0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
BEHRINGERさんのセミモジュラーシンセサイザー、BEHRINGER 2600の動画連動ブログです。
BEHRINGER 2600は往年の名機ARP 2600を再現したセミモジュラーシンセサイザーです。
セミモジュラーシンセサイザーということでパッチングなしでも音を出すことが可能です。
あとパッチケーブルが入ってないので(^^;
パッチケーブルを事前もしくは同時に購入しましょう!【重要】
じつはこの2600はくりっぱーがMNGしたわけではなくて(^^;
先日お友達で音楽プロデューサーのクラカワさん(@Tomoyajyuku)のスタジオに遊びにいったときに
「この2600ずっと欲しくて買ったんだけど、いま使う時間ないからYou持ち帰って動画でも作ってみれば?」
って言われて笑
「…じゃ遠慮なくっ!」
ってことでお借りしてきました!笑
今回はBEHRINGER 2600の基本的な操作の解説です。
ARP 2600は1970年代にシンセサイザー市場であのMoog社のライバルだったARP社から1971年に発売されたセミモジュラータイプのシンセサイザーです。
・機動戦士ガンダムの効果音
・インディ・ジョーンズの効果音
などなど歴史に残る錚々たる作品の効果音の作成にも使用されたそうです!
数多くの著名アーティストに使われた名機ですが個人的にはぼくの大好きなデペッシュモードのアランワイルダー氏やミュートレーベルのオーナー、ダニエル・ミラー氏も使用ユーザーとして有名です。
近年ではKORGさんがアープの共同創業者のデビッド・フレンド (David Friend)氏を迎え限定でこのARP 2600を生産したりしています。
現代では
・Arturia 「ARP 2600 V」
・Way Out Ware「timewARP 2600」
などでソフトウェア上で再現している製品もあります。
Voltage Controlled Oscillators (VCOs)
サウンドの元となる波形のセクションです。
BEHRINGER 2600では3基のVCOを使うことが可能です。
Voltage Controlled Filter (VCF)/Resonator Section
ヴォルテージコントロールドフィルター
あと各ミキシング的なことをするセクションです。
AR/ADSR Envelope Generator Section
AR(アタック、リリース)
ADSR(アタック、ディケイ、サステイン、リリース)
のパラメーターでカーヴを描いて音量、明るさ、ピッチなどのパラメーターを変化させます。
Voltage Controlled Amp(VCA)
各音量をコントロールします。
~マニュアル直訳より~
電圧制御増幅器(VCA)は、さらなるトーンシェーピングの可能性を提供します
両方がブレンドされる前に、電圧制御フィルター(VCF)と並列にミキサーセクション。
最大ゲインでは、VCAはユニティゲインで信号を通過させます。
最小ゲインの場合、VCA回路は信号を通過させません。
Mixer/Reverb Section
2600のサウンドのミキシングとリバーブ(残響)を追加します。
Keyboard/Portamento Section
Portamentoの値を上げると音程の変化を遅らせてピッチの変化にうねりを加えます。
Low Frequency Oscillator (LFO) Section
低い周波数で各パラメーターを「揺らす」機能です。
わかりやすい例だと
・ビブラートのピッチ
・フィルターのオートワウ
・トレモロのアンプ
的な効果があります。
PreAmp / Envelope Follower Section
~マニュアル直訳より~
エンベロープフォロワは、入力信号に基づいて出力電圧を生成します。
入力信号の平均振幅に依存します。 生成されたコントロール電圧の特性を調整して、さまざまな効果を生み出すことができます。
出力は、VCF、VCA、またはVCOにルーティングされます。
入力信号は、エンベロープにフィードするプリアンプを介して調整できます。
配線済みの接続を介したフォロワー。
Envelope Followerの出力には、他の出力への事前に配線された接続がありません
シンセサイザーのセクション。
Ring Modulator Section
金属的な変調を加える機能です。
Noise Generator Section
ノイズを足したり、その音質をコントロールします。
変調のソースとしても使用可能です。
Voltage Processor Section
電圧をコントロールするセクションです。
アッテネーター(信号の減衰)やマルチプル(信号を分ける)機能が使えるとのことです。
~マニュアル直訳より~
電圧プロセッサは、オーディオと制御の両方に3つの異なるプロセッサを提供します
電圧信号。 プロセッサのうちの2つは、信号のミキシングと反転用ですが、
3番目のプロセッサは、信号に可変ラグを適用します。
電圧プロセッサーの出力は、配線済みとしてシンセの他の場所では利用できません。
信号なので、ケーブルが必要です。
Sample & Hold/Electronic Switch Section
ランダム変調や波形をプロファイルして変調する機能です。
Phoneもフロントにあるのですぐにコントロールできます。
BEHRINGER 2600はデジタルスプリングリバーブを内蔵しています。
BEHRINGER 2600はセミモジュラーシンセサイザーなのでパッチングなしでもある程度の機能は使えますが、
パッチケーブルは事前もしくは同時に購入しましょう!【重要】(2回目)
BEHRINGER 2600はそのままVCAで音出すことも可能ですし、MIDI / USB / CVで演奏することも可能です。
動画ではBEHRINGER CRAVEのMIDI OUTからBEHRINGER 2600のMIDI INにつないで音を鳴らしています。
BEHRINGER 2600の【VCO】はAUDIO/LF (KYBD ON/OFF)のスイッチでオシレーターをLFO波形としても使用可能です。
パッチングしていくと音がめくるめく変わって楽しいです♪
2600使うときはMIDI / CVの付いているシーケンサーがあるといいですね♪
USBでコンピューターとつないでDAWで2600をコントロールすることも可能です。
BEHRINGERさんのセミモジュラーシンセサイザーといえば
くりっぱーのシンセサイザー解説動画のデビューにもなった
NEUTRONが最強だと思ってましたし、「NEUTRON大好きだし、ある程度使えるし、セミモジュラー楽勝っしょ」
って思ってましたが、、、かなりわからないことが多いです(^^;
最初音の止め方もわからず、、、BEHRINGERさんの公式の動画見ながら同じスライダーの位置にしたりしてなんとか解決しました(^^;
でも実際使ってみて
セミモジュラーは「NEUTRON一択!」
だったくりっぱーが
BEHRINGER 2600も奥が深くて自分でも欲しくなっちゃいました笑
CVのアナログシンセサイザーを使うときはNEUTRONもですがCRAVEやSQ-1がめっちゃ取り回しが良いことに気付きました!
MIDIでもCVでもアルペジエーター / ステップシーケンサーで鳴らせてパッチングもできる。
コスパもめっちゃ良いし、持ってて損はないですね^^
以前くりっぱーチャンネルでも取り上げたKORGさんのSQ-1なんかも楽しそうです♪
そしてやっぱり
パッチケーブルは事前もしくは同時に購入しましょう!【重要】(3回目)
BEHRINGER 2600 くりっぱーチャンネル再生リスト
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