0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
40年以上の歴史と人気を誇るKORGさんのセミ・モジュラーシンセサイザー、MS-20の現代版、MS-20 miniの動画連動ブログです。
今回はKORGさんのステップシーケンサー『SQ1』を使ってMS-20 miniを鳴らす解説です。
『SQ-1』は1978年オリジナルのMS-20と同時期にMSシリーズをコントロールするシーケンサーとしてKORGさんから発売された『SQ-10』を現代仕様にして開発されたステップシーケンサーです。
『SQ-1』は2 x 8ステップ・シーケンサー
または16ステップのシーケンサーとして使用可能です。
CV / MIDI / USB(電源供給も可能)を備えているので
・CVマシン / モジュラーシンセサイザー
などなどKORG MS-20 miniに限らずあらゆる機器をステップシーケンスでコントロールできます。
電池稼働も可能で一台持っておいて損はないマシンですね ^^
同じKORGさんの製品というのはもちろん、上に乗っけて使ったり、MS-20 miniとも相性抜群です笑
SQ-1は〔CV A / B〕〔GATE〕の2系統のCV信号を送ることができます。
SQ1【CV A / B OUT】➡ KORG MS-20 mini【VCO 1 + 2 CV IN】
SQ1【GATE OUT】➡ KORG MS-20 mini【TRG IN】につなぎます。
2系統の8ステップ・シーケンサー
または
16ステップのシーケンサー
としてシーケンスを演奏することが可能です。
SQ1は【FUNCTION】を押しながらボタンを押すことで様々な機能を使うことができます。
【CV A / B RANGE】ではCVの電圧をコントロールしてオクターブのコントロールなどが可能になります。
【CV A / B BEHAVOIR】ではLINER / MINOR / MAJAR CHROMEのスケールを加えることが可能です。
【MODE】を押して〔ACTIVE STEP〕モードにしてボタンを押すと押したステップを飛ばして演奏します。
【MODE】を押して〔STEP JUMP〕モードにすると押したステップのみ演奏します。
このあたりの機能はvolcaシリーズでもおなじみですね。
【DUTY】のつまみでステップのゲート(演奏の長さ)をコントロールできます。
シーケンスは正方向、逆方向、ランダムなど左上のダイヤルから8種類の中から選択できます。
SQ1【CV B OUT】➡ KORG MS-20 mini【CUTOFF FREQ】(LPF)
につなぐと
MS-20 miniのフィルター(LPF)がSQ-1のシーケンスで変化します。
MS-20 miniの【EG 2 / EXT】と【CUTOFF】のつまみでシーケンスの深さをコントロールします。
KORG MS-20 miniは背面に【MIDI IN】があるのでSQ-1の【MIDI OUT】からコントロールすることが可能です。
※SQ-1には専用のMIDIの変換端子が付いてます。
CVの場合【SLIDE】機能でピッチの変化を遅らせる演奏が可能ですが
MIDIの場合は【PORTAMENTO】の機能でピッチの変化を遅らせることが可能です。
それぞれ逆の機能は使えません。
MIDIでピッチをコントロールすると【CV A / B】が別の機能にまわせるという利点もあります。
SQ-1は【SYNC IN / OUT】が付いているのでvolcaシリーズなどSYNC端子を持ったマシンとつなぐだけでかんたんに同期が可能です。
40数年前にMS-20にSQ-10があったようにMS-20 miniにはSQ-1がマストですね!
SQ-1はあらゆる機器をコントロールできるのでハードシンセ派の方もDTMerの方も持っていて損はない機材です!
(1万ちょいくらいですし笑)
そしてやっぱりKORGさんの製品だけあってMS-20 mini / SQ-1 / volcaの組み合わせは抜群ですね!
もちろんKORGさんの製品以外でも使えるのでこれからガンガン使っていきたいです ^^