0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
伝説のアシッドベースシンセサイザーの改造を再現した
Behringer TD-3-MO
のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
今回はBEHRINGER TD-3-MOの
CVの基本的な操作についての解説です。
CV(Control Voltage)とは
MIDI以前の電圧の信号でシンセサイザーのコントロールをする機能で
自由度の高さやフィジカルな操作性から
昨今のモジュラーブームとともに現代のシンセサイザーのスタンダードになっています。
いままでの機能は基本的にTB-303およびDevil Fishの再現でしたが
BEHRINGER TD-3-MOならではの機能として
CVによる入出力があります。
今回はCV機能のあるマシンの中で
くりっぱーチャンネルではじめて取り上げたマシンでもあり、
現在もくりっぱーのマシンの中でも「絶対的エース」の
BEHRINGER NEUTRONを使ってみました。
前回のTD-3-MOのシーケンサーを使ってNEUTRONを鳴らします。
TD-3-MO【CV OUT】(ピッチの情報)▷NEUTRON【OSC】
TD-3-MO【GATE OUT】(オン / オフ)▷NEUTRON【E.GATE】
という感じでCV接続します。
TD-3-MOのシーケンサーでNEUTRONを演奏できました。
CVならではの特徴でアクセント、スライドもそのまま再現されます。
(基本MIDIではピッチ情報だけだと思います。)
TD-3-MO【ACCENT OUT】▷NEUTRON【SHAPE】
につなぐとTD-3-MOのシーケンスのアクセントのステップの時に
NEUTRONのSHAPE(オシレーターの波形)が変化します。
続いて
TD-3-MO【ACCENT OUT】▷NEUTRON【LFO RATE】
に接続します。
アクセントによってLFOのRATE(スピード)が変化します。
続いて
TD-3-MO【FILTER OUT】▷NEUTRON【OSC】
に接続します。
今度は逆のNEUTRONのCV OUTからTD-3-MOをコントロールします。
NEUTRON【OSC】▷TD-3-MO【FILTER IN】
に接続します。
NEUTRONのオシレーターの波形を変えると
TD-3-MOのフィルターのサウンドも変化して楽しいです。
【FILTER IN】
【FILTER FM IN】
【FILTER CV IN】
TD-3-MOのフィルターは3つの【CV IN】があります。
TD-3-MO自体にLFOはありませんが
外部CV(NEUTRONのLFO波形)で
TD-3-MOのオシレーターを変調することも可能です。
【FILTER IN】
【FILTER FM IN】
【FILTER CV IN】
【ACCENT IN】
【SLIDE IN】
【CV IN】
【SYNC IN】
にそれぞれ接続してLFO変調することが可能です。
NEUTRON【OSC】▷TD-3-MO【ACCENT IN】
に接続するとアクセントボタン押した時のみLFOがかかるので
リアルタイム性が出て楽しいです!
【CV IN】では外部のシーケンサーでTD-3-MOを鳴らしたり、
ピッチの変調が可能になる感じですね。
続いてTD-3-MOを使って
KORGさんのminilogue xdを鳴らします。
minilogue xdは操作もシンプルで4ボイスのアナログ / デジタルの
ハイブリッドシンセサイザーなので使い勝手が良いです。
NEUTRONの時と同様に
TD-3-MOの【CV OUT】【GATE OUT】を
minilogue xdの【CV IN 1/2】に入力します。
minilogue xdの【PROGRAM EDIT】▷【CV IN MODE】で
「CV / GATE」に設定します。
TD-3-MOのシーケンサーでminilogue xdを演奏できます。
minilogue xdはデジタルエフェクトも搭載していますし、
TD-3-MOのシーケンサーでデジタルオシレーターを鳴らすのはまた楽しいですね。
動画ではやりませんでしたがminilogue xdの
【PROGRAM EDIT】▷【CV IN MODE】「Modulation」
にして変調したりしても楽しそうですね。
モジュラー・シンセサイザーも開発してる
BEHRINGERさんだけあって
TD-3-MOをはじめとする
いわゆるクローン機といわれる
ほとんどCVの入出力があるので単体で使う以上の多用な使い方が可能になります!
個人的にはこのTDの変態シーケンサーで
他のシンセサイザーを鳴らせるのは楽しいですね♪