0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
iPhone版のAnimoogはiPadでも動作するとの情報をいただきました。
Mimimoog MODEL D Appが
アナログシンセサイザーの名機
Minimoog MODEL Dを再現した素晴らしいアプリですが
Animoogはまた別次元の素晴らしいシンセサイザーです。
Moog Animoogはmoogさんにしてはめずらしく(?)
ベクトルシンセシスとウェーブテーブル
を採用したデジタル・シンセサイザーです。
8つの【TIMBRES】(いわゆるオシレーター)を
X軸(横のライン)Y軸(縦のライン)で
音色変化や波形の読み込み位置をリアルタイムに変化させて
豊かな音色変化を得ることができます。
もちろんMIDIを使えば音源として鍵盤でも演奏できますし、
プリセットのサウンドのクオリティも素晴らしいですし、
シンセサイザーの音色としても素晴らしいです。
楽器を演奏できない人も
スケール機能でそれっぽい演奏できますし、
〔HOLD〕ボタンを押せば音が鳴り続けるので
ドローン・サウンド的なこともかんたんにできます。
【X / Y PAD】
メインの演奏画面になります。
X軸(横のライン)
波形の再生位置を動かします。
Y軸(縦のライン)
8つの選択したTIMBRES間を移動します。
【TIMBRE】
いわゆるオシレーターにあたります。8つの波形を選択することができます。
【▷】をタップすると波形の試聴ができます。
【ENV / MOD】
〔ENVELOPE〕ADSRの時間軸に沿って音色の時間的変化をコントロールします。
〔LFO〕低い周波数のオシレーター信号で音を変調(モジュレーション)します。
〔MOD〕モジュレーションの割り当てをします。
【KB SCALE】
Animoogのキーボードが指定したスケールになります。
【4 TRACK】
課金で4トラックのレコーダーが追加できます。
くりっぱー的にはとくにいらんかな、、、(^^;
【SETUP】
MIDIやAnimoogの各種設定をします。
【STORE】
【ORBIT】
X軸〔横の動き〕 / Y軸〔縦の動き〕の動く範囲を設定できます。
〔Amount〕で動く大きさをコントロールします。
〔RATE〕でスピードをコントロールできます。
【PATH】
〔EDIT〕をオンにして点と点をつないでいってベクトルの進む径路を設定することができます。〔RATE〕でスピードをコントロールできます。
【ORBIT】【PATH】はAnimoogの特徴的な機能といえます。
ともに内部 / 外部のシンクも可能です。
【FILTER】
シンセサイザーの音作りで重要な音の周波数(明るさ)をコントロールします。
〔TYPE〕で3つの中からフィルターの種類を選択します。
LP (ローパス)
HP(ハイパス)
BP(バンドパス)
〔FREQUENCY〕
音の明るさをコントロールします。
〔RES.〕
周波数のピークを持ち上げて音にクセをつけます。
【DELAY】
やまびこ効果を追加します。
【RECORD】
ルーパーで音を重ねて演奏できます。
【THICK】
〔CRASH〕
いわゆるローファイ/ビットクラッシュを追加します。
〔DRIVE〕
サウンドを歪ませます。
〔DETUNE〕〔UNISON〕
原音に対して2音/4音の音を重ねて〔DETUNE〕でピッチをずらすことによって厚みを出します。
Animoogはタッチデバイスを生かした
アプリ・シンセサイザーの本質を突いた
シンセサイザーになってます。
びっくりします。
Minimoogがモジュラーからコンパクトな
シンセサイザーのスタンダードを作ったように
Animoogはタッチデバイスの本質を活かした
シンセサイザーであり
「さすがはmoog!」
と今さらながら思いました!
モノフォニックのアナログシンセサイザーの
イメージが強いですが
Animoogはベクトル+ウェーブテーブルの
シンセサイザーで和音演奏も可能という
moogさんではかなり変り種な気がします。
Animoog自体、シンセサイザーとしては
ベクトルの仕組みさえ理解すれば
あとは普通のアナログシンセサイザーと
ほぼ同じ感覚で扱えるので
はじめての方のシンセサイザー
としても良いかもしれません。
アナログシンセっぽいサウンドから
デジタルの煌びやかなサウンド、
あらゆる音楽に使える感じですね。
和音を鳴らす事もできますし、
音源としても素晴らしいので
MIDI鍵盤とつないで演奏したり、シーケンス鳴らしたり
【HOLD】機能使ってドローンサウンド作ったり
いろいろ使い道がありますね。
個人的には既存のシンセの再現化ではなく、
タッチデバイスを活かしたという意味で
だと思っています。
MODEL Dのアプリと組み合わせたら最高ですね^^
ちなみにくりっぱーはiPhone版も持っています
こちらもほぼ同等の機能がありますが
やはりiPhoneサイズなので(^^;
音源がドローンサウンド専用で使うのが
良いかと思います♪
ハードウェア / アプリ等の一発録音のマシンライブ演奏を公開しています。
見にきていただけるとうれしいです^^