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Marronfieldsproductionのブログ

音楽とか機材とか楽器とかどーでもいいこととか

【スポンサーリンク】

【機材レビュー】Arturia BEAT STEP

ArturiaMIDIコントローラー / ステップシーケンサーBEATSTEPを導入してみました。

 

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Arturiaといえばソフトシンセサイザーで有名なフランスのメーカーですが、近年はコントローラーやアナログ・シンセサイザー / ドラムマシンなんかにも力を入れていますよね。

 

reface DXのコントローラーを探していたらこのBEAT STEPを思い出して購入してみました。

手にとってみるとなかなか良い質感です。

 

BEATSTEP 主な特徴

MIDIコントローラーモード (レッド LED モード)

・ステップシーケンスモード (ブルー LED モード)

・16 ベロシティ/プレッシャーセンス付きパッド

・16 エンコーダー

・16 MIDIコントローラープリセット

・16 シーケンスプリセット
・Arturia “MIDI CONTROL CENTER” と連動

・内部もしくは外部クロックに同期

・USB I/O
・CV/Gate アウトプット (V/Oct)

MIDI アウトプット
Apple iPad との連携が可能 (別売のカメラコネクションキットが必要)

MIDI CC もしくは MMC でのトランスポート

ケンジントンロックスロット
・標準的なUSB電源アダプター (別売) 使用時にはスタンドアロンMIDI/CVコントローラーとして動作

・USB クラスコンプライアント (ドライバーインストール不要)

 

BEAT STEPはおもにMIDIコントローラー / ドラムパッドモードステップシーケンサーモードに分かれています。

ステップシーケンサーはスケールの設定が出来るのである程度適当にノブを回してもそれなりに聴こえます。

とはいえ音楽的に聴かせたいフレーズを作るならソフトでエディットが必要ですかね。

 

エンコーダーはエンドレス( 回転 )式なので好みが分かれるかもしれません。

 

MIDI / USB / CVとあらゆる電子楽器が接続可能なので使用範囲はかなり広いと思います。

スタンドアロンでも使用可能ですがテンポの表記ができません。ソフト側でテンポ情報を保存することもできません。

 

タップテンポは当然あると思い込んでいましたがタップテンポはBEAT STEP Proにしかないのでご注意ください。

 

テンポを同期させたい場合はUSB接続でDAW、もしくはiOSのアプリをマスターにする必要があるようです。

USB接続したCubaseableton liveで同期設定をしてEXT Syncボタンを押すと同期演奏が確認できました

 

MIDIやシーケンスの設定はエディターソフトMIDI Control Centerで設定可能です。( サイトから無料配布 )

 

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そのままの画面なのでわかりやすいですね。

 

■気に入っている点■

MIDI / USB / CVとあらゆる電子楽器をコントロール可能

・USB経由で電源を供給すればスタンドアロンシンセサイザーのコントロールが可能

DAWソフトからBEATSTEPを経由してCV / Gateに対応している古いアナログ・シンセサイザーも鳴らすことができる。

・造りがしっかりしていてボタンやパッドの感触もよい

・エディターソフトが使いやすい

 

■惜しい点■

・タップテンポ機能はない

・テンポ表示がなく、テンポ情報はメモリーも出来ない。ソフト等で対応してほしかった

 

■個人的評価(★5点満点)■ 

操作性    ★★★★

視認性    ★★★★

拡張性    ★★★★

お買い得度  ★★★★

 

 

複数の電子楽器のシーケンス( 2ステップシーケンス+ドラムシーケンス )などが演奏可能なArturia BEAT STEP Pro

【ソフトシンセ・レビュー】HALion 6 / HALion Sonic 3使ってみた

Steinbergサンプラー / マルチ音源のHALion 6 / HALion Sonic 3がの発売日が決まりましたね。

 

ダウンロード版は発売中だったので早速ヴァージョンアップしてみました。

 

YAMAHA以前のヴァージョン1から使ってるハリオニストとして( 笑 )

 

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・HALionはサンプラー + 音源

・HALion SonicはHALionエンジンを使った音源ソフトです。

HALionユーザーはSonicもそのままインストールされます。

音源として使うならSonicの方が明瞭だし、多分動作も軽そうなのでそっちよく使ってます。

 

