0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
Rolandさんのデスクトップシンセサイザー【SH-4d】のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
今回はRoland SH-4dのオシレーターの「SH-3D」「SYNC」「SH-101」「JUNO-106」の基本的な操作の解説です。
【SH-3D】オシレーターは3オシレーターのオシレーターモデルです。
オシレーター自体はSH-4dと同じですがSH-3Dは3つのオシレーターにくわえて【LFO】セクションのLFOとはべつの独立した【LFO 2】を使ってフィルター、アンプ、パンの変調可能です。
〔Osc 1~3 Waveform / LFO2〕
【1】のつまみでオシレーター1~3/ LFO2の選択、【2】のつまみで発音または変調する波形を設定します。
・SAW(のこぎり波)
・SQR(矩形波)
・TRI(三角波)
・SINE(サイン波)
・RAMP(傾斜波)
・JUNO(変調のこぎり波)
・TRI2(三角波のバリエーション)
・TRI3(三角波のバリエーション)
・SINE2(サイン波のバリエーション)
・SSAW(SuperSAW)
・NOISE(ホワイトノイズ)
LFO2波形
・SINE(正弦波)
・TRI(三角波)
・SAW-UP(逆のこぎり波)
・SAW-DW(のこぎり波)
・SQR(矩形波)
・RND(ランダム波)
・TRP(台形波)
・S&H(サンプル&ホールド波。1周期に1回、出力値をランダムに変化させます)
・CHS(カオス波)
・VSINE(変形した正弦波。正弦波の振幅を1周期に1回ランダムに変化させます)
〔Osc 1~3 Coarse Tune〕
【OSC】〔PITCH〕のつまみで音の高さを半音単位(±2オクターブまで)で設定します。
〔Osc 1~3 Fine Tune〕
【SHIFT】+【OSC】〔PITCH〕のつまみで音の高さを1セント単位(±50セントまで)で設定します。
〔Osc 1~3 PWM Depth〕
【OSC】〔TIMBRE〕のつまみでPW(パルス・ウィズ)にかけるLFO の、かかる量(深さ)を設定します。LFOの設定に従ってPWを変調します。
〔Osc 1~3 Pulse Width〕
【SHIFT】+【OSC】〔TIMBRE〕のつまみでパルス幅のデューティー比を変えて波形を変形させることで得られる効果です。
SQR(矩形波)以外にも効果を得ることができます。
* 値が0のときに50%:50%のデューティー比になります。
〔Osc 1~3 Level〕
【OSC】〔1~3]スライダーでOSC 1~3 の音量を設定します。
〔Osc 1~3 Fat〕
波形を歪ませ、元の波形のオクターブ下の周波数成分を導入します。
〔Osc 1-2 Sync〕
アナログ・シンセサイザーなどで搭載されているオシレーター・シンク機能を実現したものです。
※SH-3DではOsc 1-2のみです。
〔Osc 1~3 SSaw Detune〕
SuperSAWのDetuneのかかり具合を調整します。値を大きくするほど、Detune効果が深くかかります。
※WaveformにSSAWを選んだときのみ有効です。
〔Osc 1~3 LED Color〕
オシレーターごとに、オシレーター・セクションのLEDの色を設定します。
ここまではSH-4dのオシレーターとほぼ同じですね。
【SHIFT】ボタンを押しながら【OSC】【4】を押すとLFO2のセッティングモードになります。
【LFO 2】
【OSC】【4:スライダー】LFO 2波形の周期(スピード)をコントロールします。〔Sync〕をオンにするとテンポに同期した音符になります。
※動画では触れませんでしたが(^^;LFO2選択時ピッチ【OSC】のつまみでピッチ変調も可能です
【OSC】〔PITCH:Pitch Depth〕
LFO 2をピッチ(音の高さ)にかけるとき、そのかかり具合を設定します。【OSC】〔TIMBRE:LFO 2 Fade〕
LFO 2の振幅が最大になるまでの時間を設定します。
〔LFO 2 Rate Sync〕
LFO 2の周期をテンポに同期したい場合はONにします。
〔LFO 2 Key Trig〕
キーを弾いたタイミングと、LFO 2の周期が始まるタイミングを合わせるか(ON)、合わせないか(OFF)設定します。
〔LFO 2 Flt Depth〕
LFO 2のカットオフ周波数へのかかり具合を設定します。
〔LFO 2 Amp Depth〕
LFO 2の音量へのかかり具合を設定します。
〔LFO 2 Pan Depth〕
LFO 2をパンにかけるとき、そのかかり具合を設定します。
〔LFO 2 Phase Pos〕
Key TriggerがONのときのLFO 2の開始位相値を設定します。
【SYNC】オシレーターはオシレーターシンクのオシレーターでオシレーター同士を同期させて強烈な倍音効果を生み出します。
【SH-4d】【SH-3D】のオシレーターもオシレーターシンクはありましたが、【SYNC】オシレーターはエンベロープの機能があるので倍音の時間的変化の効果を出すことが可能です。
