0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
Rolandさんのデスクトップシンセサイザー【SH-4d】のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
その2 〜OSC:SH-4d編~ | 初心者でもわかる 解説
今回はRoland SH-4dの【SH-4d】オシレーターの基本的な操作の解説です。
トーンの初期化はパターンモードを解除して【SHIFT】+〔10:INT〕でおこないます。
【-PITCH+】ボタンでピッチのベンドします。
※ベンド値は【TONE SETTING】で変更可能です。
【1 / 2】のエンコーダーと
【OSC】セクションの3つのつまみ、4つのスライダー、ボタンでコントロールします。
【SHIFT】+〔6:TONE〕でトーン(オシレーター全体)の設定をします。
オシレーターの変更は【OSC】〔MODEL〕のつまみでおこないます。
【SHIFT】+〔1~4〕で各トーンの選択
【SHIFT】+〔6:TONE〕でトーン(オシレーター全体)の設定をします。
〔Level〕
トーン全体の音量を調節します。
〔Octave〕
トーンの音の高さをオクターブ単位(±3オクターブまで)で設定します。
〔Coarse Tune〕
音の高さを半音単位(±4オクターブまで)で設定します。
〔OSC 2 Coarse Tune〕
オシレーター2の音の高さを半音単位で設定します(SYNCモデルのみ)。
〔Analog Feel〕
発音しているトーンのピッチや音量を時間変化させ、揺らぎを与えます。
値を大きくするほど、揺らぎの量が多くなり不安定になります(SH-4d、SH-3D、SYNC、SH-101、JUNO-106、Cross FM、RING、CHORD、PCMモデルのみ)。
〔Mono Poly〕
トーンの鳴らしかたをポリフォニック(POLY)にするか、モノフォニック(MONO)にするかを設定します。
・MONO
1音ずつ最後に押したキーの音だけを鳴らします。
・POLY
複数の音を同時に鳴らします。
〔Legato Sw〕
Mono PolyがMONOのときに有効です。
Legato SwをONにすると、あるキーを押しながら他のキーを押すような演奏(レガート演奏)をしたときに、あとから押したキーのアタック音がなくなります。
その結果、音高を切れ目なくなめらかに変化させることができます。
〔Porta Sw〕
ポルタメント効果をかけるか(ON)、かけないか(OFF)を設定します。
* ポルタメントとは、始めに弾いたキーと次に弾いたキーとの間の音程を、なめらかに変化させる効果です。
Mono Polyが「MONO」のときにポルタメントをかけると、バイオリンなどのスライド奏法のような効果が得られます。
〔Porta Mode〕
ポルタメント効果をかける演奏方法を設定します。
・NORMAL
常にポルタメントがかかります。
・LEGATO
レガート奏法(あるキーを押しながら他のキーを押す)のときにだけポルタメントがかかります。
〔Porta Time〕
ポルタメント演奏で、音の高さが変化する速度を設定します。
値が大きくなるほど、次の音の高さに移動する時間が長くなります。
〔Amp Velo Sense〕
ベロシティーでトーンの音量を変化させるときに設定します。
「+」の値では、キーを強く押すほどトーンの音量が大きく、「-」の値では小さくなります。
〔Cutoff Velo Sense〕
ベロシティーでカットオフ周波数を変化させるときに設定します。
「+」の値では、キーを強く押すほどカットオフ周波数を高く、「-」の値では低くなります。
〔BendRange Up〕
[PITCH +]ボタンを押したときの変化量を半音単位で設定します。
たとえば、「48」に設定して[PITCH +]ボタンを押すと、ピッチが4オクターブ上がります。
〔BendRange Dw〕
[PITCH -]ボタンを押したときの変化量を半音単位で設定します。
たとえば、「48」に設定して[PITCH -]ボタンを押すと、ピッチが4オクターブ下がります。
〔Env Mode〕
・ADSR:エンベロープがディケイ・タイムを過ぎたら、ノート・オフするまでサステイン・レベルを維持します。ノート・オフすると、現在値からリリース区間に移行します。