基本的なインターフェイスは変わらないですね。

グラフィックがちょっと変わった感じです。

前ヴァージョン使ってた方なら問題なく使用できます。

 

今回は6種類のインストゥルメント+それらを組み合わせたコンビ・プログラムが追加されました。 

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今回から専用のダウンローダー・ソフトを使ってダウンロード→インストールという作業になりました。

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HALion 6 / HALion Sonic 3から追加された新しい6つのインストゥルメントをHALion Sonic 3で使ってみたので紹介しようと思います。

 

Raven (アコースティック・ピアノ音源)

ピアノなのでシンプルなエディットです。

プリセットはエフェテイヴな音も入ってて楽しいです。

Raven / Eagleのピアノ音源にはアルペジーエーター/ステップシーケンサーは付いていません。

HALion自体にアルペジエーターあるのでそちらで鳴らす事は出来ます。

 

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Hot Brass (ブラス音源)

 扱いやすいけどリアルさはいま一つなのでポップス/やロック向けって感じですね。スイッチで奏法の切り替えとかはないです。

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エンヴェロープ+LFO

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MOD + VOICE + ARP 

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Eagle (アコースティック・ピアノ音源)

こちらはRavenと比べてブライトな感じかなぁ。

こちらもエフェクトで加工されたプリセットが入っています。

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エフェクトで加工してあるプログラムもあります。

 

Anima (ウェーヴ・テーブル・シンセサイザー)

今回の目玉(?)かな。

2ウェーヴテーブルOSC+SUBオシレーター+ノイズ波形のシンセサイザー

3D表示の波形をマウスで動かせます。2D表示も可能です。

音作りは一通りこなせる感じかな。

音作りの幅は広いので悪いシンセではないけど、近年はウェーブテーブルのシンセサイザーは多いので持ってる人はあんまりありがたみないかもしれません。

HALionでの利点はアルペジエーターが使えることですかね。

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OSC 1 & 2

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SUB OSC+NOISE

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エンヴェロープ+LFO

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MOD + VOICE + ARP

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Skylab (ラニュラー・シンセサイザー)

サンプリング波形を読み込んで使うグラニュラー・シンセシス音源。

ラニュラー・シンセシス音源というとCubase付属のPadshopと被るのであんまりありがたみはないかも^^;

元となるサンプリング波形を選んで音作りします。

サンプルインポートは出来ないのかな?

アルペジエーター使えるっていう利点はありますね。

空間系シンセパッドや効果音 / SEの作成に向いてそうです。

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エンヴェロープ+LFO

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MOD + VOICE + ARP

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Studio Strings (ストリングス音源)

リアルさはいまひとつですが、、、普通にいろいろ使えそうです。奏法切り替えはなし。アルペジエーターで化けるかも。

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エンヴェロープ+LFO

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MOD + VOICE + ARP

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HS3 Combi

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今回の新規の6種類のインストゥルメント+これまでのHALionのプログラムを組み合わせたコンビネーション。けっこう遊べます。

 

■とりあえずファースト・インプレッション ■

YAMAHA / HALionの特性というか、生楽器の音もノイジーなシンセ音も基本的にどの音も整ってますね。

 

個人的にはオケになじみやすい音というのがHALion音源の個性だと思っています。

 

ピアノ、ブラス、ストリングス系の音は元々HALionのライブラリに入っていますし、ウェーヴ・テーブル音源は近年のソフトシンセでは定番なので今さら感もなくもないですが ( 笑 )

 

ストリングス、ブラスは専用音源ならもうちょっとリアリティ欲しかったかなって感じです。

 

サンプラーのHALion 6は複雑なのでまだほとんど使ってません^^;

 

■個人的なHALion ( Sonic 3 ) の魅力■

・なじみやすい出音

・明瞭なインターフェイス

・豊富なフィルターやモジュレーション

DAWに書き出し可能で豊富なアルペジエーター+ステップシーケンサー

 

HALionは1プログラムにつき、最大4つの音源が使えるので別々のアルペジエーターを設定とかするとかなり複雑なプログラムとか作れます。多分やらないけど。。。^^;

 

コードパッドも設定出来ますし、カスタマイズ次第では化けるソフトかもしれません。 

 