画面にリアルタイムに表示されるのでわかりやすくていいですね^^
【1】のつまみでMONO / POLYの選択、
【2】のつまみでオシレーターの選択をします。
【OSC】【PITCH】
音の高さを半音単位(±2オクターブまで)で設定します。
【SHIFT】+【PITCH】でファインチューンのコントロールをします。
【OSC】【TIMBRE:PWM Depth】
PW(パルス・ウィズ)にかけるLFOの、かかる量(深さ)を設定します。
【SHIFT】+【TIMBRE:Pulse Width】
パルス幅のデューティー比を変えて波形を変形させることで得られる効果です。【OSC】〔スライダー 1:Detune〕
シンクしているオシレーターの音の高さを半音単位で設定します。
【OSC】〔スライダー 2:PEnv Attack〕ピッチ・エンベロープのアタック・タイムを設定します。
【OSC】〔スライダー 3:PEnv Decay〕
ピッチ・エンベロープのディケイ・タイムを設定します。
【OSC】〔スライダー 4:PEnv Depth〕
ピッチ・エンベロープの効き具合を設定します。
値を大きくするほど、ピッチ・エンベロープによる変化が大きくなります。
【OSC】〔ボタン 1 / 2:MONO / POLY〕
トーンの鳴らしかたをポリフォニック(POLY)にするか、モノフォニック(MONO)にするかを設定します。
【OSC】〔ボタン4:Sync〕
オシレーター・シンクのオン/オフを切り替えます。
【SH-101】オシレーターはRolandさんのアナログシンセサイザーでいまも根強い人気のSH-101をモデリングしたオシレーターです。
画面とコントローラーがリンクしてて操作しやすいです^^
【OSC】【PITCH】
音の高さを半音単位(±2オクターブまで)で設定します。
【SHIFT】+【PITCH】でファインチューンのコントロールをします。
【OSC】【TIMBRE:PWM Width】
(PWM SourceがMANUALに設定されているとき)
パルス幅のデューティー比を変えて波形を変形させることで得られる効果です。
【OSC】【TIMBRE:PWM Depth】
(PWM SourceがLFOに設定されているとき)
PW(パルス・ウィズ)にかけるLFOの、かかる量(深さ)を設定します。
【OSC】〔スライダー 1:Square Level〕
矩形波の音量を設定します。
【OSC】〔スライダー 2:Saw Level〕
のこぎり波の音量を設定します。
【OSC】〔スライダー 3:Sub Osc Level〕
サブ・オシレーターの音量を設定します。
【OSC】〔スライダー 4:Noise Level〕
ノイズ・ジェネレーターの音量を設定します。
【OSC】〔ボタン 1:PWM Source LFO / MANUAL〕
【OSC】〔TIMBRE〕つまみの機能をPulse WidthとPWM Depthの間で切り替えます。
【OSC】〔ボタン 3:Sub Osc Wave〕
1OCT SQR、2OCT SQR、2OCT PLSのサブ・オシレーターのピッチと波形を切り替えます。
オリジナルのSH-101はモノフォニック(単音)の発音のみですがSH-4dの【SH-101】はヴァーチャルなのでポリフォニック(和音)の発音も可能です。
【JUNO-106】オシレーターはDCOアナログシンセサイザーでとくにテクノミュージシャンに根強い人気のJUNO-106をモデリングしたオシレーターです。
【JUNO-106】オシレーターも画面と各コントロールがリンクしているのでそのままシンプルに扱えます。
【OSC】【PITCH】
音の高さを半音単位(±2オクターブまで)で設定します。
【SHIFT】+【PITCH】でファインチューンのコントロールをします。
【OSC】【TIMBRE:PWM Width】
パルス幅のデューティー比を変えて波形を変形させることで得られる効果です。
【OSC】〔スライダー 1:LFO Pitch Depth〕
LFOをピッチ(音の高さ)にかけるときのかかり具合を設定します。
【OSC】〔スライダー 2:PWM Depth〕
矩形波のPW(パルス・ウィズ)にかけるLFOの、かかる量(深さ)を設定します。
【OSC】〔スライダー 3:Sub Osc Level〕
サブ・オシレーターの音量を設定します。
【OSC】〔スライダー 4:Noise Level〕
ノイズ・ジェネレーターの音量を設定します。
【OSC】〔ボタン 2:Square Switch〕
矩形波のオン/オフを切り替えます
【OSC】〔ボタン 3:Saw Switch〕
のこぎり波のオン/オフを切り替えます。
今回、「SH-3D」「SYNC」「SH-101」「JUNO-106」のオシレーターを鳴らしていきましたが、前回のSH-4dと同様Rolandさんらしい上質なアナログモデリングの音源だなーという印象を受けました♪
むかしRolandさんのJV-1080という音源モジュールを使っていてSH-101やJUNO-106のサウンドもけっこう入っててそれを思い出して懐かしくなりました^^
各オシレーターのプリセットも面白いし、操作もシンプルなのであらゆるジャンルのいわゆるアナログシンセサイザーのサウンドはほとんど作れそうな感じです!