0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
ArturiaさんのV-Collectionにも収録されているプラグインEMULATOR II Vの動画連動ブログです。
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今回はEMULATOR II Vの サンプルの読み込みや詳細なエディットが可能な【Screen】モードの基本的な操作の解説です。
画面上のモニターか右上の【SCREEN】をクリックするとスクリーンモードでのエディットになります。
ARTURIA EMULATOR II Vは8つのサンプルを読み込んでサウンドを鳴らすことが可能です。
〔Start/End〕
サンプルを再生する区間を設定します。サンプルビューワー上部のスタート/エンドマーカーをドラッグして設定できるほか、数値フィールドに0.00%〜100%の数値を入力して設定することもできます。
〔Transpose〕
サンプルのピッチを上下24半音の範囲でトランスポーズします。
〔Detune〕
サンプルのピッチを半音 (上下各50セント) の範囲で微調整します。
〔Gain〕
サンプルの音量レベルを-80dB〜+24dBの範囲で設定します。
〔Play direction〕
サンプルの再生モードを設定します。モードにはフォワード、バックワード、フォワード+バックワード、バックワード+フォワードがあります。
〔Play direction - Balance〕
再生モードがフォワード+バックワードか、バックワード+フォワードのときにのみ使用でき、フォワードとバックワードの音量バランスを調節します。
設定レンジは100%フォワード〜100%バックワードで、Balanceノブはクロスフェーダーのように動作し、ノブのセンター位置から左へ回すとバックワードの音量が下がり、センター位置から右へ回すとフォワードの音量が下がります。
〔 Trig delay - bypass〕
トリガーディレイのオン/オフを切り替えます。オフ時はディレイの設定値とSyncボタンがグレー表示になります。
〔Trig delay〕
ノートオンの瞬間からサンプルが実際に発音するまでの時間を設定します。トリガーディレイを使用すると、サンプルの発音とともに、そのサンプルで使用するVCF/VCAエンベロープやそのボイスのタイム関連の各パラメーターのスタートタイミングにもディレイがかかります。ディレイタイムは、Syncオフ時では0〜2000ms、オン時では32分音符〜1小節の範囲で設定できます。
〔Trig delay - Sync〕
トリガーディレイのテンポ同期のオン/オフを切り替えます。オン時はディレイタイムは音符単位で、オフ時はms単位で表示されます。
〔Loop on/off〕
サンプルのループのオン/オフを切り替えます。オンの場合、ループ区間がサンプルビューワーに表示されます。
〔Loop - Start/End〕
サンプルビューワー内のループバーをドラッグするか、数値フィールドに入力してループのスタート/エンドポイントを設定します。サンプルのスタート/エンドポイントを超えてループ区間を設定することはできません。エンドポイントはスタートポイントとは別に設定できます。設定レンジは0%〜100%です。
〔Loop - Fade〕
ループがクロスフェードする長さを設定します。設定レンジは0〜1で、0の場合はクロスフェードがかからず、1のときはループ区間の長さと、ループスタートとサンプルのスタートポイントとの区間の間の最短時間がクロスフェードの長さになります。そのため、クロスフェードを効果的に使用するにはループスタートポイントをサンプルのスタートポイント以外の位置に設定する必要があります。
〔Loop - In release〕
In releaseがオンの場合、VCAエンベロープのリリースタイムを長く設定すると、ノートオフ時にループ区間を繰り返し再生しながらサンプルがフェイドアウトしていきます。オフの場合は、ノートオフの時点でサンプルの再生が停止します。
下部の【FILTER】【LFO】【VCA】はメイン画面とほぼ同じです。
【LFO】〔Variation〕では値を上げるとノートごとのLFOの周期(スピード)が変化します。
【VCA】〔PAN〕で左右パンニングをコントロールします。
【VOICE FX】ではEMULATOR II Vの3系統の【EFFECT】とは別にサンプルごとにインサートエフェクトをかけることが可能です。
【OUTPUT】では発音に関する設定をします。
〔Polyphony〕
選択したボイスで使用するノート数をモノ (1ノート) から32ノートの範囲で設
定します。
〔DAC mode〕
DAコンバータのタイプを選択します。