PCM音源、VA音源、ウェーヴ・テーブル音源、グラニュラー・シンセシス音源と多彩な音源を網羅してこの価格はかなりコストパフォーマンスは高いですね。

HALionのみで後で差し替えというスタイルでも十分なクオリティのデモが出来ると思います。

 

音源ソフトとしては使い勝手が良いのですが器用貧乏的な部分もあるのでHALionという素晴らしいエンジンを生かして拡張音源とかまた出して欲しいですね。

 

個人的にはYAMAHAというと、やっぱりFM音源とフィジカル・モデリング音源期待しちゃいます。

 

HALion Sonicの音源のみEagle,Anima,Sky lab,Studio Stringsを使って曲作ってみました。

youtube

 

サンプラーはそのうち使ってみたいと思います。

 

メーカーページ (ダウンロード版は購入できます。)

japan.steinberg.net

 

HALion 6 / HALion Sonic 3 2017年2月16日発売

 

【CDレビュー】David Bowie Outside

David Bowieが亡くなって1年以上立ちましたね。

 

去年は僕が影響を受けたアーティスト / ミュージシャンの訃報が多かったけどDavid Bowieが一番ショックだったと思います。

ボウイの作品は一応一通り聴いても特別熱心なボウイのファンにはならなかったけど訃報を知ったときに何とも言えない気分になりました。

 

初めて買ったCDは今回のアウトサイドという作品だったのですが数あるボウイの作品の中で一番好きで今も聴き続けています。

 

僕にとってのDavid Bowieはジギースターダストよりヒーローズよりレッツダンスより今回のOutsideという作品です。

Outsideは1995年に発売されたDevid Bowieの18枚目のアルバムです。

 

20年以上前にリリースされた作品ですが僕の中ではずっと色褪せない名作です。

 

制作にはボウイの作品の中でも評価が高い70年代のベルリン三部作( 「Low」「Heros」「Loger」)に参加していた盟友ブライアン・イーノをプロデューサーに迎えて制作されました。

 

この作品の特徴は「ネイサン・アンドラーの日記」という仮想ストーリーに基づいたコンセプト作品で猟奇殺人をテーマにした「荒廃した現代」が描かれています。

 

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ロックスターのイメージが強いボウイの作品のなかでも最もアーティスティックで難解で暗い作品です。

 

もともとボウイは全5部作で考えていたコンセプトらしく( 当時のライナーにも書いていりました。)原題は「1. Outside」になっています。

 

僕はこの作品にとても感銘を受けて次はいつかなと楽しみにしていましたが( 実際インサイドという続編の構想がすでにボウイの中にあったらしいです。)

 

サウンド的にはロック、テクノ、インダストリアル、ジャズ、アンビエントなサウンドを高次元で融合したボウイならではの音世界です。

 

当時のシングルでNINE INCH NAILS(The Hearts Filthy Lesson)やペットショップボーイズ(Hallo Spaceboy)らが手掛けたリミックス・シングルもありました。

ライブも積極的に行っていてNINE INCH NAILSとは一緒にツアーもしてましたね。

 

この時期の曲は別バージョンやリミックス音源が多数存在していてボウイがかなりクリエイティヴだったことを伺わせます。70時間以上に及ぶ未発表のセッションとかもあるとか。

 

サウンドは打ち込み/電子音やバンドサウンドなど様々な要素が融合しています。個人的にはリーブス・ガブレルスのギターとマイク・ガースンの危うく、エキセントリックなジャズ・ピアノが印象的でした。

 

特にリーブス・ガブレルス ( 現在The Cureのギタリストとして活動 )はボウイとは80年代末のティン・マーシンから片腕ギタリストとして行動を共にしていました。それまでミック・ロンソン、ロバート・フリップナイル・ロジャースエイドリアン・ブリューといったそうそうたるギタリストと共演してきたボウイに「今まで一緒にやったギタリストの統合形」といわしめたほど。

見た目は寡黙な感じのおっさんだけど( 笑 )いきなりすげーギターソロ弾いたりします。

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当時のライブでリーブスはPakerギターRolandのVG-8というシステムでギターのサウンドからシンセみたいなサウンドまで鳴らしてそれまでのギタリストとは違う個性を放っていました。

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Outsideは今でこそ評価は高いですが、当時は暗く重く難解な作品だったためか商業的に厳しく、続編はお蔵入りとなってしまいました。

