0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
“新世代ウェーブテーブル・シンセサイザー”
KORG modwave
のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
前回に引き続き今回もKORG modwaveの
基本的な操作についての解説です。
シンセサイザーの変調の要、【LFO】はLow Frequency Oscillatorといって低い周波数のオシレーターで各パラメーターを変調する機能です。
KORG modwaveでは
〔FILTER〕明るさ
〔AMP〕音量
〔PITCH〕音程
〔OSC 1〕〔OSC 2〕オシレーターの形の変化
がデフォルトで変調可能ですがモジュレーション機能で自由にルーティングが可能でさまざまなパラメーターを変調可能です。
wavestateには「ウェーヴシーケンシング 2.0」というシーケンス機能がありましたが、
modwaveには「モーションシーケンシング 2.0」という機能があります。
「モーションシーケンシング 2.0」はボイスごとに動作してタイミング、ピッチ、シェイプと4組のステップ・シーケンサーの値(Seq A~D)を、それぞれの”レーン”で個別に設定できます。
通常のシーケンスも可能ですが、異なる数のステップや、ループ・スタート、ループ・エンド、ループ方向、ステップのランダム再生をレーンごとに個別に設定できます。
各レーンの各ステップでは、そのステップを再生するProbability(確率)も設定できます。そして、これらの設定や他のパラメーターに、ベロシティ、LFO、エンベロープ等でモジュレーションをかけることができます。
「モーションシーケンシング 2.0」ではランダマイズもコントロール可能ですポリリズムや変わり続けるリズミカルなパターンや、スムーズでオーガニックなサウンドが生まれます。
modwaveではより進化してノブの動きをリアルタイムに記録したり、鍵盤でピッチのシーケンスを入力したり、ピッチのシーケンスを再生しながら一定のスケールやキーに当てはめることが簡単に行なえます。
modwaveの「モーションシーケンス 2.0」では【REC】ボタンが搭載されて音階やつまみの動きを直接記録することが可能です。
「モーションシーケンシング 2.0」はwavestateの「ウェーヴシーケンシング 2.0」と、ともにmodwaveの目玉機能なのであとで深堀りしたいと思います!
modwaveにはたくさんのつまみでコントロール可能ですが、【MOD KNOBS】に任意のパラメーターをわりあてしてコントロールすることも可能です。
つまみのないパラメーターや複数のパラメーターをわりあてしてリアルタイムにコントロール可能です。
KORG modwaveでは
【PRE FX】コンプレッサーやディストーションなど
【MOD FX】コーラス、フランジャー、フェザーなど
【DELAY】やまびこ効果
を各レイヤーごとに
【REVERB】残響
【EQ】マスターEQ
をマスターエフェクトとしてサウンド全体に掛けて
合計4系統のエフェクトを同時に使用可能です。
wavestateではベクトルコントロールのジョイスティックがありましたが
modwaveではX-Y パッドを使った【Kaoss Physics】(カオスフィジクス)という機能があります。
Kaoss PhysicsはXYコントロールの定番Kaoss PADを発展させたような機能で指でのコントロールはもちろん、ボールを転がす感覚でスタートさせたり、トリガーソースを使って自動でコントロールすることも可能です。
ピンボールのように反射させたり、または逆からスクロールしたりさまざまな動きが可能でボールの動きはモジュレーション信号として各パラメーターを変調可能です。
この機能もmodwaveならではの機能なのであとで掘り下げます!
サイコロマークのボタンを押すと【RANDOMIZE】機能でランダムにサウンドの生成が可能です。
wavestateもそうですがこのmodwaveのランダマイズもレイヤーごと、プログラムごと、シーケンスごとなどランダマイズの細かい指定が可能です。
とりあえずKORG modwaveの機能を一通り見てきましたが
デジタル波形、モーションシーケンシング、Kaoss PhysicsのXYコントロール、使えば使うほどwavestateと「似て非なるもの」ですね!
操作に関してはwavestateももちろんですが、いままで取り上げたvolcaシリーズやデジタル系のマシンもRoland MC-101、ELEKTRON Model:Cyclesとかでもそうなんですが、最近のデジタル系のマシンはかなり多機能になっていてスペースも限られているので
通常操作にくわえて【SHIFT】や【FUNCTION】ボタンを押しながら~
という操作で別の機能を使うというのが定番になっていますね。
アナログシンセサイザーなんかは基本的に操作パネルがすべて!みたいなとこありますが、デジタル系のマシンは
「SHIFT&FUNCTIONを制するものはマシンを制す!」
的な感じはあります笑
このmodwaveも【SHIFT】を押しながら~の操作はかなり多いです。くりっぱーはwavestateで鍛えられましたが…しばらく使ってないと忘れます笑
初心者やデジタルシンセ慣れてない方は多少慣れが必要ですね(^^;
これからひとつずつの機能を掘り下げていこうと思います!
次回はシンセのサウンドの要、オシレーターのセクションを掘り下げたいと思います。