0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
Efx FRAGMENTS
のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
ARTURIA Efx FRAGMENTS アートリア 操作方法
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今回はArturiaさんのグラニュラーエフェクト
ARTURIA Efx FRAGMENTSについての
基本的な操作の解説です。
上部にある【Buffer】セクションはオーディオ信号をグラニュラーエンジンで加工するために一旦貯めてリアルタイムに表示します。
〔白線〕
白線は録音ヘッドの位置、つまりオーディオトラック上をDAW と同期して常時スキャンしている位置を表示します。録音ヘッドは、基本的にオーディオトラックを決められた長さでスキャンしてそのオーディオデータをすくい上げる働きがあります。決められた長さが終端に達すると、先頭に戻ってスキャンを再開してバッファの内容を上書きしていきます。
〔黄色線(長)〕
長い黄色線は再生ヘッドです。この位置は変動することがあり、次に抽出されて本プラグインで処理されるグレインの位置を決めるものです。
〔黄色線(短)〕
短い黄色線は、波形から個々のグレインを抽出してグラニュラーエンジンに送る時に短時間表示されます。
〔Buffer Length〕
DAWのテンポと同期したオーディオバッファの長さに設定します。
〔Buffer Freeze〕
バッファ内の内容をフリーズします。
オーディオの再生が続いてもスキャンせずループする状態になります。
〔Buffer Clear〕
バッファの内容を消去します。
DAW が再生中の場合は、このボタンを押した時点からバッファの先頭からスキャンします。
〔Play Head Retrigger〕
【Grain Capture】が〔SPEED〕の場合円を描いている矢印のアイコンが表示エリアの右上に表示されます。この場合、バッファの再生ヘッドはBuffer Length で設定した長さに従って、その周期を繰り返すごとにバッファの先頭から再生を始めます。
【GRAIN CAPTURE】では3つのモードでオーディオをグレインに変換する方法を設定します。
〔Speed〕
0以上の値で録音ヘッドが進行するスピードをコントロールします。
0以下の値にすると逆再生します。
〔Offset〕
白線と黄色線(長)の距離をコントロールします。
〔Manual Scan〕
そのままでは動きませんがモジュレーションやつまみを動かして直接位置をコントロール可能です。
Efx FRAGMENTSのメインとなる機能「Grain Release」では3つのモードでグレインの組み換えや変更、再生方法をコントロールします。
【Classic】
〔Density〕
グレインの密度をコントロールします。
値を上げるとより複雑なサウンドになります。
〔Size〕
グレインの時間的な長さをコントロールします。
フリーかシンクかの設定も可能です。
〔Pitch〕
グレインのピッチをコントロールします。(+-3オクターブ)
14種類のスケールの設定も可能です。
【Texture】
連続的なテクスチャやドローンの作成に特化したモード
〔Layer〕
同時に再生するグレインのレイヤー数を設定します。最低値はシングルレイヤーで、そこから2, 4, 8, 16, 32 というように倍々にレイヤーが増えていきます。
〔Size〕
グレインの時間的な長さをコントロールします。
フリーかシンクかの設定も可能です。
〔Pitch〕
グレインのピッチをコントロールします。(+-3オクターブ)
14種類のスケールの設定も可能です。
【Rhythmic】
グレインからリズミックなパターンの作成に特化したモード
〔Seq Rate〕
16ステップのシーケンサーのスピードを調節します。
〔Size〕
グレインの時間的な長さをコントロールします。
フリーかシンクかの設定も可能です。
〔Pitch〕
グレインのピッチをコントロールします。(+-3オクターブ)
14種類のスケールの設定も可能です。
ステップシーケンサーは0 / 1 / 2 /4(グレインを繰り返す数)を設定してグリッヂのような効果を得ることが可能です。
通常 / 逆 / 前後繰り返し / ランダム再生が可能です。
下の5つのパラメーターは3つのモードで共通です。
〔Width〕
Width ノブは、左右のチャンネル間でのSpray, Size, Pitch の設定にオフセットを持たせることができます。これにより、ステレオの広がり感が変化します。
〔Grain Direction〕
このノブで、グレインが通常再生するか、逆再生するかの確率を調節します。ノブの位置が12時の位置の場合、通常/逆再生が発生する確率は50/50 になります。そこからノブを右へ回していくと通常再生の確率が高くなり、左へ回していくと逆再生の確率が高くなります。
〔Grain Crush〕
このドロップダウンメニューで内蔵ビットクラッシャーのプリセットを選択できます。
グレインに80年代サンプラーの代表機種だったEmulatorや Fairlight CMI のキャラクターなど、バッファの前段にかかるビットクラッシャーを再現したものを内蔵するなどかなりマニアックな仕様です!
〔Grain Shape〕
グレインの全体的な形を選択できます。PIGMENTSのグラニュラーシンセシスでもありましたが選択した形をGrain Shapeノブで調整することができます。
〔Random Fine〕
個々のグレインのピッチにランダムなバラつきを加えます。
【GRAIN QUANTIZATION】ではバッファ内のグレインにクォンタイズをかけることでグレインを取り込む再生ヘッドの位置をより正確にコントロールすることができます。
〔Off〕
クォンタイズがかからない状態になります。
〔Transient〕
バッファ内の音量ピークを認識します。再生ヘッドはSpeed/Offset/Manual Scanノブで設定したスピードでスムーズに移動し、グレインは再生ヘッドの直近の音量ピークで生成されます。音量ピークの検出感度は小さなノブで調節できます。
〔Grid〕
バッファが均等なリズムのグリッドに分割され、そのグリッド上にあるグレインを再生ヘッドが拾います。グリッドの細かさは小さなノブで8,16, 32分割のいずれかにセットできます。
ARTURIA Efx FRAGMENTS アートリア 操作方法
今回ARTURIA Efx FRAGMENTSのグレイン機能一通り使ってみましたが
操作自体はシンプルですがかなり複雑なサウンドが作れるという印象です!
ほとんどのパラメーターは次回のモジュレーションやらオートメーションで時間的な変化を加えることも可能なので使うのが楽しみです♪
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