僕は大好きだったので何故こんな素晴らしい作品が評価されないんだろと思ってました。

次の作品の「Earthring」はサウンド的には近い感じだったけど当時のテクノやドラムンベースをわかりやすく取り入れたデジタル・ロック作品でした。

 

その後2000年代になり、リーヴスもボウイのもとを離れてこのOutsideの続編は完全に幻となってしまいました。

 

今思えば当時としては早過ぎた作品だったのかなとも思います。ダークでウェットな作品だけどその中にも美しさやポップさもあるし、素晴らしい作品だと思います。

 

アルバム全編を通して緊張感のある作品ですがラストの「ストレンジャーズ・ホエン・ウィ・ミート」(Strangers When We Meet)は穏やかでどこか救われる感じがします。

 

深夜に一人でじっくり聴きたい作品です。 

 

ボウイもイーノもこの作品を気に入っていてボウイが亡くなる一年前からこの作品の話で盛り上がり続編制作の話もあったというコメントもありました。

聴いてみたかったなぁ。。。

 

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 1. 「レオン・テイクス・アス・アウトサイド」(Leon Takes Us Outside)  1:25
 2. 「アウトサイド」(Outside)  4:04
 3. 「ハーツ・フィルシー・レッスン」(The Hearts Filthy Lesson)  4:57
 4. 「一片の土地」(A Small Plot of Land)  6:34
 5. 「セグエ(次の楽章へ)~ベイビー・グレイス」(segue - Baby Grace (A Horrid Cassette))  1:39
 6. 「ハロー・スペースボーイ」(Hallo Spaceboy)  5:14
 7. 「ザ・モーテル」(The Motel) 6:49
 8. 「アイ・ハヴ・ノット・ビーン・トゥ・オックスフォード・タウン」(I Have Not Been to Oxford Town)  3:47
 9. 「ノー・コントロール」(No Control)  4:33
10. 「セグエ(次の楽章へ)~アルジェリア・タッチシュリーク」(segue - Algeria Touchshriek)  2:03
11. 「性倒錯者の完全なる破滅(美しき者の死)」(The Voyeur of Utter Destruction (as Beauty))  4:21
12. 「セグエ(次の楽章へ)~ラモーナ・A.ストーン/アイ・アム・ウィズ・ネーム」(segue - Ramona A.Stone / I Am With Name)  4:01
13. 「希望的始まり」(Wishful Beginnings)  5:08
14. 「ウィ・プリック・ユー」(We Prick You)  4:33
15. 「セグエ(次の楽章へ)~ネーサン・アドラー」(segue - Nathan Adler)  1:00
16. 「アイム・ディレンジュド」(I'm Deranged)  4:31
17. 「建築家たちの視線」(Thru' These Architects Eyes)  4:22
18. 「セグエ(次の楽章へ)~ネーサン・アドラー」(segue - Nathan Adler) 0:28
19. 「ストレンジャーズ・ホエン・ウィ・ミート」(Strangers When We Meet)

 

参加ミュージシャン

デヴィッド・ボウイ - ボーカル、サクソフォーン、ギター、キーボード
ブライアン・イーノ - シンセサイザー、トリートメント、ストラテジー
リーブス・ガブレルス - ギター
エルダル・キジルケイ - ベース、キーボード
マイク・ガースン - ピアノ
スターリング・キャンベル - ドラムス
カルロス・アロマー - ギター
ジョーイ・バロン - ドラムス
ヨッシー・ファイン - ベース
トム・フリッシュ - ギター
ケビン・アームストロング - ギター
ブライオニー - バッキング・ボーカル
ローラ - バッキング・ボーカル
ジョーシー - バッキング・ボーカル
ルビー・エドワーズバッキング・ボーカル

 

 

 

Buddha of Suburbia

 

1993年にリリースされた「Buddha of Suburbia (郊外のブッダ )」という作品は次へOutsideへの布石が感じられます。ブライアン・イーノはこの作品を聴いてかなり気に入ったそうで後のコラボにつながったそうです。

もともとサントラ目的で作られたためか、何故かこの作品は日本盤がありません。

 

リラックスして制作した雰囲気がありOutsideに比べると重さや暗さはなく、こっちの方がさらっと聴ける感じですね。

ロック・スターのボウイというよりはクリエーターのボウイという感じです。

 