・ADR:ノート・オフのタイミングに関係なく、ディケイ・タイムを過ぎたらリリース区間に移行して、エンベロープで設定された時間どおりに動作します。
〔Catg〕
トーンのカテゴリーを設定します。
オシレーター【SH-4d】は4つのオシレーターを鳴らせる強力なアナログモデリング音源です。
【1】【2】のつまみでオシレーターの選択、【OSC】〔PITCH〕で音程、〔TIMBRE〕でPWの深さをコントロールします。
各オシレーターは〔1~4〕のスライダーでボリュームのコントロールが可能です。
〔1~4〕のスライダーの下の各ボタン押すと【OSC SETTING】モードになり、各オシレーターのパラメーターを設定可能です。
〔Osc 1~4 Waveform〕
【1】のつまみでオシレーター1~4の選択、【2】のつまみで発音する波形を設定します。
・SAW(のこぎり波)
・SQR(矩形波)
・TRI(三角波)
・SINE(サイン波)
・RAMP(傾斜波)
・JUNO(変調のこぎり波)
・TRI2(三角波のバリエーション)
・TRI3(三角波のバリエーション)
・SINE2(サイン波のバリエーション)
・SSAW(SuperSAW)
・NOISE(ホワイトノイズ)
〔Osc 1~4 Coarse Tune〕
【OSC】〔PITCH〕のつまみで音の高さを半音単位(±2オクターブまで)で設定します。
〔Osc 1~4 Fine Tune〕
【SHIFT】+【OSC】〔PITCH〕のつまみで音の高さを1セント単位(±50セントまで)で設定します。
〔Osc 1~4 PWM Depth〕
【OSC】〔TIMBRE〕のつまみでPW(パルス・ウィズ)にかけるLFO の、かかる量(深さ)を設定します。LFOの設定に従ってPWを変調します。
〔Osc 1~4 Pulse Width〕
【SHIFT】+【OSC】〔TIMBRE〕のつまみでパルス幅のデューティー比を変えて波形を変形させることで得られる効果です。
SQR(矩形波)以外にも効果を得ることができます。
* 値が0のときに50%:50%のデューティー比になります。
〔Osc 1~4 Level〕
【OSC】〔1~4 ]スライダーでOSC 1~4 の音量を設定します。
〔Osc 1~4 Fat〕
波形を歪ませ、元の波形のオクターブ下の周波数成分を導入します。
〔Osc 1-2, 3-4 Sync〕
アナログ・シンセサイザーなどで搭載されているオシレーター・シンク機能を実現したものです。
OSC 2または4のピッチの周期でOSC 1または3のオシレーターをリセットします。
〔Osc 1~4 SSaw Detune〕
SuperSAWのDetuneのかかり具合を調整します。値を大きくするほど、Detune効果が深くかかります。
※WaveformにSSAWを選んだときのみ有効です。
〔Osc 1~4 LED Color〕
オシレーターごとに、オシレーター・セクションのLEDの色を設定します。
【SOUND】ボタンを押すと各オシレーターごとのプリセットを選択可能です。
〔△▽〕でプリセットの上下、
〔◁▷〕でオシレーターを切り替えることが可能です。
【SHIFT】+【SOUND】ボタンでオシレーターではなく、プリセットをカテゴリーで検索可能です。
その2 〜OSC:SH-4d編~ | 初心者でもわかる 解説
オシレーターの解説はもともと一回の動画でやるつもりでしたが、最初のこのSH-4dオシレーターの動画作ったら一回分のボリュームになってしまいました(^^;
良い意味でSH-4dのオシレーター機能が充実していました。オシレーターの波形も多いし、クラシックなアナログシンセサウンドから現代的なサウンドまで幅広くカバーできるオシレーターだと思います。
オシレーター以降はどのオシレーターも第一回の動画でやった通り【FILTER】【AMP】で加工して【LFO】で変調するといった感じです。
エフェクトと組み合わせても化けそうですね!
SH-4dオシレーターはこのマシン自体の名前使ってるし、最初のオシレーターなのでRolandさんの気合いみたいなの感じました!
Rolandさんらしい上質なアナログモデリングといった感じであらゆる楽曲やサウンドメイクで使えそうなオシレーターですね^^