0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
SONICWAREさんのグラニュラー・シンセサイザー / エフェクターのLIVEN TeXture Labのくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
SONICWARE LIVEN TeXture Lab ソニックウェア 操作方法
今回はSONICWARE LIVEN MEGA TeXture LabのSOUND EDITの基本的な操作の解説です。
グラニュラー・シンセシスはサンプリング音を小さな粒状(グレイン)に分解し、それらのグレインを様々なタイミングで発生させ、そのグレインごとに再生方向や大きさ・速度・ピッチなどをリアルタイムで変化させることでサウンドを再構成するシンセサイザーの合成方式です。
基本的にはアンビエントなパッドサウンドやサウンドテクスチャーの生成に向いてますがアタック音の強いサウンドをグラニュラー処理をすることで複雑なリズムサウンドを生成したりすることも可能です。
複雑な音響処理もSONICWARE LIVEN TeXture Labではシンプルなコントロールでかんたんにおこなうことが可能です。
【SRC / IN LVL】サンプルの選択
グレインに使用するサンプルサウンドを選択します。サンプルサウンドは最大32個保存できます。。
※サンプルのオリジナルの音程/ 長さの音を聴くには【POSITOPN】を0、【LENGTH / FB】を127、【func】+【dir】を - >. - > に設定して左から5番目の鍵盤キー(C)で鳴らします。
【PITCH】サンプルのピッチ
-24 ~ +24の2オクターブのピッチの調整ができます。
【POSITION】サンプル内のグレイン発生位置
0 秒〜最大6 秒を設定できます。
サンプルの使用範囲を短くすると設定精度を上げることができます。
【LENGTH / FB】サンプル内のグレイン発生範囲
0 秒〜最大6秒を設定できます。
サンプルの使用範囲を短くすると設定精度を上げることができます。
サンプルは最大6 秒ですが【func】+【< Start Sample】 でサンプルの開始位置 、【func】+【 End Sample >】でサンプルの終了位置を【VALUE】で調整して使用範囲を短くすることも可能です。
グレインの発生位置は【shift】+【rate - pos rnd】 で速さ、【shift】+【depth - pos rnd】で深さを調整してランダマイズすることが可能です。
【FREEZE】を押すと、グレインの発生位置をフリーズできます。
【FREEZE】を押しながら 【HOLD】を押すとその状態をホールドできます。
【SIZE】グレインのサイズ
グレインのサイズを2 ミリ秒〜1 秒で設定できます。
【TIMING】グレインの発生間隔
グレインの発生間隔を設定します。
中央のLUSH が最も発生間隔が短く、左に回すと発生間隔が長くなってゆきます。右に回すと発生間隔をテンポシンクできます。
【DENSITY】グレインの発生数
1 個〜最大64 個を設定できます。
最大発生数は、ボイスモードによって異なります。
Polyphonic : 最大16個 x 4 ボイス
Mono : 最大32 個
Legato : 最大64 個
中央より右に回すとグレインにDETUNEがかかります。
【DEFFUSION】グレインの拡散幅
グレインの発生位置を左右に拡げます。
【shift】+【shape】
グレインのシェイプを調節できます。
【shift】+【jitter】
グレインの発生間隔にゆらぎを設定します。
グレインのサイズは【func】+【SIZE - GRAIN RND】、 シェイプは【func】+【SHAPE - GRAIN RND】を押して【VALUE】でランダマイズ加減を設定できます。
【SPEED】
サンプルの再生速度を1/4倍速〜4倍速で設定できます。中央が± 0 です。
【shift】+【dir】
グレインのスキャン方向と再生方向を設定します。
リストはマニュアル24ページに記載されています。
【BLEND】
サンプルサウンドとグラニュラーサウンドのミックスバランスをコントロールします。
0でサンプルサウンドが100%、127でグラニュラーサウンドが100% になります。
【func】+GRAIN RND【3:SIZE】
グレインのサイズを【VALUE】でランダマイズします。
【func】+GRAIN RND【4:SHAPE】
グレインのシェイプを【VALUE】でランダマイズします。
【RELEASE】
0~41:10 〜90%の範囲でゲート時間が変化します。
42~127:0 ~ 5000msの範囲でリリース時間(ノートオフ後の余韻)が変化します。
【shift】+【attack】
0 ~ 5000msの範囲で音が立ち上がる時間が変化します。
値が大きいほど立ち上がりの遅いサウンドになります。
【func】+【FILTER】でフィルターの種類を選択します。
OFF:フィルターオフ
LPF:高域をカットするフィルター
HPF:低域をカットするフィルター
BPF:特定の帯域のみを通過させるフィルター
【CUTOFF】
フィルターの周波数(サウンドの明るさ)をコントロールします。
【shift】+【reso】
周波数のピークを持ち上げてサウンドにクセをつけます。
フィルタータイプがBPF では0.5 ~ 3.3 オクターブの範囲で帯域幅が変化します。
Texture Labは残響にたいしてオクターブ上の残響レイヤーを重ねてゆく荘厳なシマーリバーブを搭載しています。
【func】+【TYPE - REVERB】
リバーブの種類を選択します。
【SHIMMER】
【shift】+【mix】
【func】+【15:LINE IN→】
LINE IN入力のリバーブへのセンド量も調節できます。
リバーブを切らずにパターンをつなげたい場合は【func】+【SYSTEM】R.RSTでパターンに同じタイプのリバーブを設定し、リバーブ・リセットをOFF に設定してください。
OFF:同じリバーブ・タイプにパターン・チェンジした場合はリバーブをリセットしません。
ON:パターン・チェンジした場合にリバーブをリセットします。
-MOD 1-【5:ASSIGN】
モジュレーション1で変調をかけるパラメーターを【VALUE】で選択します。(各パラメーターはマニュアル26ページ)
-MOD 1-【6:SHAPE】
モジュレーション1のLFO波形を【VALUE】で選択します。(各波形はマニュアル26ページ)
-MOD 1-【7:FADE IN】
MOD1のモジュレーションがかかり始めるまでの時間をで設定します。
-MOD 1-【8:RETRING】
MOD1のリトリガーのオン / オフを設定します。
-MOD 2-【9:ASSIGN】
モジュレーション2で変調をかけるパラメーターを【VALUE】で選択します。(各パラメーターはマニュアル26ページ)
-MOD 2-【10:SHAPE】
モジュレーション2のLFO波形を【VALUE】で選択します。(各波形はマニュアル26ページ)
-MOD 2-【11:RETRING】
MOD2のリトリガーのオン / オフを設定します。
-MOD 2-【12:MOD SYNC】
モジュレーションのテンポシンクのオン / オフが設定できます。オンにするとモジュレーションの速さを4/1 〜1/32に設定できるようになります。
SONICWARE LIVEN TeXture Lab ソニックウェア 操作方法
グラニュラーシンセシスってハードウェアでなかなかないのでこのSONICWARE LIVEN TeXture Labはかなり貴重なマシンだと思います!
さまざまなパラメーターをつまみでフィジカルにコントロールできるのはいいですね^^
解説動画作ってパラメーターと使い方ははなんとなくわかりましので自分の使い方に昇華していけたらと思います。