Outsideのラストナンバーで前妻との離婚について歌った名曲「ストレンジャーズ・ホエン・ウィ・ミート」(Strangers When We Meet)の原曲バージョン収録。 

【ソフトシンセ・レビュー】KORG Legacy Collection M1

KORG Legacy Collection元祖ROMプラー・シンセ、

KORG M1について書きたいと思います。

実機は1988年発売。PCM音源と独立2系統ステレオ・デジタル・エフェクター、8トラックの内蔵シーケンサーを搭載した61鍵シンセサイザーで当時世界中で大ヒットしました。

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このM1の魅力はなんといってもその音源の豊富さでピアノ、キーボード系からストリングス、ブラス、シンセ、ドラム、環境音までカバー出来ます。

80年代はYAMAHAFM音源のデジタル・シンセサイザー・DXシリーズが一人勝ちのような感じでしたがRolandのD-50とこのM1の登場から変わっていったと思います。

アナログ・シンセやFM音源のように波形を合成して音作りをするものではなくてサンプリングされた音 ( 波形 )を鳴らすという今でいう、ROMプラー、当時はワークステーション・シンセ、オールインワン・シンセなどと呼ばれていました。

曲作りに必要な鍵盤、シンセサイザーシーケンサーが融合したM1の大ヒット以降、各メーカーもワークステーション・シンセの開発取り組みました。中でもKORGワークステーション・シンセは定番になりました。

M1の登場以降当時のミュージシャンのプリプロ( レコーディング前の制作作業 )のクオリティがすごく上がったそうです。

テクノ・ミュージシャンのケン・イシイさんがアマチュア時代に買って故障かなんかでプリセットぶっとんで全部自分で音をプログラムしたっていうのは有名な逸話ですね。実際氏の初期の作品はオリジナリティ溢れる独特な音でした。

当時の音楽番組なんかでもよく見かけましたし、実際90年代前半までのJ-POPの楽曲制作ではかなりM1が使われてたと思います。

 M1 メイン画面

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M1 ソフトウェア・シンセサイザー 仕様
最大同時発音数   256音(コンピュータのCPUに依存)
パート数      8
PCM波形        1,000種類以上
音色数       3,300種類以上のプリセット音色、ユーザー・プリセット:400種類
エフェクト     34種類

M1シリーズおよびTシリーズのデータ・インポート可能(.syxファイル経由)
スタンドアローン動作、VST/AU/RTASプラグイン・インストゥルメント対応

 

ソフトウェアのM1はKORG LEGACY COLLECTIONに収録されています。

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さらにソフトウェアのM1は当時別売りで発売されていた拡張ROMカード+M1の後継機のTシリーズのフロッピーの音色も全て収録しています。

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おもなモード

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BROWSER    音色のブラウジング・セクション

COMBI      複数のプログラムを組み合わせたコンビ・モード ( 最大8プログラム )

MULTI     複数の音色をMIDI等で鳴らせるマルチ・モード( 最大ステレオ8出力可能)

PROG     2つのサウンド波形からなる単体プログラム

GLOBAL      各種設定

 

BROWSER

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カテゴリー分けされてて検索しやすいです。

また右上の「PREVIEW」をクリックすると以下のパターンから自動試奏してくれます。

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EASY ( エディット )

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ここでプログラムの基本的なシンセサイズが出来ます。

ソフト版では実機にはなかったレゾナンスが搭載されています。

LINK EDITで2つのサウンドを同時にシンセサイズ出来ます。

波形、フィルター、アンプ、エフェクターとエディット出来るので大体間に合いますね。

 

OSC ( オシレーター )

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オシレーター選択画面

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カテゴリー分けされてるのが良いですね。

 

VDF ( フィルター )

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VDA ( アンプ )

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CONTROL

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INSERT FX

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■気に入っている点■

・80年代末~90年代前半のシンセの音が出せる

・豊富なプリセット量であらゆるジャンルに対応できる

・実機の2行のディスプレイから視認性が飛躍的に向上している

・音色数が膨大だけどパソコンならではの快適なブラウジング機能

・動作が軽い

・あの「M1ピアノ」が使える

 

■惜しい点■
・特にないけどソフトとしても古いのでそろそろGUIを新しく、というか大きくしてほしい

 

