつまみでアルペジエーター / シーケンサーのテンポをコントロールします。
【Tempo】のつまみを押すと〔Division〕に切り替わって音符の設定が可能です。
【Shift】+【Tempo】のつまみでSwing(リズムを前後にずらしてノリを出す)のコントロールが可能です。
アルペジエーターをシーケンサーに記録するにはArp モードに入っている状態で〔Rec●〕 ボタンを長押しします。するとシーケンスを消去してアルペジオの内容をシーケンスに転送します。この機能を使用するにはArp モードで実際にキーボードでコードを押さえる必要があります。
Arturia MiniFreak アートリア ミニフリーク 操作方法
その10 〜ARPEGGIATOR編~|初心者でもわかる 解説
現代のシンセサイザーでは定番中の定番の機能のアルペジエーターですが、
Arturia MiniFreakでは各パッドをさわるだけでランダマイズだったりトリッキーな演奏がかんたんにできて楽しいです^^
解説ではシンプルなノコギリ波でしたがMiniFreakの多彩なデジタルオシレーターやエフェクトと組み合わせてアルペジエーターを鳴らすと楽しいです^^
Arturia MiniFreak くりっぱーチャンネル再生リスト
ハードウェア / アプリ等の一発録音のマシンライブ演奏を公開しています。
見にきていただけるとうれしいです^^