・Vintageはビンテージの12ビットDAコンバータ、
・Modernを選択すると現代風のクリーンなDAコンバータサウンドになります。
〔DAC mode〕の設定はボイスごとに可能です。
【ASSIGN】モードでは各サンプルの鳴るマッピングを設定します。
「Grand Piano」のプログラムは6つのサンプルを音域ごとにわりあてています。
キーによるフェードも可能です。
【Velocity Assignment Mode】 ではキーによるベロシティレンジも設定可能です。
レンジを30〜100に設定すると、そのサンプルは受信したMIDIノートのベロシティ値が30〜100のときにのみ発音します。
【CONTROLS】では
〔Velocity〕ノートオン時の強弱
〔Keyboard〕ノートオンする音域
〔Aftertouch〕ノートオン後のプレッシャー
〔Left wheel〕ピッチベンド
〔Right wheel〕モジュレーションホイール
を使ってどのパラメーターをどのくらい変調するのかを設定します。
3系統のエフェクトはメイン画面よりも細かい設定が可能です。
【ROUTING】で
・3つのエフェクトの直列で出力するか(シリアル)
・3つのエフェクトを別々に出力するか(パラレル)
を選択可能です。
ARTURIA EMULATOR II Vは11種類のエフェクトを使用可能です。
【REVERB】
原音に残響をくわえるエフェクトです。
【DELAY】
遅れて減衰していく音、いわゆるやまびこ効果をくわえます。
【CHORUS】
わずかなディレイ音を重ねて音に厚みや揺らぎをくわえます。
【FLANGER】
入力音の倍音を強調していわゆるジェットサウンドを生み出します。
【PHASER】
入力音のゲインを上げて信号をクリップさせて歪ませます。
【COMPRESSOR】
入力音の音量を均一化します。
【BIT CRUSHER】
音質を下げてデジタルノイズをくわえます。
【MULTI FLTER】
入力音をLP / HP / BP / CombFb / CombFFのフィルターでさまざまな明るさにコントロールします。
【PARAM EQ】
【STEREO PAN】
入力音の左右定位をコントロールします。
ユーザーサンプルを読み込むときは
×
サンプル波形の上の〔Browse〕をクリックします。
(動画では×Brawseになってます(^^;)
コンピューター上のデータではなく任意のデータのあるフォルダを選択します。
サンプルのスタート / エンドやループの設定をして自分好みのサウンドにします。
ARTURIA EMULATOR II V アートリア イーミューレーター 操作方法
ARTURIA EMULATOR II Vは波形合成や変調を駆使するというよりはサンプルを取り込んで基本的なシンセサイズで音を鳴らすというシンセサイザーですね。
くりっぱー的にはARTURIAさんならではの変調機能とか拡張機能がもっと欲しかったですかね。
Vシリーズでいつもモリモリなモジュレーション機能を追加するARTURIAさんにしては変調機能がおとなしいなーって思いました。LFO波形も三角波のみですし(^^;
くりっぱー的にはサンプルのスタート / エンドやループポイントを変調しまくって変な音出したかったですね。
…PIGMENTSでやればいいか笑
とはいえEMULATOR IIの実機なんてお目にかかる機会もないからこうやってソフトで体感できて良かったです♪
プリセットも雰囲気あるのが多いですし♪
現代の使い方としてはサンプル+アナログフィルターのEMULATOR IIの質感を楽しむといった感じですかね。
それを踏まえてFAIRLIGHT CMIやSYNCLAVIAは値段が高いだけあって波形合成とかできたんだなーって思いました。
1980年代後半~2000年くらいまでのDAW / DTMやソフトウェアサンプラーが普及するまではE-muとAKAIはサンプラーの2大巨頭でした。
この2つのメーカーの製品の特徴はサンプラーとしての機能はもちろんですが「ライブラリが充実していた」という点が共通しています。
現在ソフトウェアサンプラーの標準となっているNative InstrumentsのKONTAKTもやはりライブラリが充実してるっていう現実を踏まえるとやっぱりサンプラー=ライブラリの質 / 量なんだなーと思いました。
EMULATOR自体はこの後
後継機のEMULATOR Ⅲや
EMULATOR Ⅳといった機種がありました。
さらにEMULATORシリーズとは別に
スペクトラム合成(ノンリアルタイム!笑)が可能なE-maxというサンプラーがありました。
いつかV-COLLECTIONでE-max Vとかも収録して欲しいですね!
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