■個人的評価(★5点満点)■

サウンド   ★★★★★

操作性    ★★★★

視認性    ★★★★

負荷の軽さ  ★★★★

拡張性    -----

お買い得度  ★★★★★

 

■個人的な使用用途 / シンセサイズの傾向(▲5段階)■

鍵盤系               ▲▲▲▲▲

シンセ系   ▲▲▲▲▲ 

ストリングス ▲▲▲

ブラス       ▲▲▲

 

■おススメジャンル■

ポップス

ロック

テクノ

フュージョン

ジャズ

BGM

サウンドトラック

ゲームミュージック

アンビエント

 

■総評■

本家KORGが開発しただけあって再現度は非常に高いです。

ソフトウェアでM1を使うならこういうのがいいなっていうのを全て実現した感じです。

豊富なプリセット+拡張音源で殆んどの楽器の音が出せます。

でも30年近く前のサンプリング音源なので決してリアルな音ではありません。

M1というシンセサイザーの音です。

基本硬質な音なので好みは分かれるかもしれません。

現代仕様にしてあるため、膨大な音色もカテゴリー分けされてるのですぐに探せます。

使い方としてはエンベロープいじったり、エフェクト切ったりするくらいであまりエディットはしないでM1のシンセの音をそのまま使うって感覚ですね。

ハード機にはなかったレゾナンスも追加され、音作りもする気になればかなり出来るソフトだと思いますが、そういう音は今のシンセ使った方が早い気がします。

純粋にM1の音を使うっていう事が多いかな。

基本プログラムで使って、派手にしたい時とかは重ねたり。

個人的には1番多感な時期80年代末~90年代のポップス等で使われていた音がそのまま鳴らせるので音聴いただけで涙腺ゆるみました。「M1ピアノ」最高です。

ピアノ、エレピ、オルガンなどはよく使います。キラキラしたベル系なんかもM1ならでは。ブラスの音とかも重ねるとより厚みを出す事も出来るし、使い方はいろいろあります。当時は低メモリのサンプルばかりだから結構同じような音も入ってますが(笑)

 

今はiOSアプリiM1があり、タッチパネルを活かしたKORGお家芸カオシレーター・モードでよりフィジカルな操作が出来そうですね。

 

プラグイン・シンセとしてはかなり古い部類になりますが64bit OSにも対応していますし、Mac / Win、VST / AUと殆んどの環境で使えるので( プロツールス以外? )前にこのブログでもふれたXpand!2とともにぜひおすすめしたいプラグイン・シンセです。

個人的にはKORG Legacy Collectionの中ではこのM1が一番好きですね。

 

KORG Legacy Collection M1 メーカーサイト

www.korg.com

 

KORG Legacy Collection - Special Bundle
¥19,980

www.korg.com

 

 

KORGコントローラー製品を買うとM1 Le がついてくるんですがM1 Leをユーザー登録するとKORG Legacy Collectionが約半額の¥9,975で買うことが出来ます。

 

KORG USB MIDIコントローラー nano Studioシリーズ

 

KORG USB MIDIコントローラー nanoシリーズ

 

KORG USB MIDIキーボード microKEYシリーズ

 

KORG USB MIDIキーボード microKEY AIRシリーズ

【ソフトシンセ・レビュー】Steinberg HALion Symphonic Orchestra

HALion 5 / HALion Sonicの拡張音源のレビューのラストは

HALion Symphonic Orchestra ( 以下HSO )です。

 

この音源はかなり前から持ったんですが全然使ってませんでした。。。っていうか持ってたの忘れてました^^;

スタインバーグ・キーにライセンスが入っていたのでダウンロードしてすぐ使えました。

元々ないものだと思ってた ( 忘れてただけですが… ) ので、かなり得した気分です ( 笑 )

 

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HALion Symphonic Orchestra 主な特徴

・弦楽器、金管楽器木管楽器、打楽器のリアルなサウンドを収録したシンフォニック オーケストラ音源
・様々な奏法を含む、100以上のパッチ、コンビネーション
・豊かなダイナミックレンジとアーティキュレーションがもたらす高い表現能力
・RealAmbience によるリアルな音場の再現

 

プリセット一覧

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ストリングスを中心に、ブラス系、打楽器って感じですね。 

 

