0からのシンセサイザーのくりっぱーことKurippertronixxx@Kurippersynthです。
先日お友達で音楽プロデューサーの
クラカワさん(@TomoyaJuku)に
CLAVIA DMI Nordlead
というシンセサイザーををお借りしました!
CLAVIA Nordlead クラヴィア ノードリード 操作方法 その1 ~基本操作編~|初心者でもわかる 解説
このNordleadというシンセサイザーは
スウェーデンのCLAVIA DMI社が
1995年にヴォーチャル・アナログ・シンセサイザー
として登場しました。
それまでのデジタルのシンセサイザーというのは
いわゆるワークステーション型というスタイルが主流で
音源はPCM(サンプリング)が中心でした。
いかに多い発音数(当時は64~128音)
いかに多い容量を使ってリアルな生楽器の音を再現するか
ということが求められていました。
そんな中、Nordleadは
同時発音数4音(拡張可能)
エフェクトなし
シーケンサーなし、画面表示は2ケタの数値のみ
というものでした笑
かわりに操作のほとんどは
つまみとボタンでおこなうという
アナログシンセサイザーの原点に回帰した操作
でした。
Nordleadのサウンドは
デジタルの演算でアナログサウンドを再現しています。
いわゆる生楽器の再現はできませんが
シンセサイザーとしての豊かな表現が
デジタルの中で再現されていました。
当時のシンセサイザーは
黒を基調としたものが多かったのですが
真っ赤なボディのNordleadは鮮烈に映りました。
アナログシンセサイザーを彷彿させる
たくさんのつまみと赤いボディ。
まさにシンセサイザー界に
「赤い彗星」の如く登場した
CLAVIA DMI Nordlead
ユーザーも電子音系のミュージシャン / プロデューサーから
キーボーディスト/プレイヤーの人まで幅広く使われていました。
1995年の衝撃の登場以来、
またたく間に広まって
各メーカーさんもこぞって
VAシンセサイザーを発売していました。
シンセサイザー界はその後しばらく
ヴァーチャル・アナログブームでした笑
CLAVIA DMI Nordleadを使ってみて思ったのは
アナログ・シンセサイザーを再現しつつも
デジタル的な音の変化をする
まさに
「Nordleadという楽器」
の音がするシンセサイザーでした!
CLAVIA DMI Nordleadは
シンセサイザーの音作りの基本は踏襲しているので
現代のヴァーチャルアナログ系の
応用できると思うので
動画を作ることにしました♪
その後、Nordleadは発展し続けて
現行ではNordlead 4が出ています。
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今回は基本的の操作について。
CLAVIA DMI Nordleadは
画面表示が数値しかないかわりに
ほとんどパラメーターは
つまみとボタンですぐに操作することができます。
CLAVIA DMI Nordleadは
・三角波(Triangle)
・ノコギリ波(Saw)
・パルス波(Pulse)
・ノイズジェネレーター(OSC2のみ)
の波形をもとに音作りしていきます。
FM変調も可能なので
従来のアナログシンセサイザーが
苦手としていた金属的な音も作ることができます。
CLAVIA DMI Nordleadの【LFO 2】は
アルペジエーターとしても使用可能です。
テンポはMIDIで外部機器と同期することも可能です。
〔Portamento〕のつまみをまわすと
音階の変化が滑らかになっていわゆる
ポルタメント奏法的な効果が得られます。
〔UNISON〕ボタンを押すと
音が重なって厚みを出すことができます。
オクターブの変更は〔Oct Shift〕で
瞬時におこなうことが可能です。
【LFO 2】で〔ECHO〕を選択すると
擬似ディレイ的な効果を出すことができます。
※アルペジエーターとの併用はできません。
CLAVIA Nordlead クラヴィア ノードリード 操作方法 その1 ~基本操作編~|初心者でもわかる 解説
操作パネルが左に寄っているのも特徴で
右側にエフェクターとかパソコンのキーボード置いたり
かなりおしゃれ感の高いシンセサイザーでしたね。
そして個人的なことなのですが
このCLAVIA DMI Nordleadの
クラカワさんの前のユーザーさんは
ギタリスト / 音楽プロデューサーの
ハッカイさんこと渡邉博海さん(@HackaiW)
だったのです!
ハッカイさんは音楽関係の書籍もたくさん執筆されていて
じつはくりっぱーが0から音楽をはじめる
きっかけになった書籍
「コンピューターミュージック入門」
の著者のおひとりでもあったのです!
久しぶりに高校生の頃に買ったぼくの人生での最重要書籍をひっぱり出してみた。
— くりっぱー@0からのシンセサイザー (@Kurippersynth) 2020年6月26日
多分この本に出会えてなければ音楽やってなかった。
シンセサイザーと作曲に興味を持ってたくりっぱー少年が
現在の電子音楽家の
「くりっぱーとろにくす」
になるのは
すべてはここから始まったんだなぁ、、、。 pic.twitter.com/NlYks9GeIi
ギタリストでもあるハッカイさんは
Tokai Talboというギターを
長らくメインギターとして使われていたそうなのですが
ぼくのメインギターもTokai Talboだったりします!
話はNordleadに戻って
ぼく自身は長年Nordlead 2を愛用していました!
制作にライブに
「くりっぱーサウンドの絶対的エース」
でしたが
DAW中心になって環境も変わって
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見にきていただけるとうれしいです^^