■気に入っている点■
・オーケストラの総合音源が気軽に導入出来る


■惜しい点■
オーケストラ総合音源ではあるけどオーケストラの全ての楽器を網羅しているわけではない

 

■個人的評価(★5点満点)■

サウンド   ★★★★

操作性    ★★★★

視認性    ★★★★

負荷の軽さ  ★★★

拡張性    -----

お買い得度  ★★★★★

 

■個人的な使用用途 / シンセサイズの傾向(▲5段階)■

ストリングス ▲▲▲▲▲

ブラス       ▲▲▲▲

リズム    ▲▲▲

 

■おススメジャンル■

クラシック

BGM

サウンドトラック

ポップス

 

■総評■

拡張音源の中では¥14,040と拡張音源の中では1番高額ですが、オーケストラのサンプリング音源って基本的に数万~数十万と高額なので、その中でもHSOはかなり安価で手軽にオーケストラを拡張することができます。大企業のなせる業でしょうか。

 

HALion / HALion Sonicにもオーケストラ系の音は入ってますが、やはり専用音源のこちらの方がリアリティは高いです。

 

Native Instruments KONTAKTのファクトリーに入ってるオーケストラ音源もかなり使えますが、HSOの音源もまたKONTAKTとは被らないな奏法や良さがあるので両方持っていても損はないと思います。マシンスペックに余裕があれば両方重ねたりも出来ますしね。

 

KOTAKTは一度キーを押すと奏法が切り替わりますがHSOは押しっぱなしで奏法を切り替える感じです。

 

個人的にはオケ系音源、民族楽器音源、ドラム音源のサンプリングものはいくらあっていいと思っています。

 

Cubase / HALionユーザーで「オーケストラの打ち込み始めてみたい」とか「シンフォニック系のサウンドを取り入れてみたい」といった初心~中級者の方には特におすすめできますね^^

 

HALion Symphonic Orchestra 製品ページ

https://japan.steinberg.net/jp/products/vst/halion_symphonic_orchestra/details.html

 

HALion 5 製品ページ

https://japan.steinberg.net/jp/products/vst/halion/halion_5.html

 

HALion Sonic 2 製品ページ

https://japan.steinberg.net/jp/products/vst/halion/halion_sonic_2.html

 

現在購入するとHALion 6 / HALion Sonic 3 へ無償アップデートが可能です。

( 2017年2月5日現在 )

 

【ソフトシンセ・レビュー】Steinberg HALion Hypnotic Dance

今回はあんまりネット上で情報がない ( 笑 ) HALion Hypnotic Danceです。

 

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Hypnotic Dance おもな特徴

・300種のシンセサイザープログラム
・100種のステップモジュレータープリセット
・直観的な GUI からダイレクトに音色をコントロール

 

プリセット一覧

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Hypnotic Danceは単体だとかなりエディットが限られていますが ( っていうかほぼ出来ない )、HALion / HALion Sonicの画面の右上にあるエディットボタンを押して( もう一度押すと元に戻ります ) 読み込むとオシレーターやフィルターなどのエディットが可能になります。

 

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■気に入っている点■

・ステップを再生してフレーズをDepthつまみを操作することによって動きのあるサウンドが作れる


■惜しい点■

・プログラムによってゲートのステップ、フレーズのステップと決まっていて自由度が少ない

・音色のバリエーションが少ない、単体起動だとオシレーターのエディットが出来ない

・ステップは演奏ではなく、音そのものをモジュレーションしているためMIDIで書き出せない

・個人的に使用用途があまり見つからない

 

■個人的評価(★5点満点)■

サウンド   ★

操作性    ★

視認性    ★★★

負荷の軽さ  ★★★

拡張性    -----

お買い得度  ★

 

■個人的な使用用途 / シンセサイズの傾向(▲5段階)■

パッド      ▲▲

シンセリード   ▲▲

 

■おススメジャンル■

テクノ

トランス

EDM


■総評■ 

操作は簡単ですが、ステップもかなり限定されてるし自由度が低いです。

 

これならHALion音源のVAシンセのTriumAURONなどを使った方がよっぽどクリエイティヴになれる気がしました。

 

追加ライブラリーのTriebwerk」「Dark Planet」と違ってこのソフトならではっていう売りがないので残念ながらお得感が殆どないです。

 

サンプル音源などもないので容量は96MB

この内容で¥4,000は高いかな。

 

全く使えないわけじゃないけど他で代用出来ることが多いのです。

拡張音源というよりHALionにステップ・モジュレーター追加するみたいな感じですね。

 

HALionの内臓シンセは書き出し可能なステップ・シーケンサーもついてるものも多いのでこのソフトを単体販売する意味があまり感じられませんでした。

 

結論からいって個人的には「ハズレ」でしたね。。。

 

個人的にはHALionライブラリー・コレクターの方以外にはおすすめ出来ません(^^;

 

Hypnotic Dance 製品ページ

https://japan.steinberg.net/jp/products/vst/hypnotic_dance/details.html

 

HALion 5 製品ページ

https://japan.steinberg.net/jp/products/vst/halion/halion_5.html

 

HALion Sonic 2 製品ページ

https://japan.steinberg.net/jp/products/vst/halion/halion_sonic_2.html

 

現在購入するとHALion 6 / HALion Sonic 3 へ無償アップデートが可能です。

( 2017年2月4日現在 )

 

【ソフトシンセ・レビュー】Steinberg HALion Dark Planet

Steinberg HALion強化月間ということで引き続き、拡張音源のDark Planetをレビューしてみたいと思います。

 

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Dark Planet 主な特徴

・ループ、インストゥルメント (ベース、リード、パッド、ドラム、パーカッション等)、エフェクトを含む800種以上のプリセット
・MorphFilter により自在にフィルタリング
プラグインインストゥルメント、または HALion シリーズの拡張ライブラリーとして動作
・直観的な GUI からダイレクトに音色をコントロール

 

プリセット一覧

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リズムは色のついたところの鍵盤は押さえるとテンポに追従したループが鳴ります。( 鍵盤で音程あり )

鍵盤の白い部分は16分で区切られて↓画像のようにキーの順に打ち込んで再生するとループと同じフレーズになります。

入れ替えて別のフレーズを作成することも可能です。

 

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■気に入っている点■
・いわゆる効果音 / SE系の音が豊富に入っている

・パッド / シンセ / ベース音などもそれなり使える


■惜しい点■
・サンプリング系はエディットの幅が限られている( HALion / HALion Sonicで起動すればある程度エディットが可能 )

 

■個人的評価(★5点満点)■

サウンド   ★★★

操作性    ★★★★

視認性    ★★★★

負荷の軽さ  ★★★

拡張性    -----

お買い得度  ★★★★

 

■個人的な使用用途 / シンセサイズの傾向(▲5段階)■

パッド       ▲▲▲▲

リズム    ▲▲▲▲

SE       ▲▲▲

シンセリード ▲▲

 

■おススメジャンル■

サウンドトラック

エレクトロニカ

アンビエント

インダストリアル

テクノ

トランス


■総評■

HALionのモジュールとしても起動出来ますが、このDark PlanetもVST / AU インストゥルメントとして単体で起動出来ます。

 

HALion / HALion Sonic上で起動すればシンセ系の音色はオシレーターから自由にエディット出来ます。

シンセ系の音はHALionのアナログモデリングを使ってるんでしょうね。

 

こういったシネマティック音源のループサウンドはNaitive InstrumentsEvoveDamageなどがあり、それはド派手で迫力あってカッコ良いんですが場合によっては音が強すぎると感じることもあります。

 

Dark PlanetはやはりHALionの音源ということもあり、派手だったり、歪んだりはしてるけど整ってる感じがしてNIのとは音のキャラクターが被らない気がします。

 

シネマティック系の製品ですがテクノ系なんかでも十分に使える音源だと思います。 

 

個人的にはパッドやシンセストリングスのサウンドも好きですね。

 

Dark Planet 製品ページ

https://japan.steinberg.net/jp/products/vst/dark_planet/details.html

 

HALion 5 製品ページ

https://japan.steinberg.net/jp/products/vst/halion/halion_5.html

 

HALion Sonic 2 製品ページ

https://japan.steinberg.net/jp/products/vst/halion/halion_sonic_2.html

 

 

現在購入するとHALion 6 / HALion Sonic 3 へ無償アップデートが可能です。

( 2017年2月3